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加藤文元 / 角川ソフィア文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
N.Yokoyama
ガロアを知る上での良書
天才数学者ガロアの短い生涯が、当時のフランスの時代背景とともに詳細に描かれている。 ガロアについての逸話は、色々な書物に書かれているのだと思うが、この本を読んで結構間違って伝えられているのではないか…と思うところが割とあった。著者は、本当にそういう話だったのかと、史料などから再検討している部分も多く、実際のガロア像を掴むのに非常に良い一冊だと思った。 コーシーのような大数学者が、ガロアの能力を正しく評価できなかったとか、よく聞く逸話ではあるが、これも実際はそうではなく、それがまたガロアの悲劇を一層深刻にしているような感じもした。 決闘についても、謎が多いようだが、数ある説について考察をしてはいるが、一応客観的事実を述べるにとどめている。 ガロアという天才数学者を知る上では、とても良い一冊だった。続きを読む
投稿日:2021.06.06
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HiroIwao
ガロアの生涯と当時の時代背景などについてよくまとめられた本だと思いました。数学的な業績については、別途勉強しないといけませんが、それを作ったガロアやその時代背景、社会情勢などをよく知ることができました…。 レ・ミゼラブルのマリウス・ポンメルシーとほぼ同世代ということは、この書籍を読むまで気がつきませんでした。社会情勢については、レ・ミゼラブルでの描写も参考にしながら読み進めていました。続きを読む
投稿日:2023.01.15
silver77
時代背景にも詳しく言及があり、ガロアの生きた王政と民主主義の狭間の混沌を感じることができた。しかし15歳で数学を始めて20歳までの5年間で一つの大きな体系を作り上げるとは。どういう脳の構造をしているん…だ。。ここまでの天才でも基礎的な数学はそれほど学校の成績が良かったわけではなく、物理は全然良くなかったというのは意外だった。続きを読む
投稿日:2022.01.13
corpus
コーシーやルジャンドルの評価が高くなっていた。ガロアの評価は冷静に掘り下げていると思った。 グロタンディークは自分のことをガロアの生まれ変わりだと言っていたが、数学に強烈な集中を注いだこと、不遇の待…遇を受け、政治活動の道へと行ったこと、構造主義的な数学の精神を受けついでいたこと、この辺が共有されているのかなと思った。ガロアコホモロジーっていうのもあったなと思った。続きを読む
投稿日:2021.11.23
hiroshirakawa
現代数学を先取りする理論を構築するも決闘で若くして亡くなった天才数学者の生涯。孤独な天才数学者と激しい政治活動化という二面性は、7月革命やコレラの蔓延など激動の時代ゆえなのかもしれません。いずれにしろ…、「時代に殺される」というのは悲しいものです。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/11/blog-post_17.html Amazon↓ https://amzn.to/32O1cha続きを読む
投稿日:2020.11.17
seiyakumada
偉大な数学者ガロアの物語。数学者というと、静かな書斎で一人黙々と計算をしているイメージがありますが、彼は違いますね。波乱万丈の生涯でありました。数学を学んでわずか数年の若者が、それまでの数学にない新し…い概念を生み出せたことにビックリします。ガロアは、レ・ミゼラブルと同時代の人なんですね。続きを読む
投稿日:2020.07.12
masudahidehiko
ガロアの”特別扱い”については腑に落ちた。「悲劇の人生」については、不運と言うよりは自業自得に近いんだな。 功績についてはきちんと評価されていて、数学者ならではのバランスの取れた評伝。 しかしながらな…くなってしまった論文については惜しい…続きを読む
投稿日:2020.02.24
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