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久田将義 / ミリオン出版/大洋図書 (10件のレビュー)
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htokiwa5
自分が知りたかった原発作業員のリアリティ、現実感覚はこういうものだった、と率直に思う 事故後に彼らを動かした義務感が、冬になり「食っていくため」とドライに変化していったこと。年齢や立場(下請けの下請け…の…)、待遇を考えれば彼らが「(メディアが望むような)英雄らしい英雄」を演じ(られ)ない理由は想像に難くない。 若いからこそ将来のことも考える。原発作業員のプライドがあるからこそ「使い捨て」の立場に失望する。当事者だからこそ憤る。 「人間を人間たらしめるのは義務感であり、義務を遂行することによって人としての崇高さが証明できるのだと思う。」(172) 「あとがき」に書かれたこの一文、「義務」という言葉が全てを物語っていると思う。 作業員たちは自分なりにその「義務感」の中身を語っている。しかし同時に、そうした言葉に表われない「義務感」の深み、広がりが見えてくる。彼らを突き動かす「義務感」を、単純に言葉の上で理解してはいけない。「人間を人間たらしめる義務感」とはそのようなものだろう。続きを読む
投稿日:2013.01.07
Zark
東電への感想、原発について、地元福島への思いが述べられている。現場の作業員が語っているだけに重みがある。
投稿日:2012.07.31
homodelphinus003
現場作業員からの聞き取りをもとにしたもの。 しゃべり言葉を会話文のまま載せていいるので わかりにくい部分もある。 実際には、福島第一原発は、いまだ収束したとはいえない しかし、TV等のマスコミに取り…上げられることは、最近ではほとんどない。 今も、現地で働いている人達がいる ハイパーレスキュー隊員たちだけが、 現地で働いていたわけではない 今も、名も記録されない英雄たちが仕事をしているのだろう続きを読む
投稿日:2012.05.14
gotch1976
現場作業員ならではの専門用語(スラングに近い部分もある)が出てくるが、とても読みやすかった。2時間あれば読める内容。座談会はやや散漫な印象もあったが、それぞれの体験を語る前半部は臨場感があったように思…う。 なかなか知ることの出来ない原発事故処理の最前線で働く若者たちの言葉。数年後、民俗史や民話として貴重な資料になるかもしれない。こういう本はもっと残して欲しいと感じた。続きを読む
投稿日:2012.04.16
enfantdor
なかなか報道で出てこない原発作業員の本音が聞ける。最初は怖くて福島から去った人も思い返して事故処理作業に従事している。放射線への不安や東電や政府への対応の不満を持ちつつも、生活のため、あるいは誰かがや…らねばという一種の義侠心から黙々と作業を行う人々。 おそらく、なるべく生の声を伝えようという意図からインタビューを口語に近い形で起こしているため、最初は読みづらいがだんだん引き込まれていく。 意外だったのは東京消防庁や自衛隊の応援、特に後者について、現場の作業員はあまり快く思っていなかったということ。作業員から見て大して意味のないことをパフォーマンスとして行っていると感じられたようだ。 原発問題に関心がある人は推進、反対、どちらの立場であっても必ず目を通してほしい一冊。続きを読む
投稿日:2012.04.09
fenri
何も言えない。思うことはあっても何も言えない。 ただ読んで知ったことは間違いじゃなかったと思う。そして多くの人に知って欲しいと思った。
投稿日:2012.03.30
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