【感想】裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ

宮澤伊織 / ハヤカワ文庫JA
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
8
4
2
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ブクログレビュー

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  • グゥ

    グゥ

    第3巻。空魚と鳥子はこれまで何度も死にかけながらも裏世界に慣れて(?)きたのか、秋になりお弁当を持ち込んでそれこそホントにピクニックみたいなことから始まる。たまにはちょっとのどかなのもいいかもねと思っていたが、甘かった。やっぱり危険極まりない。今回は空魚の家族に起きた過去のカルト騒動の続きや裏世界に対する思い、さらには鳥子の家族構成のことも少し明らかになり、この先の2人の関係性にも関わってくるのだろうか?冴月もいよいよ直接的に接するようになってきて続きが気になる。しかし、もしも自分が小桜だったら発狂して気が狂いそうだ。

    「ヤマノケハイ」
    空魚と鳥子は沖縄で購入した農業用AP-1を使い、ゲート間を繋ぐ安全なルートを確保しようと裏世界に入る。進むうちに上部を円盤状のものが回転する展望台のような見慣れない建物を見つける。そこでお弁当を食べるうちに様子がおかしくなり、外に出て不気味な動きをするものに襲われる。

    「サンヌキさんとカラテカさん」
    空魚の後輩である茜理から、友人の夏妃が変な猿に話しかけれてからおかしなことが続いていると相談される。3人は夏妃の家に向かい、異様な老婆に遭遇する。

    「ささやきボイスは自己責任」
    夏妃が怪異に巻き込まれたのは、〈ウルミルナ〉と名乗る人物の怪談動画を見たためだと推測する。小桜の家でその話をしている時にちょうどそれらしき動画が検索される。小桜の家からの帰り道、空魚と小桜が何者かに車で連れ去られる。目を覚ますとそこには潤巳るなと何人もの男女がいた。

    鳥子、小桜、るな、この3人は冴月に対する強い思いを持っている。依存や崇拝といった類の感情。空魚は直接的に冴月と知り合っていないから感情的には特別な思いはないのだが、読み進めてくると何らかの強い繋がりが一番強く現れてきそうな気がするのだが思い違いだろうか?果たしてどうなるのか?
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    投稿日:2023.09.02

  • りーり

    りーり

    季節は秋。 裏世界探険にも快適さを求めるようになった二人は移動用に農耕機械を買ったり、お弁当を持ち込んでみたり。 しかし、裏世界からの脅威は確実に二人に接近していて・・・。 空魚と鳥子、対決の秋。

    裏世界からの確実な攻撃を受ける第三作、二人の関係性が大きく動いていく。。続きを読む

    投稿日:2023.08.08

  • Reina

    Reina

    このシリーズやっぱり好きだ。ホラー感もちょうど良いし、ラノベだからこそ風景が真っ直ぐ頭に中に入ってくる。(その分ホラーシーンが怖いけども)

    続きはいつ読もうかな〜♪

    投稿日:2023.07.07

  • こだち@tl記録用

    こだち@tl記録用

    このレビューはネタバレを含みます

    KUにて読了。空魚と鳥子の関係の深まりもこわい方向になってきた(相互依存みがつよい)。あとるなこわいるなこわい彼女正気に戻れるのか?冴月の干渉も強くなってきてどうしてかつての空魚が灯油用意していながら生き延びたのかもだいぶ怪しくなってきた。なんでだ。こわい。

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    投稿日:2023.02.25

  • たまご

    たまご

    このレビューはネタバレを含みます

    空魚と鳥子の裏世界探索も順調に進み、さらに農機AP-1を導入して探索の充実化をはかる2人。相変わらず裏世界案件に踏み入れたり、巻き込まれたりを繰り返す。
    裏世界での移動手段も手に入って裏でどんな都市伝説と出会えるのかと思ったら、表の案件が裏世界関連という展開だった。
    今回のヤマノケとサンヌキカノはこちらが何もしていないのに巻き込まれる系でリアルでも遭遇する可能性はないとは言い切れない。1巻の猿夢やチャイムの訪問者など万に一つの可能性が自分にもあると想像してしまう。ましてや空魚と鳥子のようにどちらかに何かあってもどちらかが冷静に自分の出来ることを考え対処出来るとは思えない。
    一方、ウルミルナの最初自己責任系はほぼ悲惨なことになるのがお決まりだがその通りで都市伝説より人が怖い。
    今回またカラテカが出てきたが個人的に善意の塊で友好的なのに結果的悪意を含んだかのように何か厄介事を持ってくる人が苦手だ。空魚の気持ちがよく分かかる。

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    投稿日:2022.05.12

  • るこ

    るこ

    SF。ファンタジー。ホラー。シリーズ3作目。
    久々に読むシリーズ。
    相変わらず、ストルガツキー兄弟の『ストーカー』を思いっきりライトノベル風にしたシリーズという印象。
    読了後に何か心に残るような作品ではないが、読んでいるときは楽しいのは確か。
    カラテカさんが良いキャラですね。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.05

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