【感想】日本の外国人労働者問題、ここがおかしい(『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』刊行記念特別講演)

内藤正典 / 集英社学芸単行本
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
1
2
5
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「やってくるのは「労働力」ではなく「人」です。
    この本では「外国人労働者」「移民」「難民」はどう違うのか、そして彼らとどうつきあっていけばいいのかを、わかりやすく解説していきます。」

    はじめに
    界では人が国境を越えている!

    第1章
    外国人労働者ってどんな人? 移民とどこがちがうの?
    外国人労働者とはどういう人のこと?/外国人が増えると治安が悪くなるのか/外国人労働者か、移民か

    第2章
    難民ってどんな人?
    ボートで密航する難民たち/難民が来た国はどうするか/難民は、なぜ豊かなサウジアラビアに行かなかったか

    第3章
    移民と難民はどこがちがうの?
    なぜ難民の数は急激に増えたのか/難民の増加におびえるヨーロッパ/難民なのか、移民なのか

    第4章
    日本はどうやって外国人労働者を受け入れるの?
    技能実習生はなぜ逃げるのか /家族の帯同を認めない政府/特殊技能2号は実質的に「移民」

    第5章
    世界に学ぶ移民、外国人労働者問題
    習慣のちがいが偏見を生む/ドイツでは六〇年前に同じ問題が起きていた/「ここは私のワンちゃんの道よ」

    第6章
    一〇〇万人のジャーニー・オブ・ホープ
    なぜ突然難民はスロベニアに押し寄せたのか/難民をかくまった話/ジャーニー・オブ・ホープ(希望への旅路)はつづく

    第7章
    日本は難民を受け入れてきたのか?
    日本の難民受け入れは?/日本に来るにはなにが必要?/ビザがあっても入国できないことがある

    第8章 外国人と仲良くなろう
    人として接することの大切さ/移民街はあぶないのか/外国人と仲良くするためのヒント

    内藤正典 ないとうまさのり
    1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士。
    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
    続きを読む

    投稿日:2024.01.14

  • い

    イスラム教徒、イスラム国、難民受け入れをしているヨーロッパ各国などを実際に旅し、移民や難民とコミュニケーションをとってきた著者だから言える肌感覚での難民問題、移民受け入れ問題について、説得力ある話で考えさせられた。また機会があれば読みたい。続きを読む

    投稿日:2023.08.26

  • hina

    hina

    来るのは労働力ではなく、人間です。/「圧倒的な努力」ができるのは好きなことだけ。/いちどの大きな痛みより、長く続く小さな痛みの方が幸福度を大きく引き下げる。/人はそれぞれの「幸福の水準」を持っていて、それはなにがあっても変わらない/モノよりコトの方が幸福感は長くつづく。/加害は100分の1に、被害は100倍に評価する=100倍の法則/「自分のことは自分がいちばんよく分かってる」これは間違いで、友達の判断の方がずっと正しい。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.24

  • aya00226

    aya00226

    日本は難民を受け入れていない。
    日本は豊かになったため、他の国に働きに行く人が少なかった。
    ずっと住み続ける場合は移民、短期は外国人労働者、移民は家族と暮らす場合が多い。
    医療は外国人労働者も受けられるか
    医療はドイツのほうが安いのでトルコ人は帰らない。

    移民の家族の問題。政治参加の問題。
    ドイツでは、30年以上たって、ようやく帰らないことを納得した。
    難民は命の危険から国境を超える人
    難民条約で、強制送還してはいけない。
    サウジアラビアやUAEは、石油のおかげで労働力を外国人に依存した。人間扱いしなかったため、難民は行きたがらない。
    中東、アフリカの人は人権侵害に敏感。
    難民は、いつかは国に帰るのが原則。

    ドイツは日本と似ている。
    ドイツは厳しい学歴社会。
    ドイツ人がいなくなる地区がでてきた。
    ルールは外国人もすぐに覚える。
    扱いと犯罪などの治安の悪化は、同じ。
    日本の帰化申請はかなりの確率で認められている。
    ドイツは、総人口の11%が外国人。12%が移民の出。20%以上が外国に関係がある人。
    ドイツ人は花を植える、トルコ人は豆や野菜を植える。
    日曜日はドイツ人には安息日。洗濯をしない。
    ドイツには法律で住まいの面積が決められている。トルコ人は友人を招くので、それに違反する。
    イスラム教徒は、水泳は男女別が当たり前。
    ドイツに限らず、イスラムに対するヘイトスピーチが増加している。
    ドイツでは、エイズ対策のため、ティーエイジャーが集まるところにはコンドームの自販機がある。イスラム教徒にはそれは受け入れられない。
    オランダは、異文化への寛容が強かったが、同時テロ以来、反イスラム反移民の国になった。
    ヨーロッパは国境検問がない。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.04

  • つきもどき

    つきもどき

    日本が外国人労働者を受け入れるにあたって何が起きるか、どうあるべきか、をドイツなど欧米諸国の事例を交えて紹介。
    私たち一般市民としては、相手を知ること、違う価値観を知ることが大事。

    投稿日:2021.05.19

  • 破顔一笑

    破顔一笑

    ちょうどこの本を読み終えた後、工事現場で働く外国の方が目につくようになった。元々働いていたのか、この本を読んだから気づけるようになったのか。  これから日本で確実に起こることなので、読んでおくと心構え(?)というか、為になることは間違いない。続きを読む

    投稿日:2020.02.18

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。