【感想】ヒッキーヒッキーシェイク

津原 泰水 / ハヤカワ文庫JA
(62件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
9
17
25
2
0

ブクログレビュー

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  • もっこ

    もっこ

    幽明志怪シリーズやたまさか人形堂シリーズ等で
    幻想系の作家さんのイメージだったのですが
    これは普通に引きこもり達に才能を見出した
    カウンセラーJJが、4名を連携させて
    ハッタリ同然のプロジェクトを始動させる。

    疑心暗鬼に囚われたり、偶然巻き込まれたり
    予想外の影響が出たりとハラハラするものの
    その過程で見えて来るものもあって
    やはり津原作品は面白い。
    でも、やっぱり幻想系が一番好きです。
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    投稿日:2023.11.26

  • bookaholic

    bookaholic

    早く寝なきゃ、なのにページを繰る手が止まらない。あぁ今夜も夜更かしだ…。
    久しぶりにそんな読み方が出来た。
    軽快だけど軽過ぎず、適度に読みやすい文体。

    変に道徳的過ぎないのも好ましい。全ての登場キャラクター達に純粋な意味でのハッピーエンドは無い。それぞれに甘辛ミックスな現実がある。
    だけど最後には一筋の希望の光が。

    スレてしまった大人でも心が温かくなる、爽やかな青春冒険譚。
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    投稿日:2023.02.13

  • ぽてち

    ぽてち

    ゴタゴタの末に「この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます」という帯をつけて早川書房から刊行された文庫本。出版界の裏事情に興味はないが、名編集者にそこまで言わせる作品を読まない手はないと購入後、長らく積んでいたがようやく読了した。
    タイトルのヒッキーとは引き籠もりのこと。それぞれの事情で引き籠もりとなった3人のもとに通うカウンセラーが仕掛けたミッション。引き籠もりだが、ある分野においては突出した才能をもつ彼らと、謎のハッカーとの共同作業は予想もつかない結末へ向かう。
    万人受けはしないだろうが、なかなか楽しめた。
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    投稿日:2022.04.21

  • いちこ

    いちこ

    登場人物が全員魅力的。章が変わるごとに移っていく視点が吸引力となり、一気に読み終わった。
    ラストも爽やかでよかった。

    投稿日:2022.02.20

  • 1396956番目の読書家

    1396956番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    あとがきによると「賑やかな孤立」とでも称すべき情感がこの作品に通底する、世界中の現代人が共有している、普遍的な感覚と思われているとのこと。

    私が作品を評価するなんてたいそうな見識や豊かな情緒、多彩な表現力があるわけでもないのだけれど、感情的に私的な感覚でいえば、毎日毎週毎月毎年読み返したい、という激情はなく、何年か後にふと、フレーズや情景を思い出して、読み返したくなる予感がする、といった書籍でした。
    幻冬舎騒動なんてのは読み終わってから初めて知ったのだけれど、早川書房の文庫版の帯、《この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます。》なんて今日日言う人がいるのかという驚きと、口だけのパフォーマンスかという疑惑の気持ちと、面白半分、興味本位で購入したのは間違いないけれど、読後感はそう悪いものではなかったですよ、と未来の自分へ綴りたい。〈続けろ!〉

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.02.11

  • おさるのかごや

    おさるのかごや

    ちょっと胡散臭い心理カウンセラーと引きこもりのクライアント達は、ヴァーチャルアイドルを作ったり、UMAの噂を流したりとなかなか活動的です。出版にあたって幻冬舎といろいろあったようですが、作品は普通に面白いですね。続きを読む

    投稿日:2021.11.18

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