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オキシタケヒコ / 東京創元社 (4件のレビュー)
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総合評価:
guusan
宿命、羨望、そして希望
センス・オブ・ワンダーを感じたので星4つ。平林君とは、主人公である私の雇い主であるスミレさんが、異星人パイロットにつけたあだ名。平林君はイソギンチャクのような生命から進化した知的生命体。主人公は、でき…るならイソギンチャクかカイメンに生まれ変わりたいと思っている私。この平林君と私の対話が興味深かった。銀河宇宙に広がる通商網とは。宿命、羨望、そして希望を感じた。続きを読む
投稿日:2021.07.23
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脇 草太郎
創元SF短編賞正賞・優秀賞(佳作)受賞者が勢揃い。〈宇宙編〉では高山羽根子(第一回佳作)、酉島伝法(第二回正賞)、理山貞二(第三回正賞)、オキシタケヒコ(第三回優秀賞)、宮西建礼(第四回正賞)、宮澤伊…織(第六回正賞)の六名が競演。遙か彼方の惑星で繁栄する摩訶不思議な生態系、航行中の宇宙船で起こる連続殺人、奇妙な異星人たちとの行商遠征――“東京創元社生まれ"の気鋭・新鋭作家たちが贈るアンソロジー。 東京創元社文庫創刊60周年記念刊行の6人の作家による短編集。『われはロボット』アシモフ/著に続いてのSF。この本は宇宙にまつわる短編集なのですが、入門には厳しい作品もありました。6編の中で『もしもぼくらが生まれていれば』宮西健礼氏が一番良かったかな。『蜂蜜いりのハーブ茶』高山羽根子氏は20Pぐらいの短い話なのに世界観が凄くいい。高山作品は以前に『居た場所』を読了済。酉島伝法氏の『黙唱』。頭の中でイメージするのは難しいけど惹かれるものがあり、他の作品を読みたいリストに加えました。続きを読む
投稿日:2021.09.19
さいたに
欠損と拡充、 リンクする力? 絶妙にズレているのが、また面白い。 ひらめき。 宇宙冒険譚からSFファンタジーから宇宙船密室モノまで、なかなか読み応えのあるアンソロジーでした。 平均する…と☆3…だけど気に入ったのはとことん気に入ってる。 濁流のような情報の中に閃く、深化して進化したアイデアこそがSFの真髄なんだろなぁ。 続きを読む
投稿日:2020.10.30
toca
このレビューはネタバレを含みます
東京創元社文庫創刊60周年記念のアンソロジー。『時を歩く』と同時刊行。 収録作家の中で、酉島伝法と高山羽根子は、矢張り異質だ。この2人以外の面子が平凡という意味ではなく、ベクトルがまるで違う方向に突き抜けているように感じられる(より解りやすい意味で突き抜けているのは酉島伝法か)。 しかしどの作品も個性的で得難いものがあるのも確かで、特に宮澤伊織には注目したい。
投稿日:2019.10.31
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