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原田マハ / 小学館文庫 (184件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
コメディに挑んだ意欲作
お気に入りの作家さんの一人です。もともとキュレータをしていたことがあるた め,美術に関することが得意なのですが,心の細やかな動きの描写もとてもうまいと思っています。 さて,そんな彼女がコメディ…に挑んだのがこの作品。ベタキャラが苦手な方はお勧めしません。登場人物のキャラが濃いので,正直やりすぎと思うところも多々あるものの,なかなか楽しめました。表題の「ロマンシエ」とはフランス語で小説家のこと。留学先のパリで大好きな小説の作家と出会うことでにわかに周囲が騒がしくなります。 最後は,そうきたかぁと・・・。続きを読む
投稿日:2019.02.26
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mihalton
このレビューはネタバレを含みます
個性的であることを認めるというより、個性的であることを付加価値としているような、温かい人たちがいっぱいで感動した。 リトグラフについて知らないことばかりでしたが、また美術館で違った見方ができるなと思いました。
投稿日:2024.04.04
pankan
小説としても面白いが、実際の展覧会も連動して実施されたことの方が面白いと思った。idemも見てみたいものだ。 物語はみんな心根の良い人たちばかりで円満な空気感で満たされている。
投稿日:2024.03.21
カナ
君が叫んだこの場所こそが、本当の世界の真ん中なのだ。 なんてあったかく、背中を押してくれる言葉 美智之輔がパリで色んな人と出会って、叫べてよかった。優しくてユーモアな彼と友達になってたくさんガールズトークしたいなぁなんてあったかい気持ちになって読了。
投稿日:2024.03.15
ドーベルマン
原田マハさんの他のアート小説とは文体や全体の構成が異なり、そもそもラブコメがあまり好きではない自分には合わなかった。ジェンダーやセクシュアリティを題材として扱うなら、もう少し一つ一つの表現が政治的に正…しいのか吟味した方が良かったのでは。ルッキズムを助長しているような部分も散見され残念。最後の方ムギさん飲酒運転になってないか?とかツッコミどころもあってストーリーにハマれなかった。 結末も唐突に感じられ、読みながら「えっ」と若干引いてしまった。続きを読む
投稿日:2023.11.17
osono
主人公ミッチの視点で語られるとってもポップな文章でところどころおり混ぜれられる親父ギャグが原田マハっぽい。アートのお話はあいかわらずこれでもかと熱いが、いつもの名作家達のバックグラウンドを語るのではな…くidemという1つの場所で繰り広げられる今と昔のストーリーがよかった。続きを読む
投稿日:2023.11.12
にほけ
男子美大生の美智之輔が芸術の街パリで織り成すアートラブコメディ。主人公、美智之輔の心の声が乙女すぎて心がなごみ思わず笑ってしまいます。帰国ビザの期限を気にしながらも将来の夢に好きな作品に恋にとても一生…懸命な美智之輔には乙女だけど好感が持てます。終盤はハラハラする場面もキュンと来る場面も色々かっさらってくれてテンポも良く温かい気持ちになれました。好きな事は諦めてはいけないと背中を押された気分になりました。登場する工房やそこのオーナーは実在し、原田マハさんが実際に滞在してたと知り作者の凄さを実感しました。続きを読む
投稿日:2023.10.09
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