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土屋賢二 / 文春文庫 (7件のレビュー)
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出雲一寸
読書録「そして誰も信じなくなった」4 著者 土屋賢二 出版 文藝春秋 p41より引用 “ 人類は多くの難事を成し遂げたが、その 原動力は、何事も簡単にできると勘違いする 軽率さである。” 目次よ…り抜粋引用 “ネジが可愛く思えた日 ある謝罪会見 年はとるな 清らかさの極地 旅行と想像力” 経歴はいまいちはっきりしない哲学者によ る、ユーモアあふれるエッセイ集。雑誌連載 をまとめた文庫オリジナル。 パソコンのハード増設から病院に対する恐 怖まで、口先で考えたような文章で綴られて います。 上記の引用は、生きることと軽率さについ て書かれた項での一文。 余計な苦労をしたくなければ、何かを始める 前に立ち止まって考えなければならないので ようね。しかし皆が皆そうだと、変化が起こ らない世の中になるのでしょう。行動力のあ るあんぽんたんの重要性について、考えさせ られます。 読めば気持ちが楽になる、心の鎮痛剤といっ た感じの著者の一連の作品の一つです。 ーーーーー続きを読む
投稿日:2023.11.07
枝乃
久々の土屋先生エッセイ。あいかわらず、事実・誇張・虚構の境目がよくわからない。ふとした瞬間に深遠なことを述べているようで、次の瞬間にはおちょくられている気がする。いつどのエッセイを読んでも翻弄される。…それがいいのだけど。続きを読む
投稿日:2020.12.19
ミント
著書初読み。 こんな思考、発想を持ち続けておきたい(笑) 読後うっかり一晩おいてしまったので、内容は思い出せないけど。
投稿日:2019.04.08
Dr.(読多ー)あんころ猫
エッセイストとして一番大好きな土屋賢二氏の本です。 久しぶりに読んだけど相変わらずのツチヤ節は全開でした。 面白かったです。
投稿日:2019.02.27
kemtarou
時間の浪費と思いつつ読むのが、筆者の本。文体の特徴を知り尽くしながら、笑いに誘われる。内容も厚さも薄いので、一気に読めて何も得られない。と思ってたら、今回は違った。示唆に富む2点の含蓄。最初は物忘れの…進化、第一に名前を忘れ、第二に顔を忘れ、第三にジッパーを閉め忘れ、第四にジッパーを開け忘れる。車内で吹き出してしまう。次はAI進化のあり方。IT技術が効率化の対象として人間から単純作業を取り上げる。本来IT技術は人間の弱点を補うべきであり、人間は単純作業は得意だが、高度の判断をするのは苦手で、人間でもできる作業は奪ってはならないというパラドックス。人間とAIの棲み分けに踏み込んだ意見?と言えなくもない。続きを読む
投稿日:2018.12.29
finger0217
書店でヨシタケシンスケの表紙に釣られて購入しましたが、いまいち世界観に入り込めませんでした。 語り口は軽妙でユーモアもありますし、語っている内容も決してつまらないものではないのですが、エッセイ全体と…して、筆者の「思い」というか「主張」にしっかり共感することができませんでした。 一つひとつのエッセイも長くなく、手頃なボリュームなのですが、これといった理由もなくただ「読みにくい」という作品でした。 残念。 第1部の「疑の章」を読み終えたところで置いてしまいました。続きを読む
投稿日:2018.12.14
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