「アタマのやわらかさ」の原理。 クリエイティブな人たちは実は編集している

松永光弘 / インプレス
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
2
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • a0019447

    a0019447

    このレビューはネタバレを含みます

    共感する部分多く、好きな本。

    <メモ>
    ・クリエイターは優れたアイデアを評価するときに、ひらめきではなく、発見を重視する。見つけるために、アタマの中でたえず編集が起こっている。編集的に物事をとらえ、編集的に解釈するからこそ、物の価値や意味を普通ではないものに変えることができる。

    ・アタマのやわらかさは新しい問いかけが生まれる起点になる。

    ・だれにもいわれていない主張を見出す。
    発想の瞬発力ではなく、望むような結果にたどり着くまでのう考え直し続けるか。

    ・価値を固定させずに、新しい可能性をさぐること

    ・ものごとを視点で考えること。切り口、アングル。
    様々な視点からみつめることで、新しい価値が見つかりうる

    ・様々な視点とは様々なものとの組み合わせから考えるということ。
    文の組み合わせ、写真の組み合わせ、人の組み合わせいろんな組み合わせから新たな気づきが得られる。いろんな組み合わせを可能性を否定せず試してみること。
    ・編集者は組み合わせを一つ一つ吟味しながら、書き手が伝えようとしている価値やメッセージが適切に効果的に引き出されているのかを確認していく。

    ・価値は組み合わせから引き出されている。組み合わせが変われば価値は変わる。
    組み合わせを作り、引き出される価値を読み取り、価値を判断する。これを繰り返せることが編集であり、頭の柔らかさといえる。

    ・「困っている」から「普通」と「ふつう」から「よりよい」では、解決の仕方がことなる。よりよいへはゴールが複数存在することに。

    ・よく知らない情報は創造性に使えない。知っているものに邂逅することで触発され、組み合わせ、編集が生まれる。
    調べずにわかる知識を自分のなかに蓄えておく。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.03.17

  • toshifukushima

    toshifukushima

    著者と水野学さんの対談を聴いて、その足で書店に行き購入。『アイディアの作り方』などの古典でも詳しく語られることのなかった発想法を、著者の職業である編集者という立場から、「編集」というキーワードに置き換えて解説。アイディアを創出することに苦しんでいる人におススメ。続きを読む

    投稿日:2019.01.22

  • manybook

    manybook

    笑いとは、人間的なものが社会的なものに侵食してきたときに起こる(平田オリザ)

    広告は見てもらってナンボ。目を止めてもらって、注目してもらわなければいけない。そのためには、言葉であれ、デザインであれ、「すでにあるもの」や「ほかと同じこと」をするわけにはいかない。「新しいなにか」であることが求められる

    たとえば。「コーヒー」には「苦い」という"既存の要素"がある。そのいっぽうには、一般論として「子どもの多くは苦いものが飲めない」という"既存の要素"もある。この両方を組み合わせつつ、そのあいだに関連性を読み取ると、「苦いコーヒーを飲むのは大人になった証である」「コーヒーの苦さは大人の楽しみ」といったコーヒーの「新しい価値」が見つかる。それがアイデア、もしくはアイデアのもと

    特殊資料と一般資料(ジェームス・ヤング)

    「モノ」と「視点」
    「モノにまつわる要素」と「人生や世の中にまつわる要素」
    「視点から見る」は、「別の要素との組み合わせのなかで、関連性を意識しつつ、価値を読み取ること」と翻訳できる

    編集とは、組み合わせによって価値やメッセージを引き出すこと

    そもそもモノや人、情報の価値は、組み合わせのなかで決まる

    イスの価値は、はじめから決まってるのではなく、さまざまな要素との組み合わせのなかで決定されてる。同じように、世の中のあらゆるモノや人、情報などの価値は、なにかと組み合わせたときにはじめて引き出される。もっと言えば、そもそも世の中のモノや人、情報といったものは、なにか別の要素と組み合わせなければ、情報を発現させることができないーそういう原則のようなものが編集という営みの前提にはある

    たとえば、若い男女が歩いているのを見たら、ほとんどの人が「夫婦かな」「友達同士かな」「もしかして..」と、2人の関係(共通項)を想像します。そういった共通項を掴んだ上で、つぎにその共通項において「どこが違うか」を意識する。「どこが同じか」がわかるから「どこが違うか」が意識される

    「どこが同じか」が分からないと「どこが違うか」を意識できない

    この共通項が、いわゆるコンテクストで、文章で言えば、文脈のこと

    Aさんの価値は、Aさんだけを見ているときには、はっきりしません。なにかとなにかを組み合わせたときにはじめて発現する

    常識とは「便宜上の価値」のこと
    道路にはさまざまな価値があるが、車やバイク、自転車、人などが「行き来する場所」としての価値が標準のものとして共有されていなければ、突然、道路の真ん中で昼寝をする人が出てきたりしかねない。そうすると、コミュニティとしての営みが成り立たなくなる。だから、そんなことが起こらないように、私たちは特定の組み合わせから生まれる価値を、便宜上、「これはこういうものだ」と固定化し、標準のものとして共有している

    「常識」とは、特定の社会やコミュニティにおいて、便宜上、固定された組み合わせから生まれる常識

    「常識」は、特定の社会やコミュニティにおける行動をスムーズにするいっぽうで、価値を引き出すもととなっている組み合わせを固定する。ほかの価値が引き出される可能性を小さくしてしまうわけで、発想の広がりにストップがかかってしまう

    「組み合わせて考える」のは、モノや人、情報の価値を引き出すには、そもそも組み合わせが必要だから

    ものの捉え方を変えられない人は、モノだけ、価値だけを見てしまっている、価値が発現していきたものとは思っていない。でも、「価値が組み合わせから引き出されている」と理解して、その組み合わせ自体を変えようと考えれば、捉え方は変えられる。「新しい価値」を見つけられる。それが「アタマをやわらかく使う」ということ

    ①組み合わせをつくる
    ②引き出される価値を読み取る
    ③価値を判断する

    創造性に求められるのは「よりよい新しい価値」を生み出すこと

    ふつうを、よりよいにする。それに応えられるのが「新しい魅力」

    「なにそれ」と「当たり前でしょ」の間にある価値「そうかも」
    続きを読む

    投稿日:2018.12.27

  • はんぶんえりか

    はんぶんえりか

    このレビューはネタバレを含みます

    「アタマの中を常識から解放する!」
    文句を言いたくなったときこそ、自分の中の常識に縛られてることに気づけるということ、そしてそのときこそ、アタマのやわらかさを試せるときであること!
    着眼点を変えて、捉え方、組み合わせを変えていこう。そうしよう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.11.21

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。