【感想】輝天炎上【電子特典付き】

海堂尊 / 角川文庫
(63件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
11
19
24
1
2

ブクログレビュー

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  • レモン

    レモン

     『ケルベロスの肖像』と同時間軸で進む天馬大吉と西園寺さやか視点の物語。相変わらずロマンスが不自然というか説得力がないと感じる。天馬君はそんなに美少女にモテる要素なかったと思う。そして大口を叩く割には脅迫状を出した人物を気にしなかったりなど、細部を気にしないさやかに漂う小物感。『ケルベロス〜』の印象だけの方が強そうだった。そしてセンター爆破はやはりやり過ぎ。『ケルベロス〜』はバチスタシリーズ最終章だったのか、と今さら知る。さて次は極北市。続きを読む

    投稿日:2023.12.22

  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    『螺鈿迷宮』の正当続編にして『ケルベロスの肖像』の別視点。表の光と裏の闇。二つで一つの真の完結編。各々の思いを胸に絡み合う。『ケルベロス』はメインキャスト勢揃いという感じだったけど、こっちは各シリーズ作品の脇を固めた人物も登場して、ほんとに色んなキャラが絡み合ってサーガを創ってることが分かる。天馬大吉と冷泉深雪の「AI」総復習という一面もあって面白い。あとやっぱり『ケルベロス』と合わせて読む面白さ、特に田口先生と天馬のやり取りが見ててついニヤついてしまう!最後はちょっと余韻を残しつつ終幕。

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    投稿日:2023.01.14

  • ちゃげ

    ちゃげ

    久し振りに海堂作品を読んだが螺旋迷宮の続編になるみたいで、読んだ記憶はあるが忘れてる部分も多い(^^;
    そもそも海堂作品は登場人物が絡み合ってるものなぁ・・そこに疲れて離れたんだけど、そもそもが病院中心なので説明が硬く理解できない部分が多い。キャラも基本的流れも面白いんだけどなぁ~
    ラストのAIセンター爆破については二転三転で言い方を変えればバタバタという感じになったが、結局姉妹は逃げて再挑戦の作品が出てるのかな?天馬はどうも主人公として実力不足だし(笑)
    他に読む本が見つからなかったら海堂作品も気分転換にいいかもというレベル。
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    投稿日:2021.08.31

  • だも

    だも

    「ケルベロスの肖像」や「螺鈿迷宮」を読んだのは何年も前なので、もろもろだいぶ忘れていた。
    読みながら思い出しながら読了。

    本書に出ている人物や場所が出てくる↓辺りの本を読み返してみようと思う。
    「ナイチンゲールの沈黙」(碧翠院桜宮病院)
    「ケルベロスの肖像」(同一時間軸)
    「螺鈿迷宮」(前日譚)

    ↑の次は、極北がらみ&ブラックペアンの三部作かな
    続きを読む

    投稿日:2021.07.08

  • yohko_barF

    yohko_barF

    このレビューはネタバレを含みます


    引き続き、海堂尊

    思い返すと
    桜宮サーガ関連で
    連続12冊目


    お気に入り作家を見つけると
    何冊か続けて読む癖があるが
    途中で、味変したくなるのが常なのに

    今回は、イレギュラー中のイレギュラー
    自分でもビックリである


    本書は
    「バチスタシリーズ」の6作目
    「ケルベロスの肖像」の裏作品

    桜宮岬にそびえ立つ
    AIセンターをめぐる事件を

    田口医師の目線で描いたのが
    「ケルベロスの肖像」で
    天馬大吉の目線で描いたのが
    「輝天炎上」


    以前にも、確か
    「ジーン・ワルツ」と
    「マドンナ・ヴェルデ」が
    同じような構造だったよなー

    その時は、若干退屈な印象だったので
    本書には、あまり期待してなかったが
    とんでもなかった 笑


    桜宮市の影を支えていた碧翠院
    数年前に炎上し
    院長家族、全員焼死したと思われていたが…

    「ケルベロスの肖像」でも明らかになった
    碧翠院、桜宮三姉妹の生き残りは
    果たして、小百合かすみれか

    本書では、まさかの展開

    あちこちのスピンオフ作品で
    隠されていた布石が
    一気に回収されていくという

    なんというカタルシス




    過去作品の登場人物が
    ちょこちょこ出演してくるという
    サーガ系の特徴を

    これでもか!と出しまくる

    シリーズを通して読破している
    ファンからしたら
    垂涎ものである



    「螺鈿迷宮」からは
    桜宮3姉妹の小百合、すみれ
    兄の城崎、南雲の娘である恭子

    「ブラックペアン 1988」からは
    患者遺族の飯田

    「ジーン・ワルツ」からは
    桜宮三姉妹の叔母にあたる
    三枝麻里亜医院長
    (この事実にビックリ)

    「スリジエエンター1991」からは
    天才建築家のマリッジオ
    (桜宮家との関係性が未だ謎)

    「極北クレマー」からは
    極北市民病院の看護師長

    「ナニワモンスター」からは
    浪速大学の国見教授


    作品の時系列的には
    「ジーン・ワルツ」と
    「極北クレイマー」と
    「浪速モンスター」と
    「ケルベロスの肖像」が同時進行してるので

    4作品を通じて登場している
    スカルムーシュ彦根は
    日本国中、行ったり来たりと
    大忙しである





    「バチスタシリーズ」を軸に
    スピンオフ作品を含め
    25作品に渡る、桜宮サーガ

    これだけの、世界観を
    事前構成無しで、構築した海堂氏は
    まさに、天才作家と言っても過言ではないだろう






    #海堂尊
    #桜宮サーガ
    #輝天炎上
    #天馬大吉
    #螺鈿迷宮
    #ケルベロスの肖像
    #ブラックペアン1988
    #マドンナヴェルデ
    #極北クレイマー
    #スリジエセンター1991
    #ナニワモンスター
    #読書好き
    #ブクログ

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    投稿日:2020.10.22

  • teachfather

    teachfather

    そうですねえ。
    ずっと時系列で読んできているので
    分かるような分からないような。

    前半と中盤と後半とが
    繋がっていくのに少し時間がかかりました。
    リアルタイム的な同時進行型に
    慣れてしまってるので
    後半の小百合が出てきたあたりから
    少し戻って見直してました。

    で、最後はどうなったんだ?
    この先はどうなるんだ?
    ということで、星四つ(笑)
    続きを読む

    投稿日:2020.09.28

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