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津原 泰水 / ハヤカワ文庫JA (62件のレビュー)
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総合評価:
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もっこ
幽明志怪シリーズやたまさか人形堂シリーズ等で 幻想系の作家さんのイメージだったのですが これは普通に引きこもり達に才能を見出した カウンセラーJJが、4名を連携させて ハッタリ同然のプロジェクトを始動…させる。 疑心暗鬼に囚われたり、偶然巻き込まれたり 予想外の影響が出たりとハラハラするものの その過程で見えて来るものもあって やはり津原作品は面白い。 でも、やっぱり幻想系が一番好きです。続きを読む
投稿日:2023.11.26
bookaholic
早く寝なきゃ、なのにページを繰る手が止まらない。あぁ今夜も夜更かしだ…。 久しぶりにそんな読み方が出来た。 軽快だけど軽過ぎず、適度に読みやすい文体。 変に道徳的過ぎないのも好ましい。全ての登場キャ…ラクター達に純粋な意味でのハッピーエンドは無い。それぞれに甘辛ミックスな現実がある。 だけど最後には一筋の希望の光が。 スレてしまった大人でも心が温かくなる、爽やかな青春冒険譚。続きを読む
投稿日:2023.02.13
ぽてち
ゴタゴタの末に「この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます」という帯をつけて早川書房から刊行された文庫本。出版界の裏事情に興味はないが、名編集者にそこまで言わせる作品を読まない手はないと購入後、長ら…く積んでいたがようやく読了した。 タイトルのヒッキーとは引き籠もりのこと。それぞれの事情で引き籠もりとなった3人のもとに通うカウンセラーが仕掛けたミッション。引き籠もりだが、ある分野においては突出した才能をもつ彼らと、謎のハッカーとの共同作業は予想もつかない結末へ向かう。 万人受けはしないだろうが、なかなか楽しめた。続きを読む
投稿日:2022.04.21
いちこ
登場人物が全員魅力的。章が変わるごとに移っていく視点が吸引力となり、一気に読み終わった。 ラストも爽やかでよかった。
投稿日:2022.02.20
1396956番目の読書家
このレビューはネタバレを含みます
あとがきによると「賑やかな孤立」とでも称すべき情感がこの作品に通底する、世界中の現代人が共有している、普遍的な感覚と思われているとのこと。 私が作品を評価するなんてたいそうな見識や豊かな情緒、多彩な表現力があるわけでもないのだけれど、感情的に私的な感覚でいえば、毎日毎週毎月毎年読み返したい、という激情はなく、何年か後にふと、フレーズや情景を思い出して、読み返したくなる予感がする、といった書籍でした。 幻冬舎騒動なんてのは読み終わってから初めて知ったのだけれど、早川書房の文庫版の帯、《この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます。》なんて今日日言う人がいるのかという驚きと、口だけのパフォーマンスかという疑惑の気持ちと、面白半分、興味本位で購入したのは間違いないけれど、読後感はそう悪いものではなかったですよ、と未来の自分へ綴りたい。〈続けろ!〉
投稿日:2022.02.11
おさるのかごや
ちょっと胡散臭い心理カウンセラーと引きこもりのクライアント達は、ヴァーチャルアイドルを作ったり、UMAの噂を流したりとなかなか活動的です。出版にあたって幻冬舎といろいろあったようですが、作品は普通に面…白いですね。続きを読む
投稿日:2021.11.18
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