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キャロル・オコンネル, 務台夏子 / 創元推理文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
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祐之介
このレビューはネタバレを含みます
無敵の頭キレキレ主人公の無双が始まるのかと思ったが、今のところ嫌気もさせず読めている。期待がふくらむ 読了 黒板の謎もネブラスカの事件も呆気ない。 どんなこともセンセーショナルに書かれているせいで、肝心なことにスポットが当たらず、見せたいはずの「気持ちの行き違い」に全く共感できなかった。最後の謎解きも「あらそう」で終わってしまった。 登場人物が書き込まれているのがウリのようだが、ただ脳内が漏れてるだけなんじゃなかろうか。
投稿日:2024.03.19
きのこ
タイトルに惹かれて購入。 シリーズ初読なうえに登場人物が多く、何度も前に戻りつつ名前を確認しながら読んだ。 作中劇や事件の異常さに面喰らう場面も度々あったが、劇場の舞台裏の様子も細かく描かれており興味…深かった。 独特な筆致で、マロリーをはじめ取り巻く人々の個性が際立っており、面白い作品。 訳者あとがきにある既刊も読んでみよう。 長編ばかりなので、覚悟して臨みたい。 続きを読む
投稿日:2021.09.28
saigehan
文庫は電車に乗っている時に読んでいる。同じように読書をしている人物は車両に1人も見かけない。そりゃそうさ、全然おもしくないし、正直時間の無駄さ。と思うような本だった。シリーズ作で過去に読んだ記憶のある…ようなタイトルがある。十一作目とのことだが、惹かれる要素ないなあ。無駄に長い割に長くしてる理由も見当たらず、多分訳者も熱意が足りなくお座なりにやってるのだろう。もう、シリーズだから出す、と言うのは止めた方が懸命だ。続きを読む
投稿日:2021.09.17
xmayumix
マロリーシリーズ。 上演中の芝居の脚本家が、上演中に殺される。その芝居は、ゴーストライターなる人物に勝手に脚本が書き換えられているといういわくつきのものだった。 役者は変人が多い。 が、そ…れらを凌駕するマロリーなのである。 とはいえ、ちょっとまっとうに感じるのは、周りが変人ばかりなのか、それとも前作で自らのルーツがわかったからか、と、なんだか感慨深いのである。 氷の女王みたいな彼女だけど、誰もが心の奥底に小さな子供がいて、それは良心という形で表出するなんていう性善説を信じたくなったりするのである。 つか、養父養母に大事に育てられたということは、本当に大きなことなのだ。 物語は、過去に起こった一家惨殺事件と重なっていき…。 場面が文字通り目まぐるしく変わっていき、面白かったのだけど、最後の最後にやられました。 つか、読み終わったら、もう最後のところしかないよww うん。 なんというか、バッハのフーガの終わりを聞いている、聞いていた、そんな感じ。続きを読む
投稿日:2019.11.22
fattycatlover
「キャシー・マロリー」シリーズ。 ゴーストライター、文字通りに幽霊のように姿をみせない脚本家がいる劇場で、 次々と人が死ぬ。 どうも昔の大量殺人が関係しているらしい。 その事件を扱った保安官とマロ…リーが電話を切りあったり、 保安官がニューヨークに来ようとして飛行機が飛ばないとか、 事件の核心を隠していてライカ―が元奥さんに連絡するとか、 鑑識と刑事とか、警察内部の主導権争いとかが面白かった。 マロリーがほんの少し周りの刑事たちとうまくやろうとしていてのが印象的。続きを読む
投稿日:2019.07.18
あさみちゃん
ザ翻訳文学。私にはかなり読みづらかったです。前回読んだ作品が大変読みやすい文体だったため、余計にこたえました。もう一度読み返した方がいいかも、と思いつつページを戻す気にはなれず。残虐シーン満載で好みの…ジャンルなのに、魅力を十分味わえなかったと思います。ぶつ切りでしか読めないので登場人物名がすぐにわからなくなり、何度も確認せざるを得ず、それも停滞の原因かと。やっと読めた、という感じです。続きを読む
投稿日:2019.06.12
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