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P・G・ウッドハウス, 岩永正勝, 小山太一 / 文春文庫 (56件のレビュー)
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0107springsteen
古き良きという感じがぴったり。 バディものというのは古今東西、王道ものの一つということですな。 王道を馬鹿にしてはいけません、王道なくして脇役は存在し得ないのが世の常です。 と言ってもさすがにちょっと…古いかなぁ、本作は。当方レベルの英語能力だとこういう本の原文が一番良い気がする。続きを読む
投稿日:2023.12.05
ひろきー
ウースター家の子息である、バーティが執事であるジーヴズの 助言や手助けにより、降りかかる問題をうまいこと回避していく ユーモア小説の連作短編集の下巻。 今作では、15年来の学友である、ビンゴに翻弄さ…れていく内容および、 バーティの人生を揺るがす精神科医であるおじとの対峙もある。 上巻である、才智縦横の巻 を読んでから2年も経過していて、 この作品が下巻であることも気づかず、年月が経過していた。 そもそも上巻が思ったほどな感じで、当時は次をすぐに読みたいと思えなくて、 保留していたら、こんなに経過していた。 (今読めば、評価は変わっているかもしれない・・・。) その間、本を読むのが嫌になっていたわけでもなく、コンスタントに いろんな小説をメインに読んでいたのになぜか読もうとならず、 ようやく読んでみて、結果として、おもしろいが、ページ数のわりに、 割と時間がかかってしまったかな。続きを読む
投稿日:2023.08.07
じゅう
イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻(原題:The Casebook of Jeeves Ⅱ)』を読みました。 『ジーヴズの事件簿 才智縦横…の巻』に続き、「P・G・ウッドハウス」作品です。 -----story------------- 「ジーヴズ」、おまえの知恵を貸してくれ 時は20世紀初頭。 ロンドンのマンションの一室に、執事「ジーヴズ」は今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。 村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。 「バーティ」たちが通うドローンズ(のらくら)倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾! ----------------------- ユーモア小説作家「P・G・ウッドハウス」の代表作である「ジーヴズ」シリーズの傑作選です… ぐうたらでダメ男の若旦那「バーティー」と、とんち男の召使い「ジーヴズ」が活躍する小説集の第2弾、、、 牧師の説教は誰がいちばん長いのか? 村の賭事から実らぬ恋の相談まで、執事「ジーヴズ」の脳細胞が優雅に解決… 前作に続き痛快ストーリーが愉しめました。 ■トゥイング騒動記 (原題:The Great Sermon Handicap/The Purity of Turf/ The Metropolitan Touch,1922) ・その一 長説教大賞ハンデ戦 ・その二 レースは神聖にして ・その三 都会的センス ■クロードとユースタスの出航遅延 (原題:The Delayed Exit of Claude and Eustace,1922) ■ビンゴと今度の娘 (原題:Bingo and the Little Woman/All's Well,1922) ・その一 ビンゴと今度の娘 ・その二 終わりよければ ■ジーヴズと白鳥の湖 (原題:Jeeves and the Impending Doom,1926) ■ジーヴズと降誕祭気分 (原題:eeves and the Yule-Tide Spirit,1927) ■文庫版特別収録 ビンゴはすべて事もなし (原題:All's Well with Bingo,1937) ■収録作品解題 ■訳者付言 岩永正勝,小山太一 前作からの続きの連作短篇という感じで、主要な登場人物は変わっていないので安心して愉しめる一冊でしたね… 本作は「ビンゴ」とギャンブルを組み合わせたネタが多かったですねぇ、、、 「ジーヴズ」のトラブル解決法は、相変わらずキレッキレですが、「バーティー」は、頭が狂っているとか、おつむが弱いとか… そう信じ込ませることで解決させることが、一度ならず、二度、三度とあって、「バーティー」にとっては、哀しい結末が多かったですね。 それに対して、恋多き男でギャンブル好き、お金のことを含め、自己管理能力がゼロに近い「ビンゴ」の方は無事に結婚できて… しかも、お相手は前作で名前だけ登場した作家の「ロージー・M・バンクス」ですからねぇ、、、 さらに、妻から禁じられていたにも関わらず、モンテ・カルロでカジノに挑戦… すっからかんになったと思いきや、その後、ルーレットで大儲け、しかも、妻がカジノで負けちゃったことからお咎めなしという幸運さ。 人生、わからないものですね… 深く考えることなく、愉しませてもらいました。 以下、主な登場人物です。 「バーティー・ウースター」 暇を持て余す伯爵位継承予定者。 ジーヴスは彼にとって一種の先導者であり、哲学者であり、友人である。 思慮は浅いが、親族や友人のためにためらいなく一肌脱ぐなど、情誼に厚い気持ちのよい人物。 「ジーヴス」 バーティーに仕える従者。 あらゆることに精通しており、主人のバーティーのみならず、その親族や友人たちをその頭脳で助けてきた。 保守的で、バーティーが買ってくる前衛的なファッションには大抵強硬な態度で反対する。 ロージー・M・バンクスのファン。 「ビンゴ・リトル(リチャード・リトル)」 小中高大学まで一緒に通った、バーティーの幼なじみ。 何かにつけてバーティーに「お前は俺の友達だろう?」と頼み事をする。 伯父からの潤沢な小遣いで陽気に暮らしている。春になると誰かしらに恋をするうえ、猛烈に惚れっぽい。 「モティマー・リトル(ビトルシャム卿)」 ビンゴの伯父。「脚すっきりしなやかリトルの湿布薬」で蓄財し、先頃引退したばかり。 作中ではビンゴ・リトルと区別するために「老リトル」と表記されるが、後に結婚し、国王から貴族に列せられ、ビトルシャム卿となる。 「アガサ・グレッグソン」 バーティーの叔母。バーティーが子どもの頃から彼を低能呼ばわりし、人生を空費していると指摘し続けている。 バーティーが最も恐れる人物。身長179cm。 「ロージー・M・バンクス」 巷で話題のロマンス小説の作者。 ビンゴが伯父についた嘘のせいで、ビトルシャム卿はバーティーをバンクスだと思い込んでいた。続きを読む
投稿日:2023.03.13
ゆきなし
「田舎の牧師長説教レース(ハンデ付き)」はもう発想が馬鹿で大好きすぎる。賭けるなよ笑。相変わらずふにゃふにゃのバーティもビンゴも面白いがそれを勢いで上回ってくる双子がお気に入り。元気が出てくる。モンテ…カルロで勝負師の血を滾らせるジーヴスのスピンオフが欲しいよ。続きを読む
投稿日:2022.10.15
ますたぁ
収録は以下の通り トゥイング騒動記 クロードとエスターの出航遅延 ビンゴと今度の娘 ジーヴズと白鳥の湖 ジーヴズと降誕祭気分 ビンゴはすべて事もなし 田舎の村での賭け事 説教の長さ 村の運動会 …ビンゴの恋 南アフリカ行きになった従兄弟達 またまたビンゴの恋 バーティの恋 ビンゴのカジノ 等々 賭け事に関しては、ジーヴズは儲けてるけど主のバーティはトータルで損してないか?w それにしても、イギリス人は賭け事がお好きですよね 読んでよかったと思ったのは解説かな この「ジーヴズの事件簿」という文庫が作品群の中の位置づけがわかった 確かに前作ではアメリカに行ってたりしましたものね 短編やその連作としての繋がりはあるけれども、修正や改変、分岐があるので誰も総体を把握できないと そういうことですね まぁ、ジーヴズというキャラクターのユーモアセンスは面白く読めた続きを読む
投稿日:2022.07.27
かびごん!
このレビューはネタバレを含みます
小さい頃読んでいた海外児童文学を読み返したくなりました 海外っぽいなあっていうユーモアととか皮肉とか馬鹿らしい事件とか、すきです ジーヴスが意外と頑固ですぐ服装のことでバーディの冷えた関係になるのもにやにやしてしまいます
投稿日:2022.04.03
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