【感想】クローバー

島本理生 / 角川文庫
(69件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
30
25
2
0

ブクログレビュー

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  • maomao

    maomao

    島本さんの作品は「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」以来気になっています。

    双子の姉弟・華子と冬治。
    言いたいことをポンポン言えて女子力のある華子。一方、幼少から華に振り回され面倒見はいいのに自分に自信のない冬治。
    そんな対照的な二人の暮らしに、華子に想いを寄せる男性や冬治の研究室の雪村さんが加わって日常が変わっていく。
    冷たくあしらわれてもめげない華の求婚者。
    端から眺めている分には、ドタバタしつつも何だかんだ家族ぐるみで仲良くて楽しそう。
    恋と進路の間で悩む冬治、華子の恋。

    展開にすごくワクワクするわけでもなく、特別甘くもドロドロもしない。悪人が出てくることもない。
    でもいつの間にか物語に引き込まれてしまう。
    現実にいそうな登場人物に感情の描写。
    何とも優しく読み心地のいい恋愛青春小説でした。
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    投稿日:2022.05.07

  • せにやん

    せにやん

    なんだか甘くて酸っぱくて
    微笑ましくなる物語

    疲れた心に絶対に沁みる

    この双子ちゃんたちを取り巻く物語に
    絶対に恋をすると思う

    投稿日:2021.11.14

  • みさき

    みさき

    たった4人の中に、多くの人が共感を見つけられるというのは、なんだろう、魔法?モラトリアムってそんなに単純なものだったっけ。すごいなぁ。

    投稿日:2021.11.05

  • 軽穂(かるほ)

    軽穂(かるほ)

    このレビューはネタバレを含みます

    とてもほっこりする話だった。さらっとしていて読みやすい。
    主人公は双子の大学生の冬冶と華子。同居をしていて、前半は華子、後半は冬冶の視点で話が進んでいく。
    口げんかをしながらもお互いを思いやっているのが伝わる。
    2人の恋愛観が対照的で、冬冶は慎重派だが華子は派手で色々な人と交際している。
    冬冶と幸村さんの恋愛の話がとても好き。おしゃれに無関心だが頭はとても良く地味だった幸村さんが、冬冶に出会って恋に落ち美しく変わっていく様子が良い。冬冶も不器用なりに幸村さんと真剣に向き合って恋愛している姿が良かった。
    華子と冬冶が長引くけんかをしてお互いに意地を張っていたが、最後に夕食のカレーを作るために当番を交代するという冬冶が仲直りのきっかけを作ったシーンが好き。

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    投稿日:2021.10.02

  • kenken1967

    kenken1967

    このレビューはネタバレを含みます

    島本理生先生の作品を読むのは5冊目だが、一番自分の感性に合っていた。
    登場人物が皆、個性的で情景が目に浮かぶようだった。
    特に双子の冬治と華子の関係性が面白かった。

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    投稿日:2021.07.27

  • 優

    このレビューはネタバレを含みます

    島本さんの著書はこれで三冊目。島本さんって幸せな雰囲気を漂わせておいて、ある日爆弾を容赦なく投下してくるイメージがあったから、ちょっとびくびくしてたけど今作はそんなに心配いらなかったな。爆弾はあったけど。それにしても双子って不思議な関係ですよね。同い年だけど友達とはもちろん違う、だからといってたぶん兄妹とも違うんじゃないだろうか。ちょっと憧れます。私は、華子も冬冶も好きです。でも冬冶があの時の決断を後々後悔しやしないかと心配。最後辺りの雪村さんは理解できない。冬冶に重荷を背負わせすぎな気がする。

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    投稿日:2021.03.23

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