【感想】陰陽師 玉兎ノ巻

夢枕獏 / 文春文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
2
3
6
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ブクログレビュー

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  • LUNA

    LUNA

    このレビューはネタバレを含みます


    個人的には「道満月下に独酌す」と「月盗人」の話が好みだった
    道満の過去に触れたり、悲しい恋物語に一気に読み進めてしまった
    「邪蛇狂ひ」は、救いようのない人間の結末に、殺された使用人達が救われたのなら良かったのでは?と思ってしまう

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    投稿日:2023.07.30

  • まいつき

    まいつき

    陰陽師の十五巻『玉兎ノ巻』。

    「輪潜り観音」と「月盗人」がよかった。
    愛情、恋慕のゆえにおきてしまった怪しの事なのだけど、この二つは繋がっているよに思う。「水化粧」もか。
    事の初めは、純粋な想いだったはずが、いつの間にか雑多な感情が入り混じって、自分自身ではどうにもならなくなってしまった末の出来事。
    なるようになってしまったことは、なるようにしかならない。ただ、知ってしまったからには、自分にできることはして差し上げよう、という姿勢の晴明。そして道満。
    酒をもらう、酒のためならば、というのは道満の偽悪であるのです。
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    投稿日:2022.12.04

  • akizm1215

    akizm1215

    相変わらずの清明と博雅である。
    短編9編なわけですが、魃の回では天然博雅の能力が発揮!
    魃をとらえるつもりが、葉二の音色にうっとりして弓を引くまでもないという素敵所業。

    いつまでそのままでいて欲しい所です。

    ゆっくり読むにはちょうど良い一冊。
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    投稿日:2022.08.24

  • nekotea

    nekotea

    ずっと読んでるシリーズ。
    いつも新しいようでいつも懐かしいような、晴明と博雅のやりとりがよかったです。季節の風景の描写がいつも綺麗なんだよなぁ。
    道満がただ酒を飲んでいる姿も緩やかでよかった。

    投稿日:2022.08.18

  • sissy50

    sissy50

    今回も変わらぬ晴明と博雅の掛け合いを楽しめました。
    そして、道満が出て来る話は今回も良かった。
    晴明と一緒に登場し、あの手この手で晴明を振り回す道満の話も面白いですが、今回のように道満メインで少し趣向を変えてという展開もまた良しです。
    あとは、「木犀月」他の話とはひと味違う感じで印象的でした。
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    投稿日:2021.10.12

  • らじヲ

    らじヲ

    岡野玲子さんの漫画版が『玉手匣』も含めてなじめなかったので、ホンモノで口直し。
    やはり『陰陽師』の晴明と博雅両氏に生身の女性はいらない。

    こちらは短編集だったので、ある意味(夢枕陰陽師にしては)玉石混交でした。
    既視感のあるお話もあったし…。

    ほろほろとした世界観に今は行けない古都への想いを強くしました。
    今頃は一条戻橋の河津桜も満開でしょうね。
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    投稿日:2020.02.23

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