【感想】2030年アパレルの未来―日本企業が半分になる日

福田稔 / 東洋経済新報社
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • familiarのしおり

    familiarのしおり

    他国アパレル事例が興味深かったです。読みやすい。
    個人的には、著書の表紙がグレー、内紙?がネオンっぽい派手色でデザインがかっこいいなとおもいました。

    投稿日:2024.01.18

  • しんがみ

    しんがみ

    東京ファッション特区構想のあたり面白い発想だと思った。ファッションの分野の仕事もAIに置き換わる、デザイナーと販売員の報酬を上げるべきという辺りの記述も本当そうだよ、と思います。

    投稿日:2023.11.25

  • m

    m

    売り手に向けた、テクノロジー系や市場動向などの内容です。ファストファッションや海外市場に向けた話も含まれています。今後日本のアパレル企業は減少していき、生き残るためには、海外でも売れる国産ブランドを育てることや、職人の技術・事業の継続に繋がること、デザイナーと産地の繋がりや対話からの関係性が大事なことなどが述べられています。また、日本のブランドはブランドストーリーが弱いことや、経営とクリエイティブの役割分担ができていないことなども述べられていたり、成功の鍵として「日本らしさの付与・独自性の追求・ビジネス基盤の確立」などが挙げられています。他の業界にも通ずるところが多分にあるのではないかと感じました。続きを読む

    投稿日:2023.09.10

  • くま

    くま

    目的
     ・今後のアパレルの未来はどうなるのか
     ・EC業界の成長について

    ■感想
    アパレルの業界は現在進行形で大きく変化している。市場構造の変化と勝ち組企業の世代交代が起きている。そのなかでデジタル化やAIがもたらす消費者の購買思考における本質的に変化していってる。この変化により、消費者に対するマーケティングや商品の提供が変わってくるのだ。今後は、マスパーソナライズもしくはレコメンド機能により、より個人にとっかし、その購入に至るまでの体験価値をより効率的かつ充実した形にしなければいけない。これはアパレルに限ったことではない。しかし、AIがより発展していくことにより、パーソナライズにおける精度はあさらに上がっていくことだ、ここに人間が介在する必要がなくなる。じゃあ人間の介在価値は?誰から買うかという人間検索をより高める必要があると思う。少し高いけど、この人から買いたい。そう思わせれば勝ちである。それが今後人間がAIにとってかわれない人間の真理を掴んだ介在価値なのかなと。続きを読む

    投稿日:2023.05.28

  • sota

    sota

    ー この日本企業の凋落ぶりは、平成の30年間がどういう時代であったかを象徴している。戦後、奇跡の復興を成し遂げた昭和を牽引した高度経済成長期のシステム(民間はボトムアップ型のコンセンサス経営、官は護送船団方式に代表される官僚的な日本型統治)が平成の時代に合わず、機能不全を起こしていたことは明らかだ。

    しかしながら、多くの人が成功体験から離れられず、あるいは薄々、機能不全に気づいていても抜本的な対策をとらず、過去の栄光に甘んじ、ズルズルと惰性に甘んじてしまったのが、平成という時代だったといえる。日本型のサラリーマン社会になじんだ団塊世代に人口ボリュームがあることが、改革を遅らせたという側面もある。

    実際、停滞の30年間に大きく企業価値を高めた企業には、ソフトバンクやファーストリテイリングのように、従来の日本型企業とは無縁の、グローバル感覚に長けた経営者が存在する。 ー

    危機感は良く理解出来た。

    とは言えトーキョー「ファッション特区」の定量的な経済効果は良く分からなかった。

    本質的なマーケティング、本質的なD2C、本質的な在庫管理、本質的なDX、本質的な差別化、本質的なサプライチェーン改革、本質的なグローバル化。

    なるほど、課題感はよく分かるが、物事の課題解決に、従来の課題解決策に対して“本質的な”と枕詞を付けただけで、それで本質的な課題解決が出来ますかね?

    結局の所、消費マインド(日本社会の貧困化)、世界的なSDGsの潮流、DX、アパレル産業の構造的な問題(過剰在庫、廃棄ロス)が複雑に絡まり合って解決のロードマップが描けていない日本のアパレル産業の闇が根深いことしか分からなかった。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.10

  • こどもおねむ

    こどもおねむ

    本書は主にアパレル業界の未来を示しているが、その他業界にも通ずる事が書かれており、非常に興味深く読めた。
    他の本で、アパレル業界は仕掛け人となるメディアがトレンドを作り出し、一定の売上を上げている事は知っていた。本書でもそれは書かれており、そこから脱却するにはどうしたら良いのか、という話。
    やはり海外に通じるブランドの構築が重要で、またEC化の波に乗り切れていないからテクノロジーなどを駆使して乗っていく。生地の輸出は多いので、それを原料とする製品の拡販。などがあげられる。結局はECが鍵なのだろう。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.25

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