【感想】働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える

村山 昇, 若田 紗希 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(61件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
21
23
12
1
1

ブクログレビュー

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  • mminnie62_bookreview

    mminnie62_bookreview

    このレビューはネタバレを含みます

    本のタイトル通り、働き方の「観」について、多面的に書かれている。
    最初は読み進めるの時間がかかったけど、久々に手に取ってみたところ、意外といい本かも?特に仕事に行き詰まった時に手元に置いておいて読みたいかも?と思った。

    ★心に残ったことメモ↓
    ◉登山型とトレック型キャリア
    →登頂を目指すか、回遊を楽しむか
    →将来像が明確な人は、ひたむきにそこに集中する。将来像が描けない人は、回遊を楽しむという発想で。大事なことは、山自体を楽しんでいるか。
    ◉智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。(知・情・意のバランスが重要)
    ◉理想や信念に向かって自己を導いている人は、既に半分リーダーである。
    ◉人生の特性を決定するのは、日常の小さな事柄であって、偉大な行動ではない。
    ◉「知っている」が学ぶ心を妨げる
    →「それ知ってるわ〜」と思った途端、考えることを止めてしまう。(野に咲くすみれの花も、「あ、すみれだ〜」と思った途端、それ以上考えることはないが、観察を続けることで今まで気付かなかったすみれの一面に気付くことができる)
    ◉ある一つの目的は、より大きな目的の下では手段となる。目的と手段は相対的に決まる。

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    投稿日:2024.03.17

  • けんと

    けんと

    今後へ生かすところメモ

    働くということについて色々な視点から考えることができた。
    反面、概念的でイメージがしづらい部分もあったが、こういう本は抽象的に描かれがち。その中から具体を探していく。

    印象に残ったのはキャリア形成にかかる部分と、七放五落十二達の部分。
    キャリアには偶発性がある。人事を尽くしきったら、天命を待つ姿勢が必要。あとは動いてみること。これは転職活動においても仕事においても重要。次の仕事をするときはまずやってみることを大切に。

    あとは働く意味の部分。どうしても自分は仕事は苦役であると捉えていたが、そうではなく、仕事に意味を見出す姿勢を学んだ。

    具体的な行動、思考まとめ
    ・キャリアは偶発をたくさん作ること、選択肢を持つことが大切
    ・まずはやってみる
    ・働くことにポジティブな意味を見出す
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    投稿日:2024.01.15

  • ty

    ty

    <本のタイトル>
    働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える

    <本の紹介>
    「なぜ働くか?」「どう働くか?」
    ――働くあなたがより良い仕事人生をおくるために役立つ視点がきっと見つかります。

    <何が書いてあったか(誰でも書ける)>
    ・仕事はチャンスのかたまり
     収入機会、成長機会、感動機会、触発機会、学習機会、貢献機会、財成機会になりうる。
     つまらない仕事は無い。仕事をつまらなくしている人間がいるだけ。

    ・登山型/トレッキング型の2つのタイプによるキャリア形成
     登山型:将来像が明確で、目標達成のためにそこに集中して猛進する
     トレッキング型:明確な目標は無いが、幅広くいろいろな能力・経験を身に付ける
      どちらがとか優劣はない。途中でタイプが切り替わることも普通にあり得る。
      大事なことは、山登り自体(=働くこと自体)を楽しんでいるか、それに尽きる。

    ・「七放五落十二達」の法則
     七放:自分の計画や挑戦について、7割程度固まったらまずは行動して、PDCAを回し始める
     五落:挑戦が始まると、想定外やトラブルで実質5割レベルまで落ち込んで出直しを強いられる
     十二達:苦難を乗り越えることで、当初計画を超える12割レベルの成果を達成する

    ・結果とプロセス
     プロセスはウソをつかない。結果はウソをつくときがある。
     「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
     プロセスが良くなくても、まぐれでうまくいって結果が出る場合もあるが、長くは続かない。
     プロセスが良ければ、再現性のある結果を生み出すことができ、成功確率が確実に高まる。
     プロセス作りに力を尽くし、あとは結果を待つと姿勢でやっていくべし。
     結果はコントロールできない場合もあるが、プロセスは自分の意志で積み上げられる。

    ・人は「無視、賞賛、非難」の3段階で試される
     無視:最初は興味を持たれていない状況。しぶとく精進を重ねる必要がある。
     賞賛:やっと賞賛されると同時に「謙虚さ」を試される。天狗になっては大失脚を犯す。
     非難:非難され始めてやっとプロ。「覚悟」を持ち、非難に負けない強さが偉大さを生む。

    ・2つのリーダーシップ
     1、自分を導く(リーダー本人が何かの理想や信念を持ち、そこへ自己を導く状態を作る)
     2、人を導く(集団を導く、組織を導く、社会を導く)

    ・仕事の最も大事な報酬は「次の仕事機会」
     報酬の種類(金銭、昇進/昇格、名誉、仕事そのもの、人脈形成、能力取得、成長.etc
     いろいろあるが、仕事の機会が回ってきて、そこで一生懸命やれば、次の報酬が得られる。
     そうしてそれを繰り返していくうちに、報酬が増え、そして未来の自分が形成されていく。

    ・苦と楽の対称性
     2の夢を見れば、2の面倒くさいことが降ってくる
     5の夢を見れば、5の面倒くさいことが降ってくる
     10の夢を見れば、10の面倒くさいことが降ってくる
     何も夢を見なければ、何も面倒くさいことにはならない
     本当の苦労を経なければ、本当の喜びを味わうことはできない
     そこそこの苦労から得られるものは、そこそこの喜びでしかない。
     ネガティブに沈んだ分だけ、ポジティブ側に行ける
     苦は楽に転換できるチャンスと思えるかどうかが分岐点となる。

    <そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
    ・人は「無視、賞賛、非難」の3段階で試される
     無視:最初は興味を持たれていない状況。しぶとく精進を重ねる必要がある。
     賞賛:やっと賞賛されると同時に「謙虚さ」を試される。天狗になっては大失脚を犯す。
     非難:非難され始めてやっとプロ。「覚悟」を持ち、非難に負けない強さが偉大さを生む。

    やり始めは周囲の反応が薄いが、無視の状態からスタートしているから当然であること。
    そして軌道に乗り始めると賞賛されだすが、それで満足してしまってはそこ止まりであること。
    非難されることは辛いことではなく、自分がようやくプロとして相手に認められたということ。

    <それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
    少し成果が出たぐらいで偉そうにならないようにする。
    非難される=相手にプロとして認められているという意識を持ち、前向きに仕事に取り組む。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.20

  • たき

    たき

    図書館で隣にマスクしていない咳き込んでいるおじいさんが座っていて、集中できなくてざっとしか読んでいないが、なかなか良い本です。
    「仕事」を多角で基本のキから解説することで、自分の仕事と働き方を再認識することができる。
    これからのキャリアを考える時のヒントもたくさんあり、経営者視点の部分は転職する際に自己アピールの参考にもなる。
    キャリアに迷うことにkindle unlimitedで再読できるのでありがたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.12

  • にっしー82

    にっしー82

    1回だけ読むんではなくて、仕事の節目、人生の節目に読む本と感じました。
    ちょっとお休みしたときに、振り返りのために読んで良かった。

    投稿日:2023.02.20

  • sheepsheep

    sheepsheep

    働く理由や仕事観について考える機会になった。漫然と経験を積むだけではキャリアが進化/深化していかない。自分の働く軸を言葉に表現して定義することが重要。しかし、いざ取り組んでみると上手く説明できない。腑に落ちるまで整理して深く考える必要があると痛感した。時々読み返したい良書。続きを読む

    投稿日:2023.01.15

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