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木下古栗 / 集英社文芸単行本 (3件のレビュー)
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総合評価:
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kouhei1985
菱野時江を中心に、様々な人物の奇妙な生態を描いた連作短編集。全編とも木下古栗らしい滅茶苦茶さが炸裂している。
投稿日:2022.09.22
neoheim
掌編集。1話10分程度で読めるどれも笑えた。長さ的にも内容のしつこさ的にも往年のテキストサイトを読んでいる感覚に近いものを感じた。 個人的にはオバマがビデ倫に就職する話とビジョナリーの話と電話の話と活…字市場の話が面白かった。突如差し込まれる全く本筋に関係のないエピソードだったり会話が相変わらず読ませる続きを読む
投稿日:2021.06.16
herbtea
謎の女菱野時江とその周辺にいる人々で短編が展開されます。著者はまるで文献に記すように全裸でなければ見えない体のパーツを表現し、もちろん官能的ではありません。なぜそれをするときに全裸でなければならないか…、そんなことを古栗作品では考えてはいけないのです。1編目「淑女のたしなみ」でガツンと取り込まれ、「創造的破壊」で迷子になり、「遠隔操作」で何を読まされているの?となり「活字市場」でくすっと笑い「市場原理」で切なささえ感じ…。今回はゲテモノ食いがなかったのが個人的に幸いでした。おすすめは勿論古栗ファンのみに。続きを読む
投稿日:2019.06.14
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