【感想】アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?―――イノベーションが次々に生まれる秘密

ダン・セノール, シャウル・シンゲル, 宮本喜一 / ダイヤモンド社
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • katotake

    katotake

    イスラエルには無礼と感じことがある位、物事を聞き出そうとする雰囲気があるとのこと。
    また軍の役割はネットワークの形成や能力を伸ばす面からも有効に機能している。
    イスラエルの成功例について言及している。

    投稿日:2018.11.23

  • stratton

    stratton

    今どきのビジ本っぽいタイトルになっているけれど、その内容は『イスラエルの作り方』とも言えるもの。
    なぜあのような小国がこれほどのプレゼンスを持っているのかを、具体例を挙げながら(やや冗長気味に)解き明かしている。ポイントはいくつもあるけれど、中でも重要なのは軍の存在。そこで共に時間を過ごした横のつながりが大きくものを言っている。さらに、軍を持っている他の国と大きく違うのは、上下関係の厳しさに縁がないということ。規律を守りつつ、自己主張はする。小国ならではの国家戦略は、こんなところにも垣間見える。
    では、軍を持たない日本は見習うべき点はないのかというと、決してそんなことはない。一人が何役もこなす「マッシュアップ」は、業種や分野の壁が高い日本こそ、見習うべき発想だと思う。先日読んだ『ソーシャルインフルエンス』の中で、本田哲也が指摘していた職種のクロスオーバーがまさにコレにあたる。
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    投稿日:2018.11.18

  • ともとも

    ともとも

    このレビューはネタバレを含みます

    イスラエルのことがよく分かる本。若干、課題よりも”うまく行っている感”の方が強めに出ている気もするが、その特殊性についてよく理解できる。同じ徴兵制をもつシンガポールとの違いもなるほどと思ってしまう。
    様々な事例が書かれているのが、とても分かりやすいし、納得感がある。

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    投稿日:2017.03.27

  • katie1223

    katie1223

    イスラエルで自由になる財産は人的資本以外に何もない。通用するのは開拓者だけ。つまり何もない状況に立ち向かい、必死に仕事をする開拓者たちだけだ。理想主義であり、知識人。
    イスラエルにおけるハイテクは農業からはじまる。器物は農業生産活動の母体になり、農民は科学者になった。耕作地が少なく、水不足という事情からイスラエルは農業先進国になった。

    規模の大きさから寮の優位性が生まれるのに対して、規模が小さいからこそ質の面に集中できるチャンスがある。

    専門家とは例外なく、過去の事実を語る専門家だ。これから起こる事象を語れる専門家は一人もいない。これから生まれる未来についての専門家になるためには、経験に取って代わられるビジョンが必要だ。

    これから10年の進歩
    1. 人工知能
    2. 科学分野における発見の爆発的増大(主に中国とインドで)科学者の数が増えて、テクノロジーも発達する
    3. ナノテクノロジーの出現。人間の脳の解明によって人間の潜在能力を明らかにし、コミュニケーションの様々な仕組みを理解し、社会活動の課題を我々に教えてくれるはず

    イスラエルは経済活動における研究開発費の割合が世界一大きい国。ベンチャーキャピタルの数が世界一。

    才能豊かな人たちの物語というだけでなく、粘り強さ、権威に対する疑問を持ち続ける姿勢、そしてどこまでも格式にこだわらない風土の物語。

    イスラエルの作家アモス・オズ、
    ユダヤ教とイスラエルは常に疑問と議論の文化、つまり解釈や裏解釈、再解釈、反対の解釈などについて自由闊達なやり取りをし続ける文化を育ててきた。ユダヤ文明がユダヤ文明であるのは、誕生したその時からずっと文字通り議論好きであったから。
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    投稿日:2017.03.14

  • 湯豆腐

    湯豆腐

    「イスラエル人5人を管理するほうがアメリカ人50人を管理するよりはるかに複雑な仕事です。なぜなら、イスラエル人は絶えずマネジャーに疑問をぶつけてくるからです。まずこんな質問が飛んできます、”なぜあなたが私のマネジャーなのですか。なぜ私があなたのマネジャーではないのですか”とね」

    人口が1000万に満たず、周囲を敵に囲まれた小さな砂漠の国イスラエル。本書は日本では馴染みの薄いこの国がスタートアップ大国となった要因を紹介した本です。
    印象深かったのは彼らの国民性です。たとえはっきりしていることであっても疑問を懐き、質問をぶつけ、議論を交わし、革新を目指すという性質。与えられた環境の中で切磋琢磨するのが得意な日本人とは真逆ですね。冒頭の冗談には笑ってしまいました。
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    投稿日:2017.02.14

  • ありあ

    ありあ

    イスラエル人のベンチャー・スピリットに焦点を当てた本。起業家精神やベンチャー育成に関して興味がある人向け。

    投稿日:2016.12.12

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