【感想】五条雪彦の新説な美術史 諸説あります。

眞村六郎, 双葉はづき / 富士見L文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
2
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • lovenovels

    lovenovels

    美術史の准教授の雪彦と幼馴染みで心理学を学ぶ大学院生の雨音。学んでいるジャンルは全く違うけれど、2人が絵画について議論しているところを見るのは面白い。雪彦も言っていたけれど、先入観がないことがいい方向に導いているのかも。と思えた。曖昧で焦れったくも思える2人の関係だけど、このままでも居心地がよさそうだから、もう少し見ていたい気もした。続きを読む

    投稿日:2019.09.27

  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や、ベラスケスの「ラス・メニーナス」などの有名絵画を、美術の専門家の准教授と、彼の幼なじみだけど美術に関しては門外漢、専門の心理学の分野から疑問点を投げかける助手の女性が、それぞれの専門分野から新しい解釈を作り上げていくというのはユニークで興味深かったです。
    その解釈自体もユニークで、そういう見方もできるのかと驚きつつも楽しめました。
    「最後の晩餐」なんかは特に解釈面白かったなあ。

    一方で、大学内の揉め事や助手の彼女の身辺に起こったトラブルを解決していくミステリとしても面白かったです。
    大ピンチを迎えていたラストがものの見事に大どんでん返しでスッキリできたのもかポイントが高い。
    ちゃんと認めてくれる人たちがいたことは、きっとこれからの彼女の支えになるはず。

    准教授に惚れてるからこそ立場に困っていた彼女に最後には色々な意味でご褒美ありましたし。
    ただ、彼の気持ちがライクかラブかは判断つかなかったので、はっきりするまで見たいなと思います。
    有名絵画の新しい解釈も楽しみたいですし、続編あればいいなと切に思います。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.01.23

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。