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池上正樹 / 集英社新書 (6件のレビュー)
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ホトケ
努力しても駄目な理不尽な目にある社会的孤立者たちのルポタージュ。 淡々と生を絶つ事となった柴田さん。文面や会の条件付けなどから察するに自分で言うほど不真面目な人間ではなかったと思われる。父親のアルコー…ル依存と母親の風見鶏的態度も影響大なのであろう。自己責任という言葉を嫌いつつ自己責任で死を選ぶ状況を看過してよいものなのか考えさせれられる。続きを読む
投稿日:2020.09.06
taka092767
【認知症に近い】 著者の講演会に参加し購入。 精神障がい者とも不登校児とも違う「モヤモヤ」を講演会後、読了時に感じた。 モヤモヤの原因は、当事者達に共通する「他者責任」的な考え方だ。 国が悪い、行…政が何もしてくれない、変わるのは自分では無く周り… コミュニケーションの基本として「相手を変えるのは難しい、自分を変える方が易しい」があるが、自分を変えることをしないことでコミュニケーション不全を起こしている。 認知症は「状態」であり、病気ではない。病気があって起こるかもしれないが、病気でなくても起こる。 ひきこもりも病気そのものではない、生きづらさの「状態」である。生活に不自由さがあると言う意味では同じだ。 違うと思うなら、怒りを感じるなら、そのエナジーを自分の変化に変えてみれば良いのにと思う。続きを読む
投稿日:2019.06.12
マヌルネコ
このレビューはネタバレを含みます
序章から何とも例えようがないずしりと鈍く重い気持ちになりました。 当事者である柴田さんの 「いっそのこと、絡み合った問題の糸を、全部燃やしてやった方が早いのではないか」 という言葉の背景を想像すると、同年代だからなのか、共感する部分もあるからか、どうしても他人事には思えませんでした。 その後の章でも様々な理由・環境で”ひきこもり(未満)”の状況にある方々が出てきて、中には警備員になられた高橋さんのような理想的なステップを踏んでいかれる話もありましたが、やはり再び最終章で紹介された柴田さんの話が序章とあわせて印象に強く残りました。 最終章では柴田さんから筆者の池上さんに送られたメールが時系列で紹介され、折々のアクションについても書かれていましたが、個人的には最初の会合の開催をきっかけに少しずつナーバスになられていっているように感じました。 柴田さんの思うような条件で会合が開催され、理想の形でできていたら、もしかしたらもう少し生きていらしたのか? そんな想いもふと抱きました。 同時に冒頭の「問題の糸を全部燃やす」という言葉を発した時には、もしかしたらそれはそこまでの本気ではなかったのではないかとも感じました。 勝手な推測ですが、9カ月のロスタイムは生きる糧になる物事への希望が少なからずあったからではないのかなと。 とりあえずは読み終わった直後の感想を思ったままに。 もっと頭を整理してまとめておきたい考えや感想もあるけど…。
投稿日:2019.05.09
livike
読むと胸が痛くなるほどよく取材している。確かに、どの年代でもサポートとフォローが必要。その描かれている社会が良いか、悪いかを見極めるには「お金持ちと権限やパワーを持っている人」をどう接するかではなく、…「一番弱い人」(どんな年齢、民族、環境等)をどう接するかが重要ですね。「一番サポートを必要としている」人を切り捨ているように無視するのであれば、その社会には明るい未来が訪れるはずがない。続きを読む
投稿日:2019.01.17
sunny
30~50歳代の稼動世代に対するフォローがない。 親からのプレゼントのはずが、子どもにはプレッシャーに感じる。 わかる。
投稿日:2019.01.16
hvnstr
はじまりは自殺した男性の話から。中年のひきこもり。パワハラ、リストラによる失職、疾病、障害、介護や離婚。誰でも簡単に人生を失う恐れがある。ルポだけで答えもない。
投稿日:2018.12.30
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