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田中慎弥 / 新潮文庫 (8件のレビュー)
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総合評価:
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がんちゃん
ディストピア小説と言えばディストピア小説とも言えるが、「作家」とか「よみもの」の存在意義を問いかけたんじゃないかなぁと思った。 いや、存在意義というより、存在根拠と言うべきか。 風刺と読むより巷間…ですでに多くの人に語り尽くされている「芸術で世界を変えれるか」問題へのこの作家なりのアプローチではないやろか。 その答えはこの作品では一見無力的にも読めるが、書くということは過去と未来をしっかりと結びつける重要な役割を果たしていると、ちゃんと作家をアピールしとります。続きを読む
投稿日:2022.05.08
tonveri
このレビューはネタバレを含みます
主人公は、母の墓参りに帰郷したが、到着したのは故郷ではなく、全く見覚えのない景色。周りは軍服のような服装をしており、瞳も髪も日本人離れしている風貌な人ばかりだった・・。 ここは日本であるが、今現在の日本とは違う世界にスリップしてしまった主人公。右も左も分からず、拘束され”旧日本人”と差別され、隔離される。 日本の政治とは何か? 現在の政治から窺える日本の未来はどうなのか?・・考えられるであろう道筋が作中に落とし込まれている。 ただし、あくまでフィクションである。どのように感じ、考えるかは各々の捉え方だろう。今の政治に不満があるのか、無いのかで捉え方も変化するだろう。
投稿日:2018.11.29
hatchan0610
戦争主義的世界的平和主義における民主主義的戦争! SFの一分野としてのディストピア小説とみるか、政治批判とみるか。
投稿日:2018.10.21
komatta22232223
読みづらい。「神様のいない日本シリーズ」とかそんなことなかったのに。終盤濡れ場(?)とそれ以降のドタバタは筒井康隆っぽさもあっておもしろかってんけど、そこまでの文章がなかなか入って来なかった。
投稿日:2018.09.29
あきら
『図書準備室』以来、田中作品二作目。電車を降りたらもう一つの“日本国”に着いた場面が、川端康成の『雪国』の冒頭に何処か似ていると感じた。のちに、本作中に川端康成について多少言及されていて「嗚呼…」と、…予感していたのかなぁと思った次第。星三つ半。続きを読む
投稿日:2018.07.28
R
嫌いじゃない。田中慎弥はきっと常々自意識の塊と向き合っているのだろう。そうでないとこんな文章は書けない。命削りながら書いてるのがよくわかる。 内容に関しては、解釈しながら読もうとしたけれど要素が多すぎ…て途中で諦めた。即ちよく分からなかったが、恐ろしく勇気のこもった本であることは理解した。著者が裸一貫で国家という巨大なシステムに立ち向かっている。 将来、日本の国家統制が強まることがあれば早い段階で禁書扱いになりそうなレベルの内容である。続きを読む
投稿日:2018.07.14
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