【感想】ナラタージュ

島本理生 / 角川文庫
(566件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
131
181
152
45
15

ブクログレビュー

"powered by"

  • ヤマタエ

    ヤマタエ

    もう恋愛なんてするような歳でもないのに、いい歳をして何度もドキドキしてしまった。ハッピーエンドじゃない話の中で、最も深くささった、けど大きくもない棘のような感触だった。

    投稿日:2024.04.11

  • ネモJ

    ネモJ

    本屋さんに寄った際に、本作のポップを見て、そういえば有名だけどまだ読んだことないなと思い手に取りました。恋愛の楽しい一面だけでなく、辛さや痛み、弱さやもどかしさなどの心理描写が秀逸で思わずグサッとくる場面もあり面白かったです。

    本作のストーリーとしては、主人公がひょんなことから、高校時代に好きだった先生と再会することから始まります。主人公は自分が辛い時に救ってくれた先生に対して恋をしており、先生もまた、主人公に特別な感情を抱いている。再会を果たした2人は徐々に親密になっていくと同時に、お互いの抱える秘密を知ることになる…といったストーリー。

    序盤は割と再会を果たしたことで、ウキウキとした楽しげな主人公の描写が中心であるのに対し、先生の秘密を知ってから中盤にかけて、主人公の心理描写が一変するのが私にとって印象的でした。特に、小野くんとの関係については胸が痛む思いで読んでましたし、色々印象的なセリフや文章あるのですが、ネタバレになるのでそこは控えさせていただきます…ぜひ本書でご確認をお願いします笑

    私もどちらかといえば、先生に近い性格で人に弱みを見せたり、人に頼ることが稀だったりする性格で、先生の持つ弱さにはすごく共感できましたし、こういう弱さを見せられる人こそが特別な人なのかなとも改めて思いました。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.02

  • すずらん

    すずらん

    中学生の頃初めて読んでそれ以来虜です
    人を好きになることによって生まれる苦しさ痛さ弱さはとてつもなく辛いけれどそれでも人を想い続けることの真っ直ぐさは間違いなく素晴らしいもの
    忘れられない人がずっと心にいる
    この痛みを私は愛そうと思う
    続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • こっとん

    こっとん

    このレビューはネタバレを含みます


    先生に恋する女子高生と妻との関係に問題を抱えていた教師の物語。

    場面ごとの描写は個人的には好きだったが、登場人物に共感することが難しく、続きが気になるというよりは義務的に読むような形になってしまった。

    葉山先生は優しい先生であるという出来事は幾つかあったものの、泉が先生を好きになるまでの過程が説明として少し出てきたのみで伝わりづらかった。読んでいる途中で「なぜ泉は先生のことが好きなんだろう?」と考える場面が多々あった。
    最終的に先生は妻の方を選択したが、泉のことが好きなのにも関わらずなぜ愛せないのか、どうして最終的に妻を選択したのか、共感できないうえ理由が明確ではないように感じた。

    私が読むのに時間がかかってしまったせいもあるが、なぜ葉山先生が奥さんと疎遠になってしまったのか忘れてしまうこともあった。

    泉は両親がドイツに滞在しており、途中でドイツ旅行に行く場面なども含まれていたが、果たしてこの場面は必要であったのか疑問に感じた。両親もこの旅行の場面で登場したのみで、それ以外の場面で特に重要視されることはなかった。

    最後に柚子ちゃんが自殺してしまった理由は衝撃的だったが何故かあまり印象に残らず、ブクログで他の方が感想を残しているのを見て思い出した。
    特に泉については、柚子ちゃんが死んでしまったことよりも先生のことや小野くんのことを考えている描写が多かったためにそのように感じてしまったのかもしれない。

    泉の気持ちの変化は掴みとれたものの、いまいち共感するには難しい小説だと感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • はこ

    はこ

    ずっと前に読んだものの記録用。

    こんなに人のことを一身に想うことができる人生であれば、それはすごく貴重で素敵なことだと思う。
    外面的な関係性がどうであれ、誰にも分からない2人だけの世界がずっとあることなんて、人として生きていて羨ましい以外の感情がない。続きを読む

    投稿日:2024.03.17

  • こころ

    こころ

    うーん、私にはいまいちだったかな…
    登場人物みんな好きになれなかった。
    だから気持ちもわからなかった。
    ただ先生はめっちゃずるい男…
    ずるい男はきらい…
    再読することはないかな

    投稿日:2024.03.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。