【感想】オレが私になるまで 1

佐藤はつき / MFC
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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1
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  • 男女入れ替えものの最高峰

    男女入れ替えものの最高峰。
    よくある男女変換、綺麗になったオレ、すごい。みたいなしょうもない話ではない。


    心理描写が非常に丁寧ということ、女性目線で成長をリアルに描いているということが面白さではないかと思う。

    ただ、単純に女性の成長を描いているといえばそういう気もする。

    自分の女性性に、馴染めない少女が自分の性の成長に戸惑う様子を描いてる
    というようにも見えなくもない。

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    投稿日:2022.07.12

ブクログレビュー

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  • 化け猫

    化け猫

    このレビューはネタバレを含みます

    今日、性的少数者の方々を扱った漫画作品が「流行」なのでそうした物が多い。

    本作では突発的に、後天的に性別が女性に変ってしまうと言う、現実には無い空想上の疾患を患った少年の身体が女性化するが、性自認は男性のままである。
    その少年が、周囲との触れ合い等を通して「女性としての性自認」を「後天的に」獲得する物語である。

    性自認は変えられない、性同一性障害の患者さんに身体の性別に性自認を合わせる事を強制する事は不可能であると言うのが今の医学の到達点であり、それで性別適合手術が認められる様になった事は門外漢の私も理解している。現実の医療では本人の性自認に身体を合わせるのである。

    もし仮に本作の様に疾患で後天的に身体の性別が変っても性自認は変わらないのである。本作でも医師が「再度男性への性転換」を勧める件が有るがこれで物語は終了するのが普通である。

    現実の性同一性障害やインターセクシャルの当事者の方々や、関係する医療関係者の方々が本作をもし読んだとすれば「んな訳ねーだろ!」とか「ちがうよ」と一笑に付すか、お怒りになると思われる。多分皆様お忙しいのでこんな漫画は相手にしないと思うが。

    医学以前の基本的な生物学に対する知識の無い浅学な漫画家が聞きかじりで描いたものと思え、私の様な門外漢にも突っ込みどころ満載である。

    本書は性的少数者への偏見と誤解を招くだけの物であり何方にもお勧め出来ない。
    帯に「抒情の新鋭」と有ったが何処の何が一体「抒情」なのだろうか。


    全く評価に値しないので★はゼロである。

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    投稿日:2022.05.04

  • saito sasuke

    saito sasuke

    性が変わるという昨今良くある設定のマンガであるが、心理描写が非常に丁寧で、かつ描きすぎていないところが気持ち良い。
    読後はまるで小説を読んだかのような気持ちになる。

    主人公のキャラクターの魅力も当然あるが、他に出てくるキャラクター達もどれも愛すべき存在。
    それぞれが人間が普遍的に持っている純粋さを体現していることからついつい感情移入してしまう。

    思春期ならではの様々な事件を仲間達と健気に乗り越えて行く姿は何度読み返しても心が動かされる。

    3巻まで一気に読むべし
    そして出版社は4巻をすぐに出すべし!
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    投稿日:2021.03.17

  • 理科

    理科

    ヤンチャな男の子のアキラがある日突然女の子に
    思春期の葛藤と元男という事実がバレないかという不安からビクビクして過ごしている。

    正直1巻の内容は、重くてこのままだと読んでいて辛いかなと思った。2巻でどうなるか期待続きを読む

    投稿日:2019.11.27

  • ミネバーグ師匠

    ミネバーグ師匠

    主人公が、どこにでもいるヤンチャ少年なのがなんかリアル。
    今までの自分が女子にしていた事を女子目線で感じたりするのを、葛藤しながら受け止めているのに好感が持てます。

    投稿日:2019.11.22

  • スグル日和

    スグル日和

    このレビューはネタバレを含みます

    やんちゃ男子小学生のアキラが、朝起きたら女の子になっていた。アキラの葛藤や成長を描く優しい物語。
    Twitterで見て単行本絶対買おうと思ってた。
    全然話は違うけど「聲の形」を彷彿とさせる。

    Twitter投稿のときよりだいぶ加筆修正されている。キャラクターの気持ちの描写部分をより丁寧に書こうとしてるのが伝わりますね。

    やんちゃ男子筆頭のアキラが男子を怖くなってしまうのが辛い。
    人間不信気味のアキラを瑠海が助けてくれるのが救いだわ。
    トイレでぼろぼろ泣き出すアキラを優しく抱き寄せてくれる瑠海。直前まで怖い怖い言ってアキラを頼ってたのに、アキラの様子がおかしいことを察すると優しく声かけするのすごいよね。その包容力はアキラにとって本当に救いだ。

    アキラは自分自身の性別変化を徐々に受け入れているのに(心の中での咄嗟の「わたし」、可愛い髪や服を嬉しがる)、お母さんや一部の人は「アキラは男に戻りたがっている可哀想な状態。」を前提にしてしまっている。
    お母さんの気持ちも、アキラがその期待に従おうとする気持ちも分かる。
    でも決めつけでアキラの気持ちを推し量るのは、結局アキラの葛藤を強めて追い込むだけだよね。
    この明るい看護師さんのシーンはTwitterで初めて見たときに泣きそうになった。
    「変じゃないよ」と言ってくれる、「今の」自分を肯定してくれる人が大人にいてよかった。
    おばあちゃんも最後にはアキラの気持ちを理解してくれたの良いね。
    それにしてもアキラの最後のすっきりした顔見ましたか!?めっちゃ可愛いじゃん!!!色々な葛藤を経てこれからも悩みは尽きないだろうけど、前に歩みだしたアキラの笑顔めっちゃ素敵よ…
    瑠海と遊ぶときに、看護師さんの髪止めつけて、おばあちゃんに送り出してもらう感じ、アキラの今後の生活が周囲の助けで幸せに向かうことを暗示してますわ。。

    てかしょーま男女分け隔てなく優しすぎない?小学生男子にしてこの優しさは神レベルですわ…。
    地味に、瑠海たちがアキラが間食しないって言ったのを「女子力怖っ…」ていうコマ好き。

    次巻も購入決定です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.07.06

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