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名取佐和子 / 幻冬舎文庫 (17件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
あのほっこり話を再び!
まさしくリターンズ!短編が最後に一つにまとまるのは、前作と同じ。今回は、ペンギンそのものよりも、登場人物達自身が、より主人公だったかな? 内容もさることながら、所々、面白い表現がありましたよ。「…ペンギンの肩が-どからどこまでが肩なのか今一つわからないけど-しゅんと下がったのを、真之介はたしかに見る。」確かにどこが肩なのかはわからんよね。それにペンギンが、外から水族館内ペンギンを見つめていたら面白い図になるよなぁ。 なんにせよ、ホントにこんな鉄道と遺失物保管所があったらいいよね。 忙しさにかまけて、どこかへ忘れてきてしまった物をこの小説を読んで取り戻してみませんか? それにしても、なぜペンギン座ってないのでしょうか?確かカメレオン座ってのは、あったと思うんだけどな。続きを読む
投稿日:2019.09.09
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ニセ人事課長
「ペンギン鉄道なくしもの係」の2冊目。 前作と同様、駅や電車で忘れ物落し物をして、鉄道会社の遺失物保管所を訪れる人たちのお話。 親の離婚届を代わりに出しに行く姉弟、学校の遠足に行かずに自分たちだけで…水族館へ行く兄妹、重い病気と闘う女性と彼女を気に掛ける女医。それらの話すべてに気儘に出没するペンギンとモヒカン頭の男が絡む。 いずれも少しうまくいっていない関係が探し物をしている内にわらわらと解きほぐされていく展開は、どうってことないけど結構泣かせる。 最後の話でモヒカン男が主人公になり、ばらばらに見えたそれまでの話が繋がるところも前作同様だが、ここで明かされる秘密にもほっこり。 前作で「ヘアバンドのよう」と表現されたペンギンの頭の白い帯模様が、今作では「カチューシャのよう」になったのが微妙に気になった。続きを読む
投稿日:2024.04.08
龍花
ペンギンを通じて、心温まる話が展開される 物を失くすより、心のつながりを失くすほうが辛い 生きるという気持ちを失うことも辛い と、思った
投稿日:2024.01.16
ひだまりトマト
ハートフル日常の謎のミステリーですね。 「ペンギン鉄道なくしもの係」の二冊目です。 四話の短篇連作物語です。 今回は、家族を中心に、心の在り方のなくしものをした人々の物語です。 四話がバラバラにみえ…て、最後にちゃんとつながりをみせる、面白さをかねそなえています。 いっけん、強がりをみせている姉弟、兄妹、同級生、そして兄弟、それぞれのかかえている苦悩をペンギン鉄道を通して、描き出しています。 ペンギンも、今回は苦悩するようにさまよい、ペンギンを追いかける迷い人たちを軽快な文章と、心の奥の迷いを謎解きめいて解き明かしていきます。 最後の四話で見事にすべての物語が終結して、涙なしには読み進められません。 心を揺さぶる感動の物語です。続きを読む
投稿日:2023.07.02
ミステイク承知の助
前作を読んで早速続きを読みました。 今回は兄弟のお話。血が繋がっていてもいなくても。そして、そこの兄弟の話しがきたかぁーとなった最終話。 ほっこりあたたかいお話しでした。
投稿日:2022.03.10
こばたく
心温まる短編4篇。 遠足に行きたくない小学生の兄がイケイケの妹と遠足に行くお話。旦那の元に帰りたくない患者と、同じ名前の妹がいた看護師のお話。 そして前三話に共通して出てくる赤髪のモヒカンの男の正体は……? 読み進めれば現れる前作キャラとの関係性 ペンギン鉄道シリーズは前三話を伏線にした最終話が特に心温まる続きを読む
投稿日:2021.11.25
なち
図書館本。 ペンギン鉄道シリーズ第二弾。 今回は様々な兄弟の忘れ物がテーマのお話。 前作と同様、4章からなる短編で、そのなかでも「わすれもの係」の守保さんの元へなかなか帰ってこないペンギン、そして何や…らペンギンを追う怪しげなモヒカン男。 最後の章でまるっと伏線や謎、そして守保さんの過去も分かり、読み切った後にはじんわりと感動。 そして前回登場した人物や内容も出て来てほっこり。 私もペンギン鉄道乗ってみたいな。続きを読む
投稿日:2021.07.22
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