【感想】奈落

古市憲寿 / 新潮社
(47件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
5
18
16
3
1

ブクログレビュー

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  • ちゃ。

    ちゃ。

    『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど…
    あまり良い感情ではないと思うんだよな…
    個人的には…
    でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ…

    届かない怒りほど虚しいものはない。

    古市さんの話は、感情を学べるなって思ってて、今回もそれだった。
    時間の経過によって感じるであろう変化を、想像上だろうけど、繊細にリアルに描かれていると思う。
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    投稿日:2023.10.25

  • ゆんちゃん

    ゆんちゃん

    突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。
    その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。
    他人事とは思えないようなリアリティ。

    誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。

    古市さんの特徴であるフラットな文章に慣れていくと、最後のショッキングなシーンに面食らう。
    しかし、そのショックすらも現実のものであると感じる。

    社会学者として多くの物に触れてきた古市さんだからこその視点、書き方であり、他の小説のはまた違った楽しみ方ができると感じた。
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    投稿日:2023.07.21

  • s

    s

    自分がいまどれだけ自由に恵まれているのか、それがどれほど尊く幸せなことなのか、そのことを改めて捉え直し、どう生きるべきなのかを考えなおし、襟を正そうと思える小説でした

    投稿日:2023.03.07

  • よつば

    よつば

    途轍もなく残酷で救いがない物語。

    主人公は人気絶頂の女性シンガー・藤本香織。
    17年前の夏、ステージから転落し全身不随の身体になる。
    それ以上に残酷なのは意識だけは明晰に残っていると言う事。

    善人の仮面を被って寄り添う母、性的虐待を繰り返す父、香織の金だけが目的の悪魔の様な姉、見たくも知りたくもない家族の本性を、否が応でも傍で感じなければならない香織の心中を想像するだけで胸が苦しくなる。

    眼球でのコンタクトが取れれば、少しでも声が出せたらと願いながら読み続けるも容赦ない展開にやり切れなさが募る。

    最低最悪な家族小説。
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    投稿日:2023.02.15

  • ソウ

    ソウ

    どうか救いがあってくれと祈りながら読みました。読み終えてからもやもやした感じがずっと残っててつらい、

    投稿日:2022.11.03

  • miyous

    miyous

    このレビューはネタバレを含みます

    ラジオで古市さんが救われない話を書きたかったと言っておられて読んでみたかったけど本当に読めないぐらいに救われない話だった。
    途中まで読んで挫折。
    幸せになってくれたらと思って最後を読んだけど全然だった。

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    投稿日:2022.07.18

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