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佐々木俊尚 / 光文社 (20件のレビュー)
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総合評価:
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ino.
・時代の早さに驚いたりついていけずに焦ったり、それが無意識的にストレスになり不安を抱える。この時代を生きることは本当に難しいのかもしれない。どう生きるかは永遠の課題だし先の見えない予測できない未来に対…して思考し続ける事は現代人の悩みでもある。そんな現実への処方箋のような形でこの本は希望を与えてくれる。テクノロジーの進化で世界は劇的に変わる。その中で自分が最適化できれば視野が広がりそうな気がする。過去、現在、未来を材料にさまざまな角度から人間を考察する深みのある哲学の本でした。続きを読む
投稿日:2024.03.24
だい
過去現在未来時間軸は一方向に進むことが当たり前である しかしその概念もない人民族がいる クラウドの登場により音楽映像の世界では当たり前のように起こっている 記憶は美化されるのだろうか 過去は消滅しなく…なった 体験も夢も幻である忘れてもらえない 因果を超えた認識 大数 数式なし⇒確率 べき乗 ⇒AI 学習 自由を考える 見えない支配 ナッジの本質 選択 vs 抑圧 選択は自由ではない 空間遍在のテクノロジー 3次元感覚 「生」に目的は必要ない ゴンドクナ神話と ローラシア神話 知能と知性 田坂広志 強いAI 弱いAI 特化型 汎用型 ポストトゥルース(脱真実) フェイクニュース ナッジ(セイラー)リバタリアニズムでありパターナリズムである 続きを読む
投稿日:2023.10.22
doggy
理解できなかった。部分部分は分かりやすく解説されているのだが、全体を通して掴めなかった。 学び 因果でも確率でもない、共時の物語があると捉える←集団的無意識 空間の認知能力は必要、世界を立体で捉える… 機械学習は画像である。続きを読む
投稿日:2023.03.14
chanasu
このレビューはネタバレを含みます
ここ30年くらいの電子機器の進化とそれがもたらした人間の時間の捉え方の変化、社会の変化についてまとめてある本。映画や音楽、SF、アニメについても交えて書いてあるのでサラッと読めた。 インターネットと自分との関わり方をみつめ直すいい機会になった。あまり考えすぎるのもよくないのでたまにはスマホの電源をオフにして散歩に行こうと思った。 以下、ネタバレを含む詳しい感想。 ・デジタルは場所をとらず劣化もしないので便利だが、本当に好きなものはある程度、物理的に持っておいた方がいいと思った。 ・記憶が一貫しているというのがその人であるという考え方のことを経験主義というと知った。先日読んだ『クララとお日さま』にも通じるものだと思った。 ・高度な思考をするためには抽象化が必要。抽象化のためには忘れることが必要。色あせない記憶は抽象化できないのでむしろやっかいなのだそうだ。忘れることを恐れないようにしよう。 ・ポナンザの開発者曰く「知能=画像」かもしれないとのこと。記憶力のチャンピオンも頭のなかに画像を思い浮かべているというのをきいたことがあるし、イメージすることを大切にしよう。 ・「人は目的のために生きているのではなく、今生きているから生きるのだ。」 ・SNSでは過去は消えないものになりつつあるので、どんな言葉もネット上にあげた時点で他者と繋がっているということを忘れてはいけない。SNSは壁打ちではないし、そこには壁ではなく生身の人間がいる。生身の人間に言えないことはSNS上でも言うべきではない。当たり前だけど忘れてはいけないこと。
投稿日:2021.11.04
tthitsuji
<目次> プロローグ未来は希望か絶望か 第1章鮮明な過去は常に改変され郷愁は消える 第2章過去は物語をつくってきた 第3章因果の物語から、機械の物語へ 第4章自由という未来の終焉 第5章摩擦・空間・遍…在のテクノロジー 第6章新しい人間哲学の時代に エピローグひっそりと、ともに歩く p173~いったん安定したように見えますが、再び臨界 状態へ徐々に進んでいく~つねに安定、臨界、崩壊の 間をふらふらと揺れ動いているのが自然の姿 p233選択したり判断したりする回数を減らしたい ~判断疲れになるから p237ナッジ、そっと注意喚起をすること p3593つの感覚、摩擦感覚、空間感覚、遍在感覚 ~これらが重なりあったときに、世界にしっかり つなぎとめられているという感覚い変わる 佐々木氏はこうした内容の本を書く人とは、知らな かった。でも、いつもヒントがここにある。続きを読む
投稿日:2021.08.09
Takamaru Suzuki
テクノロジーの進化に伴い生じる時間と空間の認識における大きなパラダイムシフトを、因果・確率・べき乗則・機械の4つの物語、摩擦・空間・遍在の3つの認知感覚によって解きほぐし、新たな哲学を指し示す。 卑近…な具体例と広範な論理的裏付けを多用しながら丁寧に論を積み重ねた上で、オートポイエーシス及びユングのシンクロニシティに思想的な出口を求め、やがてナラティブに哲学的解答を見出していく。著者の知識的守備範囲の広さ、一つ一つの糸を織り込んでいく知性と慧眼に拍手。続きを読む
投稿日:2021.08.01
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