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堤未果, 中島岳志, 大澤真幸, 高橋源一郎 / NHK出版 (10件のレビュー)
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レモン
私たち自身がどのような視点やバイアスを持ってメディアやネットの情報に接しているかを考えさせられる。特に日本人特有の「空気」について論じた『「空気」の研究』に興味を持った。戦艦大和の出撃が決定された「…空気」や、身近なものでは会社の会議で最高決定権を持つ人の発言への忖度など、個人の意思に反していても集団になると正反対の決定が下される恐ろしさときたら。『世論』も皮肉なことにナチスドイツが研究し、悪用されてしまった事実が悲しいが、それこそが良書の証なのだろう。『一九八四年』は言わずもがな。未読の3冊すべて読みたくなる。続きを読む
投稿日:2024.02.05
ヨーグルト
大変読みやすかった。大澤真幸の解説が特に秀逸。メディア論を多角的かつ具体的に学びたい方の導入書としておすすめ。
投稿日:2022.04.05
20215nen
メディアを古今東西の事例で検証している。『1984』で描かれたBig brotherが監視する社会は、一人1台持つスマートフォンを通してつながるSNS全盛期の現代を予知したかのように似通っている。
投稿日:2021.04.21
年越しそば太郎
このシリーズは有名な著作を分かりやすく解説してくれるのでお気に入り。 アメリカ大統領選やコロナによる社会情勢の不安もあって、メディアに対する不信感が高まっている現在では非常に参考になる内容だった。 特…に山本七平の『空気の研究』を解説していた部分は興味深いものだった。日本人独特の「空気を読む」という特性に関して、クリスチャンとしての山本が宗教観を交えながら分析するもので、今度改めて読んでみようと思った。続きを読む
投稿日:2021.01.25
yoshi679
世論調査に関わっていたこともあり、「世論」、「空気の研究」は読んだことがあったが、表現が難解で最後まで読み切ることができなかった。 今回、大澤真幸さんらの解説を通じて、ようやく内容を理解することができ…、爽快であった。 それと同時に、国単位での集団心理の特性は、今も昔も大きくは変わらないのだなと改めて感じた。 昔と比べると我々が接するメディアの種類は増え、かつ、メインに接するメディアも新聞TVから移り変わり始めている。 そのため、皆が同じメディアから情報を得て、同じように意見を形成していく形ではなく、それぞれがそれぞれのメディアから情報を得て、それぞれの意見を形成していくようになってきたと思われる。 そういった状況変化を踏まえた上でも、集団心理のなびきやすやというか、何色にでもなりうる特性は現代でも変わらないのだなと、感じた。続きを読む
投稿日:2020.08.30
nakaizawa
「メディアと私たち」堤未果・中島岳志・大澤真幸・高橋源一郎著、NHK出版、2018.12.05 173p¥972C9436(2020.04.30読了)(2018.11.07購入) 【目次】 はじめに… メディアの「限界」と「可能性」に迫る 第1章 リップマン『世論』―プロパガンダの源流 堤未果 第2章 サイード『イスラム報道』―ステレオタイプからの脱却 中島岳志 第3章 山本七平『「空気」の研究』―「忖度」の温床 大澤真幸 第4章 オーウェル『一九八四年』―リアルな「未来」 高橋源一郎 ☆山本七平さんの本(既読) 「日本人とユダヤ人」イザヤ・ベンダサン著、角川文庫、1971.09.30 「比較文化論の試み」山本七平著、講談社学術文庫、1976.06.30 「勤勉の哲学」山本七平著、PHP研究所、1979.10.31 「日本資本主義の精神」山本七平著、光文社、1979.11.05 「聖書の常識」山本七平著、講談社、1980.10.01 「論語の読み方」山本七平著、祥伝社、1981.11.30 「一九九〇年の日本」山本七平著、福武書店、1983.06.30 「人望の研究」山本七平著、祥伝社、1983.09.25 「帝王学―「貞観政要」の読み方」山本七平著、日本経済新聞社、1983.11.25 「「色即是空」の研究」山本七平・増原良彦著、日本経済新聞社、1984.10.25 「派閥」山本七平著、南想社、1985.05.15 「指導力」山本七平著、日本経済新聞社、1986.01.24 「小林秀雄の流儀」山本七平著、新潮社、1986.05.20 「参謀学」山本七平著、日本経済新聞社、1986.11.20 「経営人間学」山本七平著、日本経済新聞社、1988.01.22 「ある異常体験者の偏見」山本七平著、文春文庫、1988.08.10 ☆ジョージ・オーウェル(1903-1950)の本(既読) 「カタロニア讃歌」オーウェル著・橋口稔訳、筑摩叢書、1970.12.25 「右であれ左であれ、わが祖国」オーウェル著・鶴見俊輔訳、平凡社、1971.10.25 「1984年」オーウェル著・新庄哲夫訳、ハヤカワ文庫、1972.02.15 「動物農場」オーウェル著・高畠文夫訳、角川文庫、1972.08.30 ☆関連図書(既読) 「ルポ貧困大国アメリカ」堤未果著、岩波新書、2008.01.22 「ヒンドゥー・ナショナリズム」中島岳志著、中公新書ラクレ、2002.07.25 「ガンディー『獄中からの手紙』」中島岳志著、NHK出版、2017.02.01 「オルテガ『大衆の反逆』」中島岳志著、NHK出版、2019.02.01 「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎・大沢真幸著、講談社現代新書、2011.05.20 「夢よりも深い覚醒へ」大澤真幸著、岩波新書、2012.03.06 「太宰治『斜陽』」高橋源一郎著、NHK出版、2015.09.01 「「平和」について考えよう」斎藤環・水野和夫・田中優子・高橋源一郎著、NHK出版、2016.05.30 (アマゾンより) 現代社会に蔓延する「空気」の実相に迫る! 2018年3月の放送後、SNSを中心に大きな反響を呼んでいる「100分deメディア論」待望の出版化! リップマン『世論』、サイード『イスラム報道』、山本七平『「空気」の研究』、オーウェル『一九八四年』の四作品をとりあげ、「偏見」や「思い込み」「ステレオタイプ」の存在に光を当てるとともに、ネット社会を生きる私たちがとるべきメディアへの態度について考える。続きを読む
投稿日:2020.04.29
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