【感想】ミケルアンヂェロ

羽仁五郎 / 岩波新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • キじばと。。

    キじばと。。

    『都市の論理』(講談社文庫)で知られる著者による、ミケランジェロの評伝です。

    本書ではマルクス主義の立場から、迷妄の時代である中世から個人の自由への目覚めの時代である近代への移行期としてルネサンスが捉えられています。そうした立場から、フィレンツェの歴史的状況を説明し、民衆のための芸術を創出した人物としてミケランジェロが高く評価されています。

    著者の政治的立場については理解していたので、とくに戸惑いをおぼえることもなく読むことができましたが、詠嘆調の多い文章がすこしくどくて読みづらく感じました。著者とは対極的な政治的立場に立つ会田雄次の『ミケランジェロ―その孤独と栄光』(1966年、新潮社)と読みくらべてみるのも、戦後日本におけるルネサンス観を知ることができておもしろいかもしれません。
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    投稿日:2019.05.14

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (1994.01.18読了)(1993.08.21購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ミケルアンヂェロは、いま、生きている。うたがうひとは、“ダヴィデ”を見よ。イタリアの自由都市フィレンツェの市民として生まれ、「屈従の手工芸から公共自由の芸術へ」と、民衆とともに歩んだミケルアンヂェロの伝記。昭和14年、軍国主義下の暗い時代に、自由への熱い思いをこめて書かれた名著。続きを読む

    投稿日:2013.06.23

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