独ソ戦 絶滅戦争の惨禍

大木毅 / 岩波新書
(93件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • 小田 浩彦

    小田 浩彦

    ドイツのバルバロッサ作戦は、ソ連を政治的に屈服させると言う目的だけでなく石油を得るとかフィンランドを屈服させるとかの複合目標を持たせられたことが失敗の要因の一つではないか?ミッドウェーがそうであるように。続きを読む

    投稿日:2021.02.08

  • yasutow

    yasutow

    独ソ戦が他の戦争と違い、指導者の、それも独裁者の意思としても殲滅戦であったという点など、目を開かされる一冊。

    投稿日:2021.02.02

  • きのさん

    きのさん

    悲惨そのものといってよい。
    そもそもヒトラーを始めとしたドイツ第三帝国の戦争目的が、人種偏見を下敷きにした絶滅戦争、相手方をひたすら搾取するための戦争だからだ。
    それを相手にしなければならなかったソ連のスターリン。彼は彼で独裁者であり、周囲を敵としか見ていない。お互い最悪の相手であり、独ソ戦がこんな悲惨なものになるのは、運命的なものだろう。
    また、ドイツ人が自分達の生活を享受するために、戦争に無意識、意識に関わらず共犯者として関わったことは、戦後のドイツの反省に大きく影響を与えたと思う。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.31

  • reso100

    reso100

    独ソ戦ではレニングラードの900日包囲は知っていたが、個々の戦闘については本書で初めて知った.ソ連の情報がオープンになっていなかったことは予想できたが、ドイツの方もかなり隠蔽していたようだ.日本もだが.お互いが得た情報を的確に判断することができなくなり、多くの兵隊さんが無残な死を強いられたことは事実だが、どこかで終結する手立てはなかったのだろうか.世界観戦争、収奪戦争、絶滅戦争と名付けられた独ソ戦だが、そこに至るまでに阻止すべきだったと痛感する.続きを読む

    投稿日:2021.01.17

  • ia

    ia

    独ソ戦どころか戦史にからきしな自分でも一応読むことができた。
    ヒトラーやスターリンにあらゆる責任をみるようなこれまでの通説を否定しながら、史料をもとに新たに独ソ戦を解釈し、その流れを簡単にまとめている

    それぞれの作戦や戦況を追っていくのには慣れなかったが、戦略と戦術の違いとか、超基礎の部分の解説もされており、初心者にもとっつきやすい。
    独ソ戦は通常の戦争だけでなく、世界観戦争、収奪戦争としての面も併せ持つ複合戦争であり、それが絶対戦争に変質していったとあるが、この辺りは背景に殆ど触れていないので正直掴みにくかった。


    今だと優性思想とか絶滅戦争とか聞いても現実味が薄いのだが、引っかかるのは当時のドイツ国民が共犯者だったという点だ。

    ヒトラーにとってはドイツが生き残る為には生存圏の獲得が必須であり、ソ連を打倒し東方植民地を得る事が必要であった。
    実際ヒトラーはWWⅠの反省を踏まえて戦争終盤でもドイツ国民に過剰な労働や制約を強いなかった。代わりに苛酷な労働に従事したのが、ソ連軍捕虜や強制連行したポーランド人やユダヤ人労働者等であった。
    このように他を犠牲にしてでもドイツ国内の高い生活水準を保ち、その特権を享受し続けたドイツ国民にとって、抗戦を放棄することはもはや出来なかったということらしい。
    これは何だか居た堪れない気になる。
    当時のドイツ人が世の中をどれほど把握していたかは謎だか、現在自分は日本という国に生まれた特権に甘え続けている。ODAだとかフェアトレードだとか、現地雇用によってwin-winとか、それらが割とまやかしである事を知っていても、今の特権を手放した生活を、具体的に思い描くことは出来ない。

    最近は人種による差別の否定が当たり前になったと感じていたが、ひとたびコロナが流行ったら、アジア人の排斥が当然のように行われるようになった。
    今のSNSによる迎合と排他は、時折に凄まじさすら感じる。
    "ヒトラーによる絶滅戦争"という響きはすでに遠いもののようだが、人間と人間社会の本質はいつも対して変わらないように思えた。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.13

  • ohikioya

    ohikioya

    「2020年新書大賞第1位」の金色の帯に惹かれて買った口です。たいへん重い内容でした。知らない事ばかりでたいへん勉強になりました。

    投稿日:2020.12.21

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