バラカ 下

桐野夏生 / 集英社文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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5
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ブクログレビュー

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  • こにゃ

    こにゃ

    このレビューはネタバレを含みます

    上巻が終わって、止まらず下巻に行ったのに、
    急に時間軸が変わってて、ちょっと拍子抜けした。

    でも、バラカの不幸はどこまでも続く。
    読んでるうちに、
    あー!そいつも悪いヤツか…となっていくので
    誰が出てきても、
    そいつもダメなんじゃないの!!
    イヤイヤ、ソイツ信じちゃダメだろ!と、
    そういう意味でハラハラしてた。

    でも、最後イマイチ、伏線回収については消化不良感あり。
    あんなに丁寧に描いてきたのに、結局父娘は再会しなかったかんかーい!と思った。

    まぁ。
    最後は、やっと穏やかな日常を取り戻せたようで良かった。
    でも、戸籍とかないのにどーしたんだろうねー。

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    投稿日:2020.07.26

  • mah33

    mah33

    コロナ禍真っ只中の現在、今読む本じゃなかったかなぁ…と。

    直接的な背景は東日本大震災をモデルにしているのだけれど、この殺伐とした雰囲気はちょっとしんどかったなぁ。

    今じゃなければ、もっと薔薇香に寄り添えたのかも。

    どんな世の中でも
    「憎まれっ子世にはばかる」

    がんばろっと。
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    投稿日:2020.07.20

  • naoyam

    naoyam

    このレビューはネタバレを含みます


    面白かったのは間違いない。読み始めたら止まらなくなり、「バラカ」という1人の少女の数奇な人生を、並走するように猛スピードで読みきった。

    だが。ちょっと風呂敷広げ過ぎと言うか情報量多過ぎと言うか……。

    上巻では、キャリアと財力を手にした四十路過ぎの独身キャリアウーマン2人が、それに飽き足らずドバイの人身売買組織から幼女を購入。その前に現れた元カレの悪魔のような策略により二人の運命が狂いだす。こういう女のルサンチマンを書かせるとホント筆者は上手くて、こっちはその醜悪さに閉口しつつも目が離せなくなる。

    並行して綴られるのは出稼ぎで来日した日系ブラジル人の一家の日常だ。やがて失踪した妻と子を探して彷徨する夫。妻が傾倒していた怪しげな宗教団体は敵か味方か。

    この失踪した妻に連れられた子供が主人公「バラカ」で、その後キャリアウーマンの養子となり、二つの物語は複雑に絡み合うのだが、下巻に入ると一転して東北で起こった大地震の「その後」の話となる。原発廃炉派がバラカをシンボルとして祭り上げ、敵対する推進派とバラカを巡って綱引き状態となる。

    筆者が意図したかどうかはわからないが、この下巻には筆者の政治的スタンスが垣間見えたように感じ、(その是非はさておき)上巻とのカラーの違いに面食らった。

    人の業が色濃く描かれていた上巻のほうが面白かったなあ。小説3本分くらいのプロットを一気に詰め込んだような満腹感がありつつも、結末は慌てて風呂敷を畳んだようにあっさりしていて、やや物足りなく感じた。

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    投稿日:2020.07.12

  • soniagandhi

    soniagandhi

    自分の信念をまげずに信じることだけを胸に前に向かって突っ走るバラカ。
    彼女の精神力とあきらめない信念がいくつもの試練を潜り抜けるを許したのだろう。
    自分だけが頼りだ。自分自身と真の情報が自分を生かす最後の頼りである。続きを読む

    投稿日:2019.10.29

  • マリノスケ

    マリノスケ

    前の巻から、登場人物は大きく変わり、現在の日本とはやや異なる状況の設定となっており、社会問題がクローズアップされている。現状の日本にも当てはまることもあり、考えさせられる部分もある。物語はこれまでの登場人物が繋がってきてクライマックスを迎えつつある場面はワクワクした。一方で、壮大な物語の終焉では違和感を覚える部分もあるが、それも著者の狙いなのかもしれないと考えるようにしている。続きを読む

    投稿日:2019.10.05

  • anri0912

    anri0912

    フィクションなのだけれども、一歩間違えればこうなっていたかも知れないと思わせられるディストピア作品。
    上巻では赤ん坊だったバラカは小学生へ。
    小学生になったバラカも苦難の連続。

    義父の川島の目的が最後までよく分からず、ひたすら気持ち悪い存在のままラストへ。

    最後はなー、ちょっと急ぎ足すぎて、そこだけが残念。
    しかし久し振りの桐野作品、面白かったです。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.19

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