【感想】王朝懶夢譚

田辺聖子 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • marico

    marico

    田辺聖子さんの1992年(64歳)~1994年の連載作品。
    とっても可愛らしいおはなし。

    サラサラと軽いタッチなのに、鮮やかな色彩や雅やかな香りまでリアルに感じられるのは、正に田辺マジック!!

    学生や高校生の女の子にお勧めしたいなぁ。

    文春文庫の王朝ものシリーズ。
    『おちくぼ物語』(美内すずえさん)や『とりかえばや物語』(里中満智子さん)同様、今回の解説も漫画家の木原敏江さん(インタビュー)。
    この作品には作者あとがきがなくて残念ではあるけれど、古典愛に溢れた解説も面白かった。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.19

  • ひるあんどん

    ひるあんどん

    う〜ん、まぁハッピーエンドではありますが、月冴ひどいよなぁ。最初何にも関係ない、会ったこともない晴季をいじめてやりたい、て妖を使ってちょっかい出して、結果計算外だったけど紫々を死なせて晴季を悲しませて。晴季はあくまでも紫々を好きで、月冴は紫々に似てるから、て感じだったけど、だんだんとかわるのかな。大御所の作品だけあって語彙が豊富で文章が美しいというか、味わい深い。続きを読む

    投稿日:2019.09.10

  • 23242324

    23242324

    古典と恋愛小説の巨匠、田辺聖子さんの文庫を、いのまたむつみのイラストが飾っている。買わないわけがありません。
    お二人とも、私が小学生の頃から敬愛しています。
    田辺聖子作品は祖母が気に入っていて、書棚から拝借して難解を無視して読んでいた子ども時代でした。
    いのまたさんはプラレス三四郎からかな(笑)。
    今読んでも色あせない瑞々しいお二人のお仕事です。
    古典を忠実に幻想的に描きつつも、現代語を多用してギャグ調にしているのも楽しい。
    闊達な姫君が小天狗と夢想を旅する設定も素晴らしかったです。恋多き姫の冒険譚です。

    2019.6.10 田辺聖子さんがお亡くなりになったとニュースで見ました。たくさんの素晴らしい作品をありがとうございました。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.11

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【累計十三万部の王朝シリーズ第五弾!】「イケメン貴公子と恋をしたい!」と願う月冴姫の前に妖怪が現れた。彼らの助けを借りながら、運命の恋に突き進む平安ファンタジー。

    投稿日:2019.01.17

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