【感想】鉱石倶楽部

長野まゆみ / 文春文庫
(66件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
29
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ブクログレビュー

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    最初の出だしが、面白い!
    ちょっと、こんな奇妙な教師に会って勉強したいものだと……
    そして、18の鉱石が、美味しそうに見える。
    写真が綺麗であり、少し、大正の時代の文章や仮名遣いに、ノスタルジックな気分にさせられる。
    本当に、レシピ本のように砂糖漬けやお酒に浸したら、美味なる物が、出来そう!

    小学生の低学年の時、石英と雲母の石をみて、兄の顕微鏡で覗いた記憶がある。
    アメジストの岩石も玄関に飾った事も……
    そして琥珀も、……
    読んで居て、、作者 長野まゆみ氏の鉱物ショップ案内。
    小室宝飾 子供の住む文京区白山駅直ぐ傍に、あるなら、今度立ち寄ってみようと、思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.11

  • みなせ

    みなせ

    長野まゆみさんによる鉱石の解説が本当に素晴らしい。鉱石を食べ物にみたてて紹介しているので、視覚だけでなく味覚も刺激される気がする。一つ一つの物語もきらきらして美しい。いいなぁ、こんな世界に行きたいなぁと思う。続きを読む

    投稿日:2022.07.14

  • solala06

    solala06

    まさに、THE・長野まゆみ…って感じの掌編?集
    鉱物たちをお菓子って設定で書き下ろした偽鉱物図鑑…めちゃめちゃ長野まゆみしてるな……
    でもこういうのが一番好きだ…

    投稿日:2022.05.28

  • johnnysjourney

    johnnysjourney

    個人的に鉱物が小さな時から好きで
    シトリンはべっこう飴みたいでおいしそうだなと思っていました

    この本は小さい時に夢想していたことを
    図鑑のように詩集のように綴られており、
    読み終わってしまうのがもったいなくて
    少しずつ大事に読みました

    写真も綺麗で眺めているだけでも楽しい一冊です
    続きを読む

    投稿日:2022.05.15

  • mai

    mai

    鉱石を題材に、1つ1つ綴られたストーリー。
    写真も掲載されていて、美しい美術カタログのよう。

    ビジュアルも含め、長野まゆみの世界観たるや脱帽。
    ほんの数行で、宇宙空間に放り出されたような美しさの渦に自分の思考が浸っていることに驚く。

    宮沢賢治をこよなく愛す長野まゆみ。
    まるで「銀河鉄道の夜」のような、不思議な世界観を繊細でガラス細工のような言葉で紡ぐ。

    ストーリーの他、鉱石を薬草か何かのように食べられるものとしてレシピや効用なんかが書かれている所なんか、想像力の豊かさが幼い子供時代を思い出させてくれる。
    暗に猫さん目線で語られている感じも宮沢賢治の影響力を感じさせてくれて楽しい。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.29

  • 1/35少年

    1/35少年

    最近の読書は基本的にKindleだが、旅の時に紙で持っていくと決めている本が幾つかあり、そのうちのひとつ。

    海辺で流木を椅子にウヰスキーとブラウニーを。
    ラジオを流しながら焚き火をする。そんな夜にお供にしたいロマンチックな本たち。

    今のところ他の旅本は
    宮沢賢治の『春と修羅』
    星野道夫の『旅をする木』です。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.28

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