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大島寿美子, イヴ・ジネスト, 本田美和子 / 誠文堂新光社 (3件のレビュー)
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おみさ
『指示が入らない、拒否がある』 という、現場ではあるあるの言葉。ギクっとした。本当に日常的に使っていた言葉だから。 『目の前の現実に妥協し、諦め、時に投げやりになっていないか?』 その通りです。な…んだかもやっと感じていた違和感も、日常のことになるとやがて当たり前の背景になった。 『攻撃的な認知症の患者さんなどいない。。彼らはただ私たちが彼らを理解していないために行なっている振る舞いから自分を守ろうとしているだけなのだ。あれは防御である。』 『"ここで私たちが考えなければいけないのは何かということを考える"』 ***** 日々のケアの中で疑問に思ったことについて考えることを、とっくのとうに辞めてしまった。もしくは、引っかかりを感じつつも、必要性で正当化していた。そして、「すみません、ごめんね」と言いながら、患者さんの尊厳を奪い、精神・身体に暴力的な行為をしていたのかもしれない。ゾッとする。 そして思っても見なかったが、ユマニチュードは育児にも当てはまる。いくつか成人とは異なる点があると思うが、日常的に手首を掴み、拒否できない子どもに対して強制的ケアをしている。やり方や言い方はごまんとあるのに、考えることをやめて、より効率の良い方法を当たり前に行っていたり、言葉での語りかけ、アイコンタクトなんて省略しまくっている。 ケアエクスチェンジャーとして、もう一度自分の言葉かけを振り返ってみよう。すぐに正解が分からなくても、人間とは何か、立ち止まって考えてみよう。悩んで、困って、相談してみよう。 続きを読む
投稿日:2023.09.16
shinko1001
ユマニチュード。初めて知りました。 目を見る、触る、話す、立つ。 目を見て、「あなたに会いに来ました、会えてうれしいです」と口に出して話す。触れる。 反応がなくても話しかけ続ける(喋れない赤ちゃんには… 話しかけますよね)。反応がなくても、希望を聞く。状況を一つずつ説明しながらケアを行う。希望を尊重する(今は嫌なら、後で〇分後に来ます、とか)。 あとは、介助の時の体の支え方とか現場実習が必要なものもあるけど、これらを行うと劇的に相手が変わる。攻撃的な行動がほぼなくなる。 互いを認め合う、相手を真の意味で尊重する。 介護の現場だけでなく、力関係が非対称になりがちな場面では大いに参照されるべき考え方だと思いました。 ユマニチュード、どんどん広がってほしい取り組みです。続きを読む
投稿日:2021.07.17
東邦大学医学メディアセンター看護学部図書室
ユマニチュードはフランス発症のケア技法です。 日本でも昨今学校教育に取り入れる動きがあります。 旭川医科大学、岡山大学医学部、長崎大学医学部、奈良県立医科大学では医学教育に、富山県立大学では看護学教…育のカリキュラムに取り入れられています。 先駆けとして取り入れた旭川医科大学の学生からは、信頼関係、尊重、敬意、対等、否定しないなど、人と接する態度、コミュニケーションの具体的方法の変化が見られたといいます。 「もし10日間食べ物を口にしない患者がいたらどうする?」という問いにユマニチュード考案者のジネスト氏は「食事は分かち合いである。患者が食べないときは医師や看護師が一緒に食べてもいいのでは?」「自分は清涼飲料水を持っていき、一緒に乾杯をした」というエピソードをあげていました。 今後ユマニチュードがどのように医療の現場に入ってくるのでしょうか。 東邦大学メディアセンター蔵書検索 https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28092728続きを読む
投稿日:2019.11.13
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