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上橋菜穂子, 佐竹美保 / 偕成社 (27件のレビュー)
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dai-4
シリーズ制覇のつもりだったけど、本作がまだだった。解説にもあるように、本作はシリーズ本編の後日譚&前日譚。こじつけ感も感じられないし、さすが、上手く創作されている。シリーズに通底するテーマでもあるかも…しれないけど、本作でも、挙げた拳の下ろしどころにつき、著者としての示唆が読み取れる。ウクライナ侵攻が思い浮かぶ訳だけど、本書なんか、解決を探るための好著だと思うんだけど、お偉いさん方には届かんのかしらん。続きを読む
投稿日:2022.09.14
URIKO
このレビューはネタバレを含みます
前作「炎路を行く者」に収録されている「十五の我には」で、サダン・タラムという人たちが出てきて、「はて、こんな人たち、今まで出てきたっけな?」と思っていたら、本作で出てきた。 あとがきによると、本作を書き始めたものの行き詰って、本作の一部として「十五の我には」が先に出来上がったそうな。 毎度のことながら、上橋さんの頭の中はどうなっているのか。あれやこれやと辻褄が合わなくならないほど、世界観が完成しているのかと、ため息が出る思いだった。 タルシュとの戦後、タンダと向かった草市で偶然にもサダン・タラムを助けることになり、さらにそのまま旅を護衛することとなったバルサは、20年前ジグロとともにサダン・タラムを護衛したことを思い出す。話は20年前のサダン・タラムとの旅をたどりながら進む。 なんといってもジグロのかっこよさよ。一流の護衛士というだけでなく、思慮深く、全てを俯瞰した作戦をとれる賢さ、他人の気持ちを汲むことのできる温かさ、申し分のない男ではないか。サリとの関係、むふふふふ・・・・。 そして、バルサもそんなジグロに育てられただけあって、立派な大人になったねぇ(どこのおばちゃん?)。 終盤、バルサが、エオナに、もうだいぶ前に逝ってしまったジグロの声が聞こえる気がするときがある、と語ったとき、人が生きるって、命があるときだけのことではないんだな、としみじみと感じた。 しかし、サダン・タラムの頭を狙った今回も20年前も、端的にいえば、民族同士の争いが発端。現実に目を向けるとロシアとウクライナも・・・。アール家とマグア家の長い長い緊張状態に少し驚きをもって読み進めた。これ、バルサが護衛しなかったら、両家の争いはずっと続いてたんでないかと思う。 バルサを誇らしく思い、ジグロがまたさらに身近に感じられるお話だった。
投稿日:2022.09.07
TAKU
また守り人の世界に浸れた。 ジクロがバルサのことをとても大切に思っていることが見えて胸が温かくなった。 全てを捨てて逃亡生活をする中でジグロがどんなことを思っていたか想像して、この世の不条理をすごく感…じた。続きを読む
投稿日:2022.02.26
はなちゃん
ジグロの生きてる今を読めるとは思いもよらずで!児童文学のカテゴリーから外れて生き生きと描写されるジグロ。なんだこれ最高。道中サリに話しかけられた時も用心棒としてまっすぐ前をみて会話を続けるジグロ。なん…だこれ最高すぎる。 上橋さん片っ端から読みたい熱続きを読む
投稿日:2021.08.07
ちてこ
つれあいタンダとともに訪れた先で、若いころ護衛したサダン・タラムたちに会う。また護衛することに。 ジグロとバルサ短編集。 ジグロの艶聞。あの頃のサダン・タラムのリダとジグロは恋仲だったのか?トル・アサ(楽しみの子)これって2つの意味がある。 こういう短編集なら、まだまだいけるらしい? でもやっぱり本編だな。久々上質のファンタジーだった本編。
投稿日:2021.07.13
fishbowl
ひさしぶりのバルサとの旅でした。追憶の中で、バルサとジグロの短槍が、手練れの襲撃者から仲間を守ります。切れのある戦闘シーンと、情緒豊かな風景、そして愛情に満ちた物語。懐かしい気持ちで楽しく読みました。
投稿日:2021.06.26
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