【感想】脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち

水谷竹秀 / 小学館文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ganchan41

    ganchan41

    老後にフィリピンへ移住する人のルポ。いろいろな動機がある。
    借金払えず物価の安い国へ、北国(特に雪下ろし)から夫婦で逃避、老親の介護疲れで親とともに移住または親のみ移住、フィリピンの若い奥さんを求めて移住。
    なぜフィリピンか?若くて貧乏な娘が、日本人に(金目当てで?)つくしてくれるから独身のおじさんが結婚目当てで行くのは有名だが、家族で移住する人にとっては、気候が温暖で生活費が安く、メイドを雇う文化があり、情に厚い(年寄を大切にして見捨てないのが当たり前)というのが理由というのが判った。
    移住が上手くいく人も行かない人も自己責任でがんばっているようです。
    日本で年老いていくことに我慢できない人はチャレンジする価値はある?
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    投稿日:2022.03.04

  • wendy0228

    wendy0228

    老後に海外移住する高齢者の実態を取材した本。当然良い面悪い面があり、フィリピンに移住した人々のその後が描かれている。

    投稿日:2021.06.15

  • tashiro00

    tashiro00

    このレビューはネタバレを含みます

    資金的豊かさと人間的暖かさを求めてフィリピンへと移住する脱出老人の話。脱出は異文化への順応とのトレードオフであり、そこに順応できない人にとって決してフィリピンは楽園足りえない。一つ一つの脱出老人のエピソードとしては面白いものの、根本的な解決には繋げようがなく、一貫した主旨も特段読み取ることができなかった。というかちょくちょく挟まれる著者の心情や感想は、脱出老人たちの話を見つめる上でむしろ邪魔ですらある。とはいえテーマとしてはなかなかに面白く、特にフィリピンにも日本にも順応できなかった独居老人の話が印象深い。求めれば容易く社会関係を得られるフィリピンでさえ、選んで一人で居続けた彼女の幸福とは何だったのだろうか。

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    投稿日:2020.02.06

  • Gun

    Gun

    老老介護が誌面で当たり前になった超高齢化社会である日本。楽園を夢見て、借金から逃げて、介護疲れから楽になりなくて、海外移住を臨むリタイア後の高齢者を描くドキュメンタリー。幸せの形は人それぞれだが生きていくためにはお金を工面しないといけない、強く生きていかなければならないとこの書籍を通じて学びました。2020最初の読書でよかった。続きを読む

    投稿日:2020.01.02

  • sackman

    sackman

    親の介護がチラつく世代として、興味深く読みました。老後の幸せとは? 医療だけでは幸せになれない。人との繋がりが幸せの鍵となるのは確かだ。自分も親も老後をどう過ごすのか、真剣に向き合ってみたい。まずは、疎遠になっていた実家への連絡を増やしていこう。続きを読む

    投稿日:2019.06.01

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