チェコSF短編小説集

ヤロスラフ・オルシャ・jr., 平野清美 / 平凡社ライブラリー
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
1
2
1
1
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • vinland

    vinland

    チェコといってもカフカしか知らなかったけど、東欧の中でも有数の工業国であったし、共産圏の抑圧やロシアの影響が反映されてちょっと暗いけど独特の雰囲気をもった作品が堪能できた
    ディストピアを描いていても、最近のSF映画にあるような退廃的な感じじゃなくて、論理的でしつこい感じだしそこからどうやっても抜け出せない絶望がひしひしと伝わる
    SFをエンターテイメントというより文学としてとらえてるのかなと感じる一冊だった
    裏を返すとカフカの発想の背景を垣間見れる本でもあると思う
    続きを読む

    投稿日:2020.05.26

  • yamada3desu

    yamada3desu

    タイトルの通り、チェコのSF作品11編を集めた短篇集。
    最も古い作品が1912年、最も新しい作品が2000年に発表されている。
    チェコスロバキアからチェコとスロバキアが分離したのが1993年なので、全11編中10編はチェコスロバキア時代の作品になっている。

    チェコの作家といえば、カレル・チャペックが最も有名なのだろうけれど、実は僕はこの人の短編集を全く面白いと思わなかった。
    色々な人が「絶賛」しているので、きっと僕の感性がおかしいのか、僕が読んだ短編集の翻訳がひどかったのか、あるいはその両方なのか、とにかくどこをどう面白がっていいいのかすら判らなかった、という経験がある。
    なにはともあれ、カレル・チャペックって「ロボット」という言葉を作った人と言われているし、「山椒魚戦争」はSFの古典的名作と言われているのだから、凄い人なのである。
    そんなカレルの作品も収録されているのだが、まぁあまり面白くなかったので僕とはトコトン相性が悪いのだろうなぁ、と思う。

    ちょっとよく判らなかった作品や、前出のようにあまり面白くない作品もあるのだけれど、全体的には結構面白く読み進めることが出来た。
    僕としては「再教育された人々…未来の小説」「裏目に出た発明」「デセプション・ベイの化け物」「オオカミ男」「ブラッドベリの影」(これが僕にとってのベスト)「終わりよければすべてよし」(反ナチ作品なのかな)といったところが面白かった。

    古い作品はやはりプラハの春とか、ソ連の侵攻とか、共産主義政権とか、警察国家とか、チェコ(スロバキア)が辿ってきたけっして平和ではない歴史や社会情勢が反映されている作品が多いのだろうな、と思える。
    上にあげた「再教育された人々…未来の小説」「裏目に出た発明」「デセプション・ベイの化け物」などはそんな印象を受けた。
    なので、単純に「SF」と言われてもちょっと異質なものを僕は感じた。
    まぁ、それが本書の楽しみを奪い去ることはなかったですが。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.10

  • saigehan

    saigehan

    難しかったな。正統派のSFといった作品。どれも目が滑る中、最後のインタビュー形式の「終わりよければすべてよし」オンドジェイ・ネフがわかりやすかった。あとはヤロスラフ・ヴァイスの「オオカミ男」くらいがなんとか印象に残った。特にチェコらしさというのははっけできず。全体的に息苦しい感じで、ユーモアがないとしんどいなあ、という感じでした。続きを読む

    投稿日:2019.06.13

  • dipnoi

    dipnoi

    チェコのSFを日本で読めるのは本当にありがたいのだけど、正直翻訳があまりうまくいってないものが多い。でももっと読みたいのでがんばってください。

    投稿日:2019.01.29

  • あ

    このレビューはネタバレを含みます

    ヤロスラフ・ハシェク「オーストリアの税関」★★★★
    ヤン・バルダ「再教育された人々──未来の小説」★★
    カレル・チャペック「大洪水」★★★
    ヨゼフ・ネスヴァドバ「裏目に出た発明」★★★
    ルドヴィーク・ソウチェク「デセプション・ベイの化け物」★★★
    ヤロスラフ・ヴァイス「オオカミ男」★★
    ラジスラフ・クビツ「来訪者」★★
    エヴァ・ハウゼロヴァー「わがアゴニーにて」★
    パヴェル・コサチーク「クレー射撃にみたてた月飛行」★★★★
    フランチシェク・ノヴォトニー「ブラッドベリの影」★
    オンドジェイ・ネフ「終わりよければすべてよし」★★★

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.01.08

  • きつねとぶどう

    きつねとぶどう

    好きなタイプの作品集。不思議で普通じゃない設定、皮肉の効いた笑い、ぞわぞわ内側から広がる怖さ、もやっとする読後感。全部好き。チェコ文学もSFも縁遠かったけれど、衝動買いして正解。

    投稿日:2018.11.05

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。