【感想】まんまこと

畠中恵 / 文春文庫
(125件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
21
44
36
7
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • micarin

    micarin

    時代小説はほとんど読んだことがなくて、今までに読んだのは江戸ファンタジー『しゃばけシリーズ』くらい
    江戸時代が背景の小説が読みたくて
    『しゃばけ』と同じ畠中恵の『まんまこと』読んでみました

    江戸の青春グラフティ
    めっちゃ面白かった
    この続きも読む予定です
    わたし的江戸ブーム来てます
    続きを読む

    投稿日:2024.01.29

  • はにゃ

    はにゃ

    もめごとの裁定をする町名主の跡取り息子、麻之助。
    悪友の清十郎、吉五郎とともに巷の揉めごとを解決していく短編集。

    畠中恵作品らしく、ハラハラするシーンはありつつも、穏やかに読み進められる一冊でした。

    投稿日:2023.12.31

  • じゅう

    じゅう

    「畠中恵」の連作時代小説『まんまこと まんまことシリーズ1』を読みました。
    『ねこのばば しゃばけシリーズ3』に続き、「畠中恵」の作品です。

    -----story-------------
    江戸は神田、玄関で揉めごとの裁定をする町名主の跡取りに生まれた「麻之助」。
    このお気楽ものが、町の難問奇問に立ち向かう。
    ある日、女好きの悪友「清十郎」が「念者のふりをしてくれ」と言ってきた。
    嫁入り前の娘にできた子供の父親にされそうだという。
    本当の父親は一体誰なのか。
    -----------------------

    揉め事の裁定をする町名主の跡取り息子「麻之助」… このお気楽ものが、町名主のもとに持ち込まれるさまざまな揉め事に取り組んでいく、時代モノの人情ミステリまんまことシリーズの第1作にあたる作品です。

     ■まんまこと
     ■柿の実を半分
     ■万年、青いやつ
     ■吾が子か、他の子か、誰の子か
     ■こけ未練
     ■静心なく
     ■解説 吉田伸子

    嫁入り前の娘「おのぶ」にできた子どもの父親を捜し出すだけでなく、「おのぶ」たちの将来や気持ちの落としどころまでを見据えた落とし前をつける名裁きが見事な『まんまこと』がイチバン印象に残りましたね、、、

    それぞれの物語が短篇としてクオリティが高いのですが、それぞれの短編がつながって、大きな物語を紡ぎだしていく展開が素敵でしたねー 「麻之助」が生真面目さを脱ぎ捨てた理由や心境の変化の由来が伏線として巧みに散りばめられて、その答えが得られる『こけ未練』も忘れられない作品でした… 「麻之助」と「由有」の関係は切ないですね。

    "まんまこと"って、"真真事・ほんとうのこと"という意味だそうです… ぴったりのタイトルですね、、、

    しゃばけシリーズよりは、まんまことシリーズの方が好みですね… 機会があれば、本シリーズの第2作以降も読んでみたいですね。



    以下、主な登場人物です。

    「高橋麻之助(たかはし あさのすけ)」
     神田の町名主の後取り息子

    「八木清十郎(やぎ せいじゆうろう)」
     隣町の町名主の後取り息子。麻之助の幼馴染

    「相馬吉五郎(そうま きちごろう)」
     武家の生まれ。現在は同心見習い。麻之助の幼馴染

    「高橋宗右衛門(たかはし そうえもん)」
     町名主、麻之助の父

    「おさん」
     宗右衛門の妻

    「八木源兵衛(やぎ げんべえ)」
     隣町町名主。清十郎の父

    「由有(おゆう)」
     その妻。麻之助らより2歳年上の幼馴染

    「幸太(こうた) 」
     その子。清十郎の歳の離れた弟

    「寿ず(おすず) 」
     麻之助の縁談相手。吉五郎のまたいとこ
    続きを読む

    投稿日:2023.10.20

  • トッチ

    トッチ

    しゃばけシリーズとはまた違うシリーズ。

    16歳までちゃんと育っていたのに、16歳からお気楽な感じになってしまった、名主(江戸時代、簡単な揉め事とかを解決する人)の息子の麻之助。

    お気楽な感じなのですが、推理力は人一倍あり、色々な事件を解決していきます。

    しゃばけシリーズより、少し大人な感じの話になっています。

    続きを読む

    投稿日:2023.10.12

  • acchan1100

    acchan1100

    このレビューはネタバレを含みます

    おふくろが時代小説好きなのが最近になってようやくわかってきた。もちろんおかんの好きと自分の好きは違うのだが、現代小説を読んでいると十中八九が鬱だのストレスだのと暗い人物しか出てこない。それに比べて時代小説は登場人物がみな躍動的で元気溌剌だ。しかも人情と爽快さ、明瞭、勧善懲悪がしっかりしているから読んでいて不快さがない。最近ではイヤミス(読後、イヤな気持ちになるミステリー)がもてはやされているけれど、それを好んで読んでる人、一回病院行った方がいいよ?笑
    とまあ、時代小説を持ち上げているが、この作品が良いか?と問われるとちょっと飽き飽きする。分かりやすいし人物も活き活き書かれている。が、なんだろう、わかりやすいけど面白さが今一つ物足りない。なんだろうなぁと思っていたら文章力が足りないのに気が付いた。これ、何かの台本かなってくらいすべてが淡々としており深みがない。読み手に想像力を沸かせてくれないんだよね、惜しい作品だ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.05

  • submarine7235

    submarine7235

    1話完結型で気軽に読めるが、1話ごとの味わいは深く満足感が高い。時代小説はその時代の価値観に則って人情が語られるので飲み込みやすい。

    投稿日:2022.11.01

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。