誰の味方でもありません(新潮新書)

古市憲寿 / 新潮新書
(44件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
23
13
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • skippbeat

    skippbeat

    【No.32】「”正しさ”はしばしば対立する。完璧な”正しさ”を求める人々は、ほぼ間違いなく喧嘩別れをする。自分が全て”正しい”と信じる人は、世にあるほとんどのものが”間違い”に見えてしまうから」「炎上の裏側には嫉妬がある。”デブ””ハゲ””苦労人”など、”うらやましくない人”の活躍に、世間は寛容だ」 「東京オリンピックのボランティアの制服は、市松模様をモチーフにした不思議なデザインに決まった。誰が着てもスタイルが悪く見えるため、体型に恵まれない人に優しいユニフォームとも言える」「”SNOW”などのアプリを使えば、顔さえも簡単に加工することができる。”SNOW”に慣れすぎた若い友人は、”久しぶりに鏡で自分の顔をまじまじと見たらブスでびっくりした”と言っていた」「デブに不思議のデブなし、痩せに不思議の痩せなし」「(挑戦するんだけど常に失敗続きの敗残者と、安全圏を死守する日々で成功を収めた者とでは、どちらを支持する?という質問に対する中島みゆきさんの答え→)失敗と成功の境界線を引くレフェリー気取りの奴、あたし、レフェリー以外は全部支持する」「僕たちには気付かずにレフェリーになって、他人の成功や失敗を決めつけてしまう瞬間がある。だけど本当は、成功者か失敗者かなんて、他人に決められる類の問題ではない」「あらゆる”限定”や一時的な”流行”は、”定番”に劣る。”定番”とは流行し続けているもののことだ。それは決して時代遅れの遺物などではない」「友人は、家族と違って何ら法的に保障される関係ではない。友だちには、婚姻届も、パートナーシップ証明書も必要ない代わりに、気が合わなくなったらそれまでだ」「どんなに気乗りしない会でも、行ってしまえばそこそこ楽しむことができる。相手が誰であっても、質問が尽きないからだ。その業界のスキャンダル、裏事情、悪口などを聞いていれば、時間はあっという間に過ぎる」「作家が一番成長するのは、”自分には才能がない”と大騒ぎする時だと聞いたことがある。ほどほどの解像度でしか作品を鑑賞できない新人は、名作も凡作も同じように見える。だから自分にも才能があると勘違いできる。しかし、自身が成長することによって、これまで見えていなかった細かな差異に気付く。そこで初めて”自分には才能が足りなかった”と大騒ぎするのだ」「 ”なんであいつが”という感情が、嫉妬を生む。その根っこにあるのは、”私はこれほど頑張っているのに”という、自己評価と他者評価のギャップだ。人は、自分と似た境遇にある誰かに、最も嫉妬を抱きやすい」「ノルウェーでは頑張りすぎると怒られる。無理をして身体を壊した時の損失のほうが大きいという発想だ」「”嫌な人”とは”会わない”のが一番だと思う。人間というのは中々変わるものではない。現時点で”嫌”と思う人のことを、1年後に好きになっている確率は、それほど高くない」「中学校の時の担任が、”他人は変えられない。自分は変えられる”みたいなことを言っていた。嘘だと思う。なぜなら、”自分”が移動してしまえば”他人”なんていくらでも変えることができるから」「”嫌な人”はサンプルと思えばいい。僕は、世の中のほぼ全ての人を”サンプル”だと考えている。要は調査対象ということだ。普通は付き合いたくない”嫌な人”も、”サンプル”だと考えれば俄然興味深く見えてくる」続きを読む

    投稿日:2021.02.11

  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    肩書きは社会学者です。TVでは毒舌ですが、
    社会学者としての視点で現代社会のあらゆる
    物事に対して持論を語るエッセイです。

    現代とはIT社会を指しており、若者でないと
    こういう切り口ででは語れないなあ、という
    鋭い考え方がズバズバ出てきます。

    「炎上しやすい人はどんな人か」という問い
    に対する答えは「その人から見て、うらやま
    しくない人」だとか。

    マツコデラックスが炎上しないのも、あの
    体型であるがゆえ、という説には納得しまし
    た。

    あと「これは」と思った箇所を一つ。著者は
    中島みゆきに心酔しているようです。

    あるラジオ番組だったか、彼女に対する質問
    「挑戦するのだけど常に失敗続ける敗者と、
    安全圏を死守する日々で成功を収めた人では
    どちらを支持する?」という内容に対して、

    「一つ忘れているよ。失敗と成功の境界線を
    引くレフェリー以外は全部支持する」という
    答えをしたそうです。

    世の中レフェリーが溢れていることに対して
    中島みゆきさんの言葉を借りていました。

    ここだけでも読む価値はある一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.02

  • ロニコ

    ロニコ

    情報番組のコメンテーターとしての活動の方が目立っている印象の古市さん。
    私自身はあまりテレビを見ないので、色々と評される(毒舌とか?)彼が、テレビでどんな風なのか分からないのだが。
    この週刊新潮に連載されていたエッセイをまとめた新書は、なかなか面白かった。

    ほぼ一回り歳が違うのだが、それ以上の世代間ギャップを感じる。
    私はきっと、彼が言う「おじさん」「おじいちゃん」の部類に入ってしまうんだろうな〜(性別的にはおばさんだけど)。

    こういう感覚の人たちが次世代を担ってくれているのなら、まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
    2018年に書かれたエッセイなので、日本や世界各地を飄々とした感じで飛び回る様子と文章が随分と懐かしい時代のように感じさせる。
    コロナ禍の今、彼の行動パターンはどう変わったのだろうか。とても短いエッセイなので、もう少し彼の語りを聞いてみたくなった。2020.10.17

    続きを読む

    投稿日:2020.10.18

  • けるける

    けるける

    古市くんの独特の感性、捉え方があったり、納得できる内容もあったり
    ひとつひとつが短いのでとても読みやすい
    何より出版時にコメント追加しているのが読んでて楽しい

    投稿日:2020.06.09

  • tmge101027

    tmge101027

    軽妙というより軽い印象です。なので、サクサク読めます。けれは、連載をまとめたものなので、リアルタイムで読んでいた人は、また印象が違うのかも?

    投稿日:2020.06.06

  • みけ

    みけ

    週刊新潮での連載が本に!!
    待ちに待ってた一冊です。
    いろいろなテーマで書かれた古市さん言葉。

    誰の味方でもありません

    古市さんの人柄がよく表れていると思います。
    序盤の「はじめに」だけで、古市さんの優しさがものすごく伝わります。続きを読む

    投稿日:2020.03.12

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。