【感想】二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(6)

高瀬志帆 / ビッグスピリッツ
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
3
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ブクログレビュー

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  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    この夏をどう過ごしたかが問われる9月模試、それぞれの生徒の結果は…そしてその要因は!?試験を経た子ども達の思わず涙がこみ上げる成長…!Rクラスの子ども達の「今回はできた!」に隠された事実とは?そして「夏の成果」はいつ出る?Ωクラスの島津君と父親に更なる問題が…そしてまるみとジュリの関係にも変化が…?「“情報”も“塾”にお金を払って買うものです」志望校決定に必須の学校見学、その心構えと気を付けるべきポイントとは?合格の前に立ちはだかる様々な壁を生徒達が乗り越えるために黒木が施す“秘策”とは!?
    今もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作第6集!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

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    投稿日:2022.12.29

  • よっぴー

    よっぴー

    このレビューはネタバレを含みます

    夏期合宿の終了とともに
    9月の模試の結果に一喜一憂するこどもたちと親御さん

    それぞれの想いを胸に
    受験にチャレンジする者
    志望校を変える変更をする者
    各家庭の価値観の違いに動揺する者

    そして黒木のもうひとつの顔とは???

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    投稿日:2022.08.13

  • charmie11

    charmie11

    このレビューはネタバレを含みます

    虐待受けてる子のメンタルが気になる.
    電車好きは成績が上がって家族一丸でいい空気.
    JG目標にした子は合宿から心が揺れてる.
    JG志望の才女は尖ってる.いい.
    実は碧山(御茶ノ水の新人)もショーマと同じで副業っぽいのに関わってるっぽい

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    投稿日:2021.08.08

  • hanemitsuru

    hanemitsuru

    中学受験を舞台に、受験生たちの試験直前の一年間である小5の二月から試験本番の二月まで(おそらく)を描いた漫画です。

    一度は2020年7月開始予定でドラマ化が発表され、単行本の発売タイミングも放送開始に合わせて調整されていましたが、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため撮影が延期され、放映も延び延びとなっていました。
    それが、先日、今年10月に放送(土曜22時〜)されると発表されました(https://www.ntv.co.jp/2gatsu/)。
    ホームページで見ると、佐倉先生が中学教員経験ありになっていたり、フェニックスの灰谷純先生が佐倉先生と並んで準主役的な扱いをされていたりして、原作の雰囲気を失うような妙な改変をされていないか、ちょっと心配ではありますが、楽しみに待つことにします。

    「全員を第一志望に合格させる」と豪語する露悪的な凄腕塾講師黒木とその部下で熱意ばかりで空回りしている新人講師佐倉、そして各人各様の理由で中学受験を目指す小学生とその家族が受験に巻き込まれ、翻弄されながらも高い壁に立ち向かう姿が描かれます。

    綿密な取材に基づく中学受験事情――小学生が日曜日から土曜日まで毎日遅くまで塾に通い、深夜まで机に向かい、保護者は年間百万円を超える金額を費やす過熱ぶり――はディテールに及ぶまで真に迫っています。これを「大きく成長する機会」「今後の人生の大きな財産」なんて美辞麗句で手放しで称賛することも、逆に異常なことだとか頭ごなしに否定することや公教育の失敗だとかの議論のすり替えをすることもなく、生のまま読者の前に示しており(外連味はあるようにしたそうですが)、未経験の中学受験をシミュレートするような読み方も可能です。
    実際、中学受験を取り上げた各種の出版物やネット上の記事では「中学受験をしようと思ったら読む」漫画として絶賛する声が多く聞こえます。

    一方で、それぞれの理由で中学受験に参入した受験生たちとその家族の様子は、挫折と成長を繰り返す群像劇であり、ビルドゥングスロマンでもあります。
    物語の舞台になっている「桜花ゼミナール」吉祥寺校在籍の23名には、偏差値70に迫る校舎トップの生徒から40を切る最下位の生徒まで一人ひとりに塾通いをする理由があり、受験をしようと決意した動機があり、乗り越えるべき壁があります。物語はこれを丁寧に取り上げてゆきます。

    6巻の見所は、碧山の謎、9月模試の偏差値、武田勇人の成長、島津順の成長、文化祭・説明会と山本佳苗・三浦佑星、柴田まるみのスランプ、といったところでしょうか。

    まず、桜花ゼミナールお茶の水校の講師、碧山について。
    桜花ゼミナールの新入社員で爽やかイケメンの碧山は社長の白柳と2人で込み入った話ができる仲の様子でしたが、加えてこの6巻では、彼が東大卒であること、飲み会の手配と仕切りをそつなくこなす「飲み会マスター」であること、黒木やショーマとも旧知の中(ショーマの先輩)で、黒木が「STARFISH」の看板のあるドアの奥でやっている「何か」にも噛んでいること、などが語られています。「塾のようなもの」をやっているらしいことは既に創造ができますが、白柳社長やショーマや碧山がそれにどう係わっているのか、なぜそんなことをしているのかの種明かしはこれから。もしかして、黒木、ショーマも東大卒なのかもしれませんね。
    東大卒業生が出身大学を話すときは「一応」をつけることや、東大卒や院卒で「ジュクコー」をすることの意義などの小ネタはきっと取材で仕入れたネタに違いありません。

    受験生たちは怒涛の夏合宿を終え、それぞれの家庭に戻ります。

    温かく迎えられ、漢字の小テストで表彰されたことを激賞される加藤匠。このまま行けば一番の成功ケースになりそうです。

    「え?別に。フツーだったよ」と母には本音を語らない上杉海斗。一卵性双生児の兄弟が互いをどう思っているのか、外からはなかなか伺いにくいのですが、「陸斗、麻布クラス入れたの?そっか、それならよかった」との言葉と表情からは互いを気にかけていることが窺えます。

    そして、迎えの車で泣き出す柴田まるみ。「JGなんて夢見てバカだった…。あたしなんかが受かりっこない…!!」と、Ωクラスと直江樹里に圧倒された様子です。読者としては一番気になっている子です。

    そんな受験生たちの「天王山の夏」の頑張り、成長を試す9月の模擬試験。
    志望校の難度別にどの模試を受けるか決める、会場は先着順に選べるので、もし志望校が会場にあるなら入試本番に近い状況を確認するチャンスなので、ぜひその場所に決めるよう、などのノウハウを挟みながら受験生たちの様子が描かれます。

    固唾を呑んで結果を待つ親。
    「あれだけ夏に頑張ったのだから。」「あの子の努力が報われてほしい。」
    そして受験生本人たちは手ごたえを感じている様子です。
    三浦佑星「今日のテスト、すごい調子よかった。」
    武田勇人「今日はすっげえできた。偏差値50いっちゃうかも」
    今川理衣沙「たぶんだけど…今回 結構できたかも!」

    佐倉も「基礎問題の正答率が上がってるっぽい。夏の成果は絶対に出てる。」とテンションが上がっています。

    いよいよ結果発表です。
    偏差値は…多くの者が下がってしまったようです。
    武田勇人 2.3ポイントダウン
    三浦佑星 0.6ポイントダウン
    福島圭  0.5ポイントダウン
    今川理衣沙 0.8ポイントダウン
    大石礼央 1.5ポイントダウン
    島津順  3ポイントもダウン

    一方で上がった者も。
    加藤匠  5.1ポイントアップ
    上杉海斗 4.2?ポイントアップ
    柴田まるみ 4.3ポイントアップ

    Rクラスでは結果を知った生徒たちが落ち込んでいる様子。
    「夏前なら模試の結果が悪くても平気で笑ってた」「なのに今日は…!」と、その雰囲気に驚く佐倉。

    その佐倉に対して、黒木がぶちまけます。
    「成績が中位以下の生徒にありがちなのが、「ただ埋めただけ」の解答を「できた」と思うこと。「解答があっているか」までの意識をもてるほど成長していないので、「できた!」と言ってはしゃいでる時こそ「できてない」」

    「夏以降は6年前半と大きく違いほぼ全員が頑張るようになるので、個人の学力が上がったところで、全体の学力も上がる。よって偏差値も良くて横ばい、下がるのも普通。」
    「そんな…それじゃ、偏差値を上げることなんてこの先不可能って話なんですか⁉」
    「し―――っ。」
    「そんな「本当のこと」言って、「お客様」に聞かれたらどうするんですか?いいですか。秋以降に我々が心を砕くところは、いかに「辞めさせないか」です。ここで偏差値が上がらないことに気づいたら、中学受験自体からの「撤退」を考え出します。困りますよね?だってここからですよ?「日曜特訓」!「志望校別特訓」!「正月特訓」!「直前期特別特訓」!!塾の本気の「集金」はここからなのに!」

    「最強最悪」と謳われる露悪っぷり全開です。それにしても、どうしてここまで悪ぶるのでしょうね。外連味たっぷりでそのほうが面白いというのはいったん置いておいて、何か理由があるのか、それを想像するのもちょっと楽しいかもしれません。

    受験生たちの成長について。
    この巻ではRクラスの武田勇人、そしてΩクラスの島津順が取り上げられています。

    Rクラスの武田勇人がテキストをゴミ箱に放り込みながら「俺もうこんなのやめる!こんなことやったってなんの意味もなかったってわかったんだよ!お母さん!俺もう!絶対やめるから…!!」と叫んでいます。実は課題のうち「簡単なやつだけやって…めんどくさそうなやつは、答え…うつしてた…」のですが、「合宿で…できるやつみんな答えみないでやってた。だから俺成績悪いんだ。」と気付いた彼は「だから俺もう、ズルしない。」と決意して、テキストの「答えの本」を母に預けたのです。
    6年の夏にならないとそこ気付かないかぁ、と正直そう思ったりもしますが、でも自ら気付き、自ら決意し、自ら母に正直に打ち明け、自ら答えの本を母に預ける、そのすべて自ら気付き、考え、行動する様子こそが真の「成長」であるに違いありません。
    中学校受験は辛いばかりではなく、「成長」の観点から得難い経験だったと語られることも多いのですが、まさに武田勇人の場合は大きな、一生モノの成長を遂げたと言えるのではないでしょうか。

    もう一人、Ωクラスの島津順。
    上杉海斗との交流を突破口に、夏期合宿で友人がたくさんできた様子。「ししょー」と呼ばれて友人たちに勉強を教えています。
    彼は、9月模試では3ポイントも偏差値が下がってしまいました。「父能研」として彼の受験勉強を管理していると自負する順の父は、弁当を届けるのを口実に桜花ゼミナールに顔を出します。そして、上杉海斗の母と交わした会話から、順が友人に勉強を教えていることを知るのでした。
    父は大きく偏差値を下げた順を詰ります。
    「友達に勉強を教えているらしいな。」
    「楽しそうにやってんじゃねえよ!!偏差値あんなに下げておいてよくニコニコしてられるなあ?ええ?仲良しゴッコするために高い金払ってんじゃねーぞ。ただでさえ時間がないってのによりにもよって、バカの相手してんじゃないよ!」
    それに対し、今まで従順だった順が初めて反撃するのでした。
    「謝れ。今…俺の「友達」に「バカ」って言ったことを謝れ。」
    これも大きな大きな一歩です。「うるさいの」、母を泣かす存在だと思いつつも、父の言うがままだった順が、初めて自分の主張をしたのです。
    父にとっては意外なことだったかもしれませんが、全ての読者が手に汗を握りながら順を応援したに違いありません。

    9月の模擬試験後の文化祭シーズン。
    黒木を通して受験ノウハウが語られます。
    「文化祭は生徒にとって一番学校が楽しそうに見える行事。モチベーションアップに抜群の効果をもたらすので、なるべく行くように」と語る黒木。
    たくさんの学校を見て「「どこがいいのかわからなくなった」場合には、一つ、大きなポイントがあります。」「それは、そこの学校にいる我が子を想像して、しっくりするか。」

    そしてもう一つ。

    学校訪問は「仲良し同士で連れ立って行くな」。「家庭によって価値観は違います。」「人と一緒だと気も遣うし集中力が散漫になるどころか、一番良くないのは、他人の意見を無意識にインプットしてしまい、自分の価値観で物事が見れなくなる。」

    サッカー少年三浦佑星は、サッカーの盛んな園学院で、サッカー部のストラックアウトに参加して久しぶりにボールを蹴ります。三浦佑星本人はモチベーションアップ、そして両親ともどうやら「しっくり」きた様子です。

    一方、Rクラスの仲良し3人組(「偏差値も仲良し」が可笑しみと同時に物悲しさを誘いますw)今川理衣沙、浅井紫、山本佳苗の3人とそれぞれの母親は、連れ立って鈴蘭女子学園に行っている様子。
    子どものほうではなく、世間のほうを向いて志望校を決めている今川理衣沙の母紹子は、「滑り止めにちょうどいいじゃない?」「これくらいの偏差値帯がギリギリよね。行かせようって思うのって。「サイアク」ここくらいかな、引っかかって許せるとこ。」と現実も、子供の様子にも背を向けて、偏差値やネームバリューだけを見た発言を連発します。

    一方で山本佳苗と母は今川親子、浅井親子と別れ、「在校生の入試相談コーナーへ立ち寄ります。
    在校生に優しく接してもらった山本佳苗。制服も着せてもらって、上級生と打ち解けています。
    その様子を見た母織江は、おそらく入試担当の先生に詳しく話を聞きます。
    帰路。

    ずっと憧れだった第一志望校西洋西部女学院。偏差値が20もたりなくてその差を何とか埋めようと足掻いた2年間だった。けど…素人の私ですらさすがにわかる。最初の思いを貫くことも大事だけど、そろそろ、現実を受け止めなければならない。私にできることは―――。
    と併願に鈴蘭女子を含めることに。

    黒木は冷静です。
    「今までの志向は「見栄」ですよ。これまで世間のほうを向いて志望校を決めていたのでしょう。しかし今はちゃんと子どものほうを向いている良い傾向です。」

    そして最後は柴田まるみ。
    初めてのΩクラスで参加した夏期合宿を頑張り抜き、偏差値を4.3ポイントも伸ばして54.5に乗せたまるみでしたが、憧れの志望校女子学園の80%偏差値は70。
    さらに、合宿で仲良くなった算数の天才、直江樹里の算数偏差値が72であることを聞き落ち込みます。
    「バカみたい。私やっぱり、ママに言おう「無理しないで身の丈のとこ目指す」って。」と思い詰めます。
    そんな反応を見越していた黒木は「秘策があります」と作為的にまるみと樹里の席を隣同士にするのでした。



    順調そうな加藤匠。
    家庭内に事情を抱えた島津順。
    一卵性双生児の二人が別の塾に通い、別の学校を目指している上杉海斗。
    いったんは志した難関校の前に立ち塞がる高い壁の前にしり込みしている柴田まるみ。

    主人公クラスの背景が明らかになりつつ、受験生たちに秋がやってきます。



    最後に登場人物一覧を更新しておきます。
    【登場人物一覧、6巻末現在】
    【R(最下位)クラス10名→9名】
    〇(退塾)石田王羅 偏差値38 38→37 武蔵64
     カードゲーム好きの問題児。1話からちらほら顔を出している。選択問題は鉛筆を転がして答えを決めている。
     自習室でのトラブルから桜花ゼミナールを退塾して系列の個別指導塾ノビ~ルへ。
     父:死別
     母:三枝子(43)鍼灸師
     祖母
    〇武田勇人 偏差値38 未定 43→46、9月△2.3→41.6
     スマホゲー好き。ほとんど宿題をやらない。
     父:正人(まさくん)(40)会社員
     母:香織(40)会社員
     面倒くさそうな問題は答えを映していたのを、夏期合宿を機に反省し、母に答えの本を預ける。
    〇伊藤章太郎 3巻より 東英大附属白金、日照大附属杉並
     魚、水族館好き、両親医者?
    〇今川理衣沙 偏差値45 45→44、9月△0.8 K祥女子(吉祥女子)63、昌川女子(品川女子)のキャメルのブレザーに憧れる。
     女子の派閥リーダーでトラブルも。
     「キャラクターもののノートを買ってもらいウキウキと眺めている」
    母:紹子(42)
    〇浅井紫(ゆかり) 偏差値 44→46 光花女子(光塩女子 カトリック校)志望も、佐倉提案の湧泉女学院中学が刺さる。
     文具大好き、将来の夢(一応)花屋さん
    母:千秋(47)
    〇山本佳苗 西洋西部女学園中(東洋英和女学院)の制服
    母:織江(41)
    学園祭で訪れた鈴蘭女子学園で詳しい話を聞き、子供のほうを見て併願を考え始める。

    〇大内礼央 AからR落ち50→48、9月△1.5
     母:成美(42) 橘先生に不信感を覚える。
    〇福島圭 AからR落ち51→48、9月△0.5
     母:友美(39) 残り時間に焦り、圭に伝えているのにバトルにしかならない

    【Aクラス13→11名】
    〇伊達智弘 米田実業(早稲田実業) 偏差値51
     「米実行って野球やる」
    〇加藤匠 Rクラス→Aクラス 偏差値40 45→50、9月+5.1→55.1 K玉社(攻玉社)58、T輪(高輪)56
     鉄っちゃん。目標を見つけ、気分一新して取り組む。RよりA入り。ジャイアントキリング候補。
     母:涼香(41)

    〇三浦佑星 偏差値40 未定 Rクラス→Aクラス 偏差値47→52、9月△2.8→49.8 園学院大中60
     サッカー少年。1話でスポットライトが当たる。受験勉強を始めたばかりで偏差値40はすごいらしい。志望校が固まっており、Ωクラス選抜テストは受験しなかった。
    園学院の文化祭でモチベーションが上がった様子。
     母:一葉(47)
    〇大友真千音 偏差値52
     「いつもの夏休みよろしく旅行の計画を立てている」
     父:秀樹(47)
    〇田中利休 偏差値55
    〇原秀道 偏差値55 指示待ち、素直
     父:大和(49)

    【Ωクラス(最上位クラス)9→11名】
    〇島津順 偏差値68 9月6△3.3→64.5 開成72、KO中等部(慶應中等部)65
     吉祥寺桜花トップ。日本史ヲタ。
     父は公立校から難関大の「父能研」で教育虐待、DV気味。
    〇前田花恋 偏差値66 桜蔭72
     負けず嫌いでトラブルも。直江樹里と仲良し。「落ちこぼれのレベルに合わせるのなんか学校だけで十分だよ」
     母:麗子(46)おそらく医師
    〇直江樹里 偏差値60 59 女子学園70
     両親美容師でファッション大好き、制服のない学校志望、前田花恋と仲良し、外向的で柴田まるみに積極的に声を掛ける
     父:翔太(35)美容師
     母:杏里(36)美容師
    〇上杉海斗 偏差値52 52、+4.2→55.5 T朋(桐朋)56、C央大附属(中央大附属)54
     フェニックスS1(最上位クラス)に一卵性双生児の弟陸斗が在籍。本人はフェニックスA(最下位)だったが桜花ゼミナールへ転塾。島津順とトラブルになるが、関係修復。黒木に「いずれ島津さんと机を並べるようになる」と耳打ちされた、ジャイアントキリング候補。
    夏期合宿よりΩ入り。
    母:麻沙子(46)
    弟:陸斗
    〇柴田まるみ 偏差値50 50、+4.3→54.5 女子学院(女子学園)70
     不登校で「偏差値を物差しとしない」学校志望から、先輩から校風を聞きJG(女子学園)に心惹かれるようになる。ジャイアントキリング候補。
    夏期講習からΩ入り。直江樹里と仲良くなりつつある。
     母:美佐子(39)
    ○藤原?
    ○本多?
    ○馬場?
    ○毛利?
    ○黒田?


    不明(A/Rクラス)
    〇(苗字不明)歩夢 S川女子(品川女子学園・57)

    お茶の水校
    ○織田未来 年間平均偏差値72、算数オリンピック出場

    【講師】
    〇白柳徳道(60)
     桜花ゼミナール社長。おそらく黒木とは個人的な知り合いで、彼のやっていること、やろうとしていることを承知している。
    〇黒木蔵人
     桜花ゼミナール吉祥寺校校長。元フェニックストップ講師。サッカー経験者で中途挫折したか?露悪的に振舞うものの、いろいろありそう。
    〇佐倉麻衣(算数)
     桜花ゼミナール新人講師。空手有段者。空手を指導した子供を「勝たせてあげられなかった」経験あり。
    山梨に祖母。小学校の先生だった祖母に、学校の先生になったと話している
    いとこ修治
    いとこの子拳太、翔太 まだバンボ


    〇桂先生
     1巻からレギュラー。佐倉の相談相手。よく中学受験事情を佐倉に(そして読者に)解説してくれる。将来の夢「社長」。
    〇橘勇作先生(算数・理科)(32)
     1巻からレギュラー。「ただ野球やってた」。子供好き。黒木のやり方に反感を持つ。
    〇木村大志先生(社会)(27)
     1巻からレギュラー。だけど出番らしい出番はなく、ほぼモブ扱い。こち亀読んで警察官になりたかった。
    〇朽木伸明先生(算数・理科)(42)
    〇平松(旧姓森)あおい先生(国語)(32) 新婚。
    〇平松創(はじめ)先生(社会)33歳 新婚。
    〇梅原拓(たく)先生(国語)(39)
    〇桐谷尚也(なおや)先生(理科)(29)
    〇栗田頼子先生(算数)(46)

    〇碧川皐月(22) 新人講師。桜花ゼミナール社長の白柳と懇意である様子。「一応」東大卒。
    〇柿原肇(39)自由が丘校社会講師。
    〇木原直人(31)池袋校国語講師。
    〇小松崎賢人(29)立川校理科講師。
    〇木根育江(40)成城校算数講師。

    ○林原安寿(29)社長秘書

    ○牧野 桜花札幌校校長
    ○桧木 桜花系列虎勝セミナー校長

    ○木田 個別指導塾ノビール(桜花ゼミナール系列)教室長

    〇灰谷純 イケメンフェニックス講師

    【歓楽街の人々】
    〇ショーマ 黒木先生と一緒に何かをやっている人。
    〇せいら 歓楽街で働く女性。マイムのママ。ヒモ?である「京ちゃん」の手から離れて未来を模索する。
    〇京ちゃん せいらのかつての男。黒木を間男と罵り殴り掛かるが、佐倉に追い払われる。
    〇ガイア 小学生くらい?歓楽街で働く女性の子供。百ます計算のドリルを手にしている。
    〇 ティアラ ツインテールに女子高の制服を纏った歓楽街で働く女性。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.05

  • dai-4

    dai-4

    誇張はあるにせよ、受験戦争がとても怖くなる本作。我が子の将来も不安になってくる。あと、自分の頃との違いにも愕然とする。ってか、田舎だからのんびりしていただけで、都会では当時から本作みたいな状況が起こっていたんだらうか。とまれ、本作から鑑みるに、何の対策も無しではいけませんわな。続きを読む

    投稿日:2021.01.05

  • 早川 大輝

    早川 大輝

    どこから先を生徒の選択にするのか。その線引きが重要。自主性に任せてすべてを自分でやらせてたら残念ながら間に合わん。

    投稿日:2020.06.06

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