たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

重松清 / 新潮文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • tomokinki

    tomokinki

    平成、昭和…わたしたちの世代、親の世代、祖父母の世代…といろいろな世代の人々が交差しながら話が続いていくフシギな「お話の世界」。ストーリーは途中、退屈かな?と感じる部分はあったけど、わたしたちが普段感じているけど口には出せない想いを登場人物たちが代弁してくれる箇所が所々にあって、だからわたしは重松清さんの小説が好きです。

    男子に、世間に、同じ女子に、その他もろもろ、負けていないはずなのに勝てないことは、たくさんある。
    子どもの頃の後悔や心残りは、おとなにならないとわからない。振り返るたびに胸が痛くなる思い出があって、それで初めて、後悔や心残りに気づく。
    生きていれば、みんな、思いどおりにならないことも、うまくいかないことも、失敗することも、誰かに負けてしまうことも、なにかをあきらめることも…たくさんある。「でも終わるな」

    などなど。
    気持ちが優しくなれるような気がします。
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    投稿日:2020.04.13

  • ビブリオラボとくしま

    ビブリオラボとくしま

    団地が好きで、年始から団地関係の本ばかり読んでいます。筆致も優しく人の描き方も丁寧ですが、手放しのハッピーエンド感が少々あり、重松清さんの作品をいくらか読んでいると、既視感と、少しの物足りなさがあります。

    平成生まれが昭和ノスタルジア的世界観に惹かれることについて思うところがあります。昭和ブームから十余年が経ち、ノスタルジー批判も手あかのついたものになりがちですが、それでも「古き良き」的なものに(場合によっては当時を知らなくても)ひきつけられる、その根源たる魅力や、対価として失うもののことを、もっと丁寧に考えていきたいですね。「高度経済成長の象徴としての公団住宅」はタイムマシンの必要な遠く過去のものですが、団地暮らしには「昔とは違う今の」視点とはまた別の同時代性があるように感じます。(みゃーつき)
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    投稿日:2020.01.27

  • 佳月

    佳月

    微妙なファンタジーで、正直つまらなかった。
    50代、60代の男性で、少年時代を懐かしく思い返せる人には合うのかも。
    ガリ版は小学生の頃に使ったことがある(ガリを切るのは先生で、児童が刷ることがあった)ので想像出来るが、若い人には、あの味わいを想像するのは難しいかも。

    でも、ラストは良かった。
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    投稿日:2019.10.01

  • todo23

    todo23

    出来はさほど良いとは思わないのですが。。。
    一徹な老人、真っ直ぐで賢くて活発な少女、いじめられる少年、いじめる少年、高慢ちきだがどこか寂しげな少女、ちょっと頼りないお父さん、明るくパワフルなおばさん。老朽化が進み、高度成長期に溢れてた明るい未来など影もなくなったノスタルジックな団地。重松さんがお得意のパターンがずらりと並びます。ですから途中までは初読にもかかわらず既視感など感じながら読んでました。
    最後でぶっ飛びましたね〜。満艦飾のフェスティバルみたいなハッピーエンド
    最初から『流星ワゴン』的なファンタジー要素はあったのですが、それにしても少々矛盾があろうが無理筋だろうがとにかく突っ走る。重松さんがここまでやるかと少々呆れつつもいっそ爽快でしたね。
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    投稿日:2019.05.20

  • りんご花

    りんご花

    このレビューはネタバレを含みます

    団地が舞台で、タイムトラベルの基地になってるドラマが本当になっちゃうようなお話。
    私としてはあの悪役は立ち直れないほどぼこぼこにしてほしかったところですが、現実はそんなものですよね。
    徹夫さんが不器用なりにコミュニケーションをとるところとか、すごく待ってた感がとても可愛いです。

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    投稿日:2019.03.31

  • minerva-48

    minerva-48

    高度経済成長期以降、日本全国に建設された鉄筋コンクリートの集合住宅=団地。建物も住人も古くなり、解体そして再開発に。1970年代にこうした団地に住んだ多くの世帯。夫婦と成長し巣立っていった子ども世代。そして、その孫世代の思いとは。続きを読む

    投稿日:2019.01.07

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