渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

大島真寿美 / 文春e-Books
(108件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
26
40
21
4
2

ブクログレビュー

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  • 怠

    直木賞受賞ということだけど、全編馴染みの薄い関西弁で浄瑠璃やら歌舞伎など私の生活と無縁の話が綴られているためか、感情移入が出来なかった。

    投稿日:2020.12.16

  • いな

    いな

    人間誰しもが大人になり職に就くと、持つようになるプロフェッショナルとしての要素。
    それを持ってしまう故に、飲み込まれてしまう恐ろしい「渦」。
    この必然的で自然的尚且つ文化的で芸術的な作品はこの作品が初めてであった。
    また、この舞台設定、江戸時代の大坂・道頓堀を上手く想像させるような言葉遣いを自然に書き上げているのが天才的だと感じた。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.24

  • さかな

    さかな

    人形浄瑠璃作家の一生と人形浄瑠璃のお話。お三輪さんや渦が生まれていくところは、読んでいるこちらも引き込まれて巻き込まれていく。
    2020/11/15

    投稿日:2020.11.15

  • yookanae3

    yookanae3

    これは物凄い物語と出会ってしまった。読後暫く呆然と夢と現の狭間を漂った感じ。

    浄瑠璃の書き手と太夫、人形遣い、観客、そして作者や物語を読む私が渾然一体、渦となっていく。正三の言葉。「せやけど半二、そないいうたら、治蔵にかぎらず、この道頓堀全体が、渾然一体となって息しておるような気ぃせえへんか」
    誰が物語を創ってて誰がそれを見てるのかわからなくなる。ミヒャエルエンデの鏡の中の鏡、果てしない物語を読んだ時に近い感覚。

    近松門左衛門、父の穂積以貫、母の絹、有隣軒、吉田文三郎、三好松洛、幼馴染の並木正三、吉田治蔵、妻のお佐久、娘のおきね、兄の元許嫁のお末、そしてお三輪、、まだまだ挙げたりないけど、誰が欠けても近松半二にはならなかった、まさに渦のように渾然一体となって半二や作品を生み出していったのではないかと思う。そして勿論近松門左衛門の硯も。

    虚に実が喰われてしまう、というくだりは
    物書きが背負う凄まじさを感じる。もう一人の自分、高砂平左衛門の後ろ姿を見てしまった正三。半二が渦の闇に吸い込まれなかったのはこの硯のおかげかもしれない。

    春日大社の神鹿、道頓堀での赤気(オーロラ)の場面も印象的。まるで映画の一場面。
    雪月花の趣向もいいし、その章の最後でお佐久かみごもったのを、雪月花が実を結んだな、という松洛のセリフも粋だ。
    半二や正三たちの落語のような掛け合いも軽妙で楽しいし、時代を越えたお三輪もいい。

    改めて虚実混濁中、人が生きることの意味を考えさせられた一冊。何事も性根を捕らえる、大切。そして、生を終えるときは、あー、あれもしたかった、あそこに行きたかった、あれも食べたかった、もう少し生きたかったなぁー、とちょっとだけ惜しむ位が良い加減だな。ちょうど半二や正三のように。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.09

  • おおきに!(smoneyb)

    おおきに!(smoneyb)

    いつものように、直木賞は....
    作者のせいではないが、このフォントでこの字のサイズは、老眼には読み難い。
    それだけで星を一つ落としたいレベル。
    浄瑠璃のお好きな方へ

    投稿日:2020.10.20

  • konase

    konase

    人形浄瑠璃書きの半ニはんと巡る、華やかな活気に満ちた道頓堀の芝居小屋。 登場人物は皆ほめ言葉で綴られてないのに、ちょっと厄介な芸術家肌のおじさんたちも憎めないし、女性がまた魅力的で、お佐久もお末もお熊も絹もおきみもみんな可愛いかったし、もちろんお三輪も素敵。文章のリズムがとても心地よくどんどん読み進み、でもどんよりとしたものも残って積もって行く感じがまた面白い。阿呆ぼん呼ばわりでしたが、「渦」の中、そのおおらかさにすくわれ、最後の一文にすくわれました。続きを読む

    投稿日:2020.10.09

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