【感想】洗えば使える 泥名言

西原理恵子 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 彩海本

    彩海本

    スッゲー笑ってしまった。

    JRの中で1人で。

    この西原理恵子の凄まじき人生の中で、こんな行き切った考え方になった。このストーリーが半端なく面白い。いや、ホントはすごい凄惨性のある人生なんだよ。だけど、ここまで!ってくらいにそこに身を置いて生活して、こういう人になった!っていうその西原理恵子自体がもうたまらなく人としての魅力がこぼれ落ちる。

    こんな人いないよ。笑

    って思うんだけど、西原理恵子さんの周りには、さらに上を行く仲間たちが大勢いて、笑!!!!!

    おみそれしました。

    の一言。

    旦那が脳梗塞で倒れたけど、見て見ぬふりして逝かせた。とか。

    天気よかったからねぇ。

    って。

    西原理恵子さんも、だよねーへんに助けて何年も介護はお互い辛いしね。とか。

    事故物件風俗の女の話とか。

    どうしようもねーオトコと付き合ってたときに、心のポイントカードがたまって、キレる、別れる、刺すのキャッシュバックキャンペーンが始まったときの話とか。笑笑!

    長くて付き合うなら中古のオトコが正解、歴代の女をたくさん泣かせて角が取れたやつがいい。
    とか。

    100万回生きたねこの著者とのオトコぶっちゃけトークとか。笑笑

    そうくるかー

    西原理恵子の息子の古文勉強するなら、犬の言葉勉強したほうがましとか。

    なんか突き抜けた人たちばかりで、わたし如きでいろんな経験した!みたいな顔したら絶対ダメよね。と、思ってしまう一冊です。
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    投稿日:2022.11.07

  • ますたぁ

    ますたぁ

    西原理恵子を形作る名言集

    公式の紹介文でもうお腹いっぱい
    ----------------
    実父はアルコール依存症。継父はギャンブル依存症で自殺。元夫もアルコール依存症。自身も地元高知の高校を退学となり、大検を経て武蔵野美術大学に進学するも、生活費稼ぎのために、在学中からミニスカパブでホステス、成人誌で漫画を描く日を過ごした。そしていまは、〝整形手術の帝王〟高須克弥氏と熱愛中……。
    そんな波瀾万丈の半生のなかで、サイバラの人格を形作る土台となった身近な人の「金言」集です。その一部を紹介すると――。

    「前科とお金、どっちが大事?」……バイトしていた白夜書房の編集長の言葉。猥褻図画を載せて何度も警察に捕まった氏は、「前科なんていくら増えてもいいじゃない。お金が儲かるんですよ」と繰り返した。
    「半分も払ったのに」……雀士・小島武夫の言葉。麻雀の負け分をめったに払わない氏は、「半分も払えば返したも同じ」という考え方だった。でも、誰からも愛されたという。
    「病気は作んなきゃ」……高須氏の言葉。氏が「包茎は悪いこと」という認識を世に広めることに成功し、「包茎手術の第一人者」となった経験から。

    歴史上の偉人とかビジネスの成功者の名言みたいに輝かしいものではありません。どっちかというとゲスだったり、身もフタもなかったり、ワケわかんなかったりするような言葉ばっかりです。でも、サイバラの人生の糧となった〝言葉の劇薬〟です。
    ----------------

    5章に渡って紹介される様々な名言とその解説のエッセイ「仕事の名言」「お金の名言」「男と女の名言」「家族の名言」「生と死の名言」


    いくつか面白かったものと印象に残ったもの


    「さくらももこが断わった仕事が私に来る、私が断わった仕事が倉田真由美に行く。」

    西原理恵子が断ったら倉田真由美にオファーが行くのは納得w
    でも、さくらももこから西原理恵子のラインはちょっと違うんじゃないかと思うけどね


    「病気は作んなきゃ」(高須)

    本来は病気ではない特徴を、さもマイノリティであるかのように煽って整形手術で設けるというモデルで成功した様
    「病気」というものを取り扱っているから不快感を覚えるけど、こんな感じのセールスモデルって結構あると思う
    需要があるから供給するのではなく、需要を作り出すのが広告の役目と考えている人もいるわけで
    日本の「ブーム」というのは結局そんな風潮に流される人たちによるものなのでしょうねぇと思う


    「人は2回死ぬ。1回目は命が途切れた時。2回目は人々に忘れられた時。その時が本当の死なんです。」(高須)

    芸能人や有名人だとこんな考えの人はいるでしょうね
    この言葉からも、高須も歴史に名を残そうとしている人だとうかがえる



    「人のことを憎み始めたらヒマな証拠」

    この言葉は本書の中で唯一完全同意できる
    幸せに暮らしている人は人のことを恨んでいる暇なんてないんだよ
    だからといって人を恨まないからといって幸せになれるわけでもないけどね



    個人的なイメージとして、西原理恵子は毒舌と暴言で成功した詐欺師、もしくは宗教家のように思っている
    無頼で破天荒な生き方に憧れを抱いたり、その強靭さに共感を覚えたり、時折り見せる人間らしさに魅せられる人がいるのはわかる
    けど、自分の身の回りにはいてほしくない存在だなぁと思う
    最近、娘さんとのあれこれが取り沙汰されているけど、正に迷惑を被った人がいる証左なのではなかろうか?

    そう言えば、西原理恵子の著書を読むのはこれが初めてかもしれない
    やはり事前のイメージの通り、型破りっぷりがどうも受け入れられない

    ただ、完全に否定するわけでもなく
    以前に見た映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」では鴨志田穣との夫婦関係がどんなものであったのか断片的に描かれていて
    ただ単純にDV被害者というわけでもなく、献身的な側面があったのもわかる

    それでもやはり、関わりを持ちたくない部類の人という印象は変わらないけどね
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    投稿日:2022.06.21

  • arara

    arara

    出張先で

    駅構内の書店に
    つい フラフラと入り
    つい フラフラと
    買ってしまった本。

    何と言っても タイトルが秀逸!!

    「会社は ニキビより簡単につぶれる」
    「一番偉いのは 司馬遼太郎」
    「人のことを憎み始めたら ヒマな証拠」

    よーし!私も困ったら
    洗って 使ってみよう。

    西原さん いつも豪快に
    笑わせてくれて

    ありがとう。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.13

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【いつか何かに効くときが来る! 言葉の劇薬!!】名言の主は無頼の編集者や勝負師、高知のヤンキー&おばちゃん、実母に我が子……。不恰好だけど、煮込めば味が出る、糧になる!

    投稿日:2019.04.04

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