クジラアタマの王様

伊坂幸太郎 / NHK出版
(253件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
33
94
97
11
1
  • 夢のお告げ

    夢で起こった(ような)ことが現実にも起こる、いわゆるデジャヴの一つって、ありますよね。

    でも、この物語のそれは一味違います。
    現実世界で全く関係なさそうな3人が、長きに渡り運命をともにすることになろうとは…。

    それはさておいて、この会話のテンポとかやりとりの感じが好きなんです。この作家さんの。特に主人公にからむ女性はかなり好みなことがあるんです。今回もそれだけで十分です 笑。
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    投稿日:2019.08.03

ブクログレビュー

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  • かのん

    かのん

    現実と夢のリンク。初めにマンガから始まるので、意味もわからず読み進めると、分かってくる。ハシビロコウという鳥の意図はなんだったのだろう?新型インフルエンザは、今のコロナとも言える状況で怖かった。ファンタジーだが、現世界で起きてることだとも思う。たまにはこういう変わった小説を読むのも楽しいかも(๑´ლ`๑)笑続きを読む

    投稿日:2021.01.05

  • わたもち

    わたもち

    2021年1冊目。
    夢と現実がシンクロする不思議な話。
    RPGっぽくて面白い。
    また、コロナ禍を予見したかのような新型インフルエンザが登場するが、本作の発行は2019年でコロナ以前なので偶々なのだろうが驚いた。
    コロナ初期の感染者の特定や個人情報流出、事件等々を思い出す。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.04

  • ASHITAKA

    ASHITAKA

    このレビューはネタバレを含みます


    「あいつは、放り投げるんだよ。どうしたらいいのか分からなくなると」
    「仕事ってそんなことできるんでしたっけ」

     よろしくない、を絵に描いたような応対だ。絵に描いて出品できる。

    第一章 マシュマロとハリネズミより


    「小説BOC」の螺旋プロジェクト(複数の作家同士の競作)の延長に作られたような本作。4章構成ですが、3章目は短かったので、そこまで計画的に練られた印象はありませんでした。
    パラパラとめくればわかりますし、あとがきや過去のインタビューで記載されているように、アクションの描写は小説に不向き、苦手な分野だというのが作者の思っていることらしく、今回、満を持してイラスト(バンドデシネやアメコミをイメージしていたそうです)を要所で挟む構造になったそうです。

    ただ、その試みが功を奏したか、と言うと自分は首をひねる側の感想を持ちました。もともとこの作家の持ち味は、ユニークな会話の掛け合い、王道のエンタメの称号に恥じることのない緻密な伏線とその回収劇、というのは周知のことですが、それは巧みな描写の成せるわざでもあります。それに加えて古典文学に対する造詣も深くなければその逆に振り切ることはできません。何かのエッセイで、サッカーの中継を見ながら選手の動きを描写していく、という頼まれてもお断りしたくなるような訓練?もされていて、そういった鍛錬の賜物でもあります。
    現に、圧巻のクライマックスで駆け抜けた『死神の浮力』や『キャプテンサンダーボルト』、実験的かつ挑戦的に愚直なまでにとことん言語化したアクションシーンが見所の『マリアビートル』(映画が楽しみです)で確かにその技量、表現は体現されていたように思えます。
    ただ本作ではライトノベル、コミックにあるような迫力や文章を牽引するような表現、というよりは絵での説明に終始しているように感じてしまった、という点が自分のなかで読後に残ってしまいました。

    それを抜きにしたら、ウイルス、クレーマー電話、無能上司、政治家、愛人、鬼嫁?、アイドル歌手、愛する妻とお腹の子、RPGのような魔物と戦う世界、現実ともうひとつの世界を行き来する、と聞かされたら平均以上の質を出せるようにも思えるので残念ではあります。今回はアイディアに引っ張られたのかな、とも。このアイディアゆえに、講談社や新潮社ではなくNHK出版だったのなら、編集、という点にもケチをつけたくなる。
    あまりにもウイルスが身近になりすぎて、ウイルス発生から、ワクチンの開発、治験、製造、そんなスムーズにいくわけないだろう、と突っ込みたくなる。パスカが出てくる近未来設定ですが、確かに現実が未来を侵食している感じがしました。
    小説家はなんだかんだで共作が向かない生き物だと思うし、やるならそのうちAIとできるようになるんじゃないのかな、と。
    あと本のカバーの空の写真がとても綺麗でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.01.02

  • ロキ

    ロキ

    展開が早く、テンポも良くて
    サクサク読めて面白かった。

    最近の伊坂さんの本は難しくて
    理解できない感じが多いけど、
    この作品に関しても
    本当に作者が伝えたいことが
    伝わってないにしても
    面白かったと思えます。続きを読む

    投稿日:2021.01.01

  • ポトフ

    ポトフ

    2019年7月発行というのが驚きなほど、コロナ禍の様子を見透かしたような内容だった。原因の分からないものへの人々の気持ちを表している。途中にコミックパートを挟む実験的な部分もあったが、文章だけでも十分に面白かった。続きを読む

    投稿日:2021.01.01

  • Ryohei

    Ryohei

    伊坂作品は久しぶりに読んだかもしれない。静かで不思議な話が続き、最後はドタバタと展開する。これまでの伊坂作品とは違うものを感じたが、それが良いのか悪いのかよく分からない。

    夢というものをあまり信じない私にとっては、とんでも話感が強かったものの、「僕」があまり信じない立場をとっていたから無理なく入っていけたように思える。

    またウイルスの話は実にタイムリーな話。誇張している部分は大きいが、自己の利益のためなら公共の利も妨害する輩がいるのは事実であり、今の新型コロナ禍の現状を邪推してしまう。

    なぜハシビロコウなのか?じっと動かない姿が司令塔としての本作の役割に適していると感じたのだろうか。一方でハシビロコウは非常に獰猛で攻撃的、人が飼い慣らすのも難しいらしい。その点からも、確かに、自己にとって不都合なものを1つずつ排除しその免疫がなくなったところを襲い掛かろうとする今回のラスボスに相応しい気がする。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.20

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