【感想】一千一秒の日々

島本理生 / 角川文庫
(80件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
6
42
18
4
0

ブクログレビュー

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  • 前太ハハ

    前太ハハ

    著者の作品は基本的には私とは合わないのだけど、たまには、と思って読んでみました。

    本作は連作短編集的な作品なのですが、案の定どの章のどの主人公も苦手でした。
    恋愛体質でひとりよがりの気があって・・・つい、ウザっと思ってしまうのですが、相変わらず文章は瑞々しくて繊細で、人気の作家さんなことは理解できます。

    著者の、色恋じゃないストーリーが読んでみたいなあ。
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    投稿日:2024.03.18

  • ほくほくあーちゃん

    ほくほくあーちゃん

    風光る
     真琴と一緒に住んでた哲。哲との別れる直前の話。
    七月の通り雨
     大学の劇団でひとめぼれされた佐伯瑛子。相手にそっけない。
    青い夜、緑のフェンス
     プニプニの針谷と可愛い一紗。漫才みたいな掛け合い。
    夏の終わる部屋
     他人に執着しない長月くん。付き合った彼女との出会いから別れ。
    屋根裏から海へ
     真琴の元カレ加納くん。家庭教師の教え子の姉との関わり。
    新しい旅の終わりに
     昔付き合ってた2人で旅行。男女の関係になるのか!?
    夏めく日
     女子高生だった「佐伯瑛子」。転勤する前の男性教諭とのやり取り。

    島本理生さんの作品にしては、ポップな感じがしたなー!!
    「青い夜、緑のフェンス」がいつもと違う感じ。
    でも、読みやすかった!!
    連作短編で、ビミョーに話が繋がってる。
    大学生の気だるい感じが私は好きだったなー。
    それを文章で表現できるってスゴいね!!
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    投稿日:2024.01.18

  • hidezoe

    hidezoe

    島本理生さんの初期の頃の作品。
    その後の作品にもある、名前だけ出てきたような脇役が、続く話でメインになるオムニバス形式。
    最近の作品と比べて病んだ人が少ない。

    「青い夜、緑のフェンス」
    針谷くんと一紗ちゃんの関係性、やり取りが心地いい。幼なじみの片思い

    「夏の終わる部屋」
    DV親を持つ娘
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    投稿日:2023.10.07

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「小さな明かりの灯った夜の中で、私たちは長い会話とキスを交わしながら、何度夜を明かしただろう。ふたりだけの愛おしい日々が溶けていく―生真面目で不器用な恋人たちを清新なイメージで描いた七色の連作短篇集。

    「本書は若い世代の恋愛を描いた連作短編集である。最初の話で主人公の友人として登場する脇役だった女の子が、次の話では主役になっていたりする。物語がどんどんどんどんつながって、いつか自分の番が回ってくるような気がして可笑しかった。ー登場人物たちはみな、自分の半分くらいの年齢なのに。どうしてだろう、と思いながら読んだ。そして本を閉じてから、ふっと思い出した。私も間違いなく不器用な若者の一人だったのだ。」
    (『小泉今日子書評集』の紹介より)
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    投稿日:2023.08.29

  • yuki

    yuki

    このレビューはネタバレを含みます

    短編集というから別個の物語かと思ったら登場人物がリンクしていた。
    やっぱり一番のお気に入りは、加納くんと真琴の物語。
    どのお話もエンドが書かれていなくて、だからこそ想像も膨らむし、綺麗な終わりも苦しい終わりも想像できてリアルな恋の感じがする。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.01

  • しょう

    しょう

    タイトルが綺麗で好き。
    それぞれの話の主人公を応援したくなったのと、夏が待ち遠しくなった。
    針谷くんの話で太ってる人の特徴を書くのが上手いなと
    思った。
    加納くん、瑛子ちゃんみたいなちょっと頑固だけど純粋で真っ直ぐな人がいいなぁと思った。続きを読む

    投稿日:2021.02.14

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