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ジョアンナ・シェルトン, 滝沢謙三, 滝沢カレン・アン / 文春e-Books (3件のレビュー)
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ししまる
明治にプロテスタントのキリスト教がどのように 日本に広がっていったか。 プロテスタントの宗派は多く、なかなかわたしの自身その組織がつかみきれないのだが、少なくとも一人のアメリカ人とその一家が 誠実にキ…リスト教を広めていこうとした姿は 信仰の原点を見る思いがした。 また、その子孫である作者は最年少、女性初のOECDの事務次長を務めた方。 単なるご先祖への思いだけでなく、当日の日本の政治、経済を綿密に織り込み、日本側からだけでない明治という時代も見えてくる。 明治学院、女子学院、東京女子大学、などその教えが日本の教育を担ってきた事もとても意義深く感じられた。続きを読む
投稿日:2019.03.11
世界読書放浪
元OECD事務次長という人で、曽祖父が日本で宣教師をしていたとのこと。西洋人宣教師の子孫という存在は東アジアでは文化的架け橋にも支配の道具にも使われたのだが、当地生まれでもない曾孫であれば、特に利害関…係を認めるものはなかろう。単純に「ファミリーヒストリー」としての興味の様だが、宣教師が弾圧に耐え、日本人を教化しので、日本は発展したという理解が西洋では一般的ではある。その意味に於いては中国は失敗で、日本は成功なのだが、中国を失ったというトラウマが、今も尾を引いているところもある。ただ、日本人もあくまで近代思想の手段としてキリスト教を取り入れたに過ぎない事は今の信者数や日本語の牙城を見ても分かるのであるが、その辺は文化啓蒙主義が後退した現代では文化を破壊しなかったというところに評価のポイントが置き換わった様だ。そうした事を誇っている箇所もあるが、その辺はフィクションっぽい。続きを読む
投稿日:2018.12.24
文藝春秋公式
【明治学院と同志社大学の教育に携わったアメリカ人宣教師の物語】百四十年前、一人の米国人宣教師がやってきた。トーマス・アレクサンダー、二十七歳。激動の日本の黎明期を外国人の視点から知る。
投稿日:2018.11.20
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