【感想】七夕しぐれ

熊谷達也 / 光文社文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kuritanu

    kuritanu

    著者の実体験に基づく小説。

    昭和40年代。小学生五年生の主人公は、父の仕事(当時まだ地方では珍しかった塾の経営)のために宮城県の地方都市から仙台市に引っ越す。彼が住んでいるところは実は被差別部落の人々が住む場所だった。
    そうとは知らずにヒロユキとナオミの二人と親しくなった主人公は学校でいじめを受けるようになる。

    昭和の学校の雰囲気がよく出ている。結局親の差別意識が子どもに影響している。親が差別しているから、子どもも差別して当然だと思うのである。

    よくできていて読みやすい。
    しかし私にはエンタメが過ぎるかな、という気がした。特にキャラクター設定。
    ナオミは賢い美少女で、いじめるクラスメイトはいかにも嫌な奴。安子ねえは性格はサバサバしているが色っぽい美人(いかにも婀娜な姐ちゃん、という感じ。昔の倍賞美津子さんみたいな感じかな。)、凄むと怖いが日ごろは気のいい元ヤクザの沼倉のおんちゃんなどが「いかにも」って感じで、ドラマにしたいのかなという気持ちになった。(なっているのかもしれない。昭和の役者さんで見たい。)
    まあこれだけ読みやすいと、差別問題を考える、というより物語を楽しむという感じだとは思う。

    宮城県(仙台)に詳しい人ならより楽しめる。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.17

  • ucchi-1

    ucchi-1

    よく噛み締めて読む小説なのかもしれない。
    普通に読み進めて楽しめたけど、サラッと読み終えてしまったのが、これで良かったのかな?と。
    タイトルももっとインパクトあるほうが、と思いましたが、これでいいんでしょうね。続きを読む

    投稿日:2017.04.05

  • sukapin

    sukapin

    主人公よりも同級生のユキヒロとナオミが気になります。因習という本人たちには関係のないことが、小学生までも巻き込んでしまう。理屈では分かっていてもなかなか変えることができない世界。子供たちの純粋な気持ちが重い内容をさわやかにしてくれる。続編「モラトリアムな季節」に期待!続きを読む

    投稿日:2014.12.01

  • kurarin

    kurarin

    部落差別やいじめなど、考えさせられる内容もあるが、子供たちの世界が生き生きと描かれていて気持ちが良い話。その後の話もぜひ読んでみたい。

    投稿日:2013.11.27

  • memoryglass

    memoryglass

    自分の中にある正義、それに気付く事とそれを貫く事。
    少年がこれに迷いなく邁進していくさまが、とっても気持ちよかった。
    良質な一冊。

    投稿日:2013.09.03

  • junko727

    junko727

    このレビューはネタバレを含みます

    最近ハマっている熊谷達也
    文章が優しくて丁寧な言葉使いでお行儀のイイ文体という感じ
    お話しは、少年時代の思い出。転校してきた和也が、差別やいじめを体験するお話し。子供ならではのキラキラとした視線があって正義があって。。。間違いに立ち向かおうとする。
    放送室を占拠して自分たちの思いをぶつけたビラを屋上からまき散らします。だからって、何かが変わったわけでもないけれど。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2013.08.20

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