【感想】【合本版】天使の卵(全4冊)

村山由佳 / 集英社文庫
(597件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
111
160
211
53
19
  • ともかくぐっとくる

    「天使の・・」シリーズはともかくぐっときます。非常にお勧めです。「天使の柩」の後書きにはこれ単独でも読めると評されていますが,やはり「天使の・・」シリーズを順番に読んでたどり着いて欲しいと思います.


     あまりのストレートな感情表現とその結末に衝撃を受けた「天使の卵」から
    13年,歩太が偶然関わることになる14歳の少女が今回の主人公です.不
    遇な環境で育ちながらも,純粋な心を秘めた少女の心を解き放つと同時に,止まった時が動き出して行きます.

     ネタバレはしたくありませんが,最後の柩という不穏なタイトルから感じる最悪な事態は起こりません(私も心配でしたから.でも,大丈夫です).歩太も
    これまでさんざんな苦難を超えてきましたからね,
    続きを読む

    投稿日:2018.09.12

ブクログレビュー

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  • 山賊パスタ

    山賊パスタ

    キュウっとくるような恋愛小説。苦しい苦しい恋愛小説。最後は誰もハッピーじゃない。苦しいまま終わる。でも、それはみんながその場では真剣で一生懸命で、その結果。
    著者は違うが、原田マハさんのゴッホを描いた作品を思い出してしまいました。続きを読む

    投稿日:2024.01.20

  • ある

    ある

    瑞々しい恋愛小説。電車内一目惚から始まった,精神科女性医師への直向きな恋。死別の悲しみと後悔,残されたクロッキー帳に,愛がぎっしりと詰まっていて切ない。

    投稿日:2023.11.25

  • 馬場豊

    馬場豊

    主人公は恵まれない家庭に産まれる。
    そんな彼は電車で美人に一目惚れ。美人は実は彼女の姉!
    なんやかんやで種付けセックス。最後に彼女が居なくなる。


    平成の色んなエモい系恋愛小説をまぜこぜにした本。
    ベタだけど、読みやすいし言葉も綺麗。前半はこんな恋愛いいなあって感じで好きだった。

    だけど後半の展開がいかにも過ぎて、読んでて苦痛。

    ありきたりの悪人が出てきて、ありきたりな展開と終わり方。

    いかにもな悪人医師に怒られる受け身の美人。
    たまたま家に行ったら、また別のありきたり悪人が家にやってくる。主人公がぶん殴って助ける。
    そんな彼と情熱的子作りセックス。


    スカッとジャパンの脚本家がシコシコとオナニーするために作った本

    続きを読む

    投稿日:2023.11.04

  • すー

    すー

    このレビューはネタバレを含みます

    歩太が春妃先生へ向ける恋心の瑞々しさがひしひしと伝わって来たかと思いきや、春妃を喪うこととなってしまった時の胸を締め付けられるような切なさも伝わって来ました。不思議な透明感のある作品ですが、どこか心に残るような切なさが忘れられないです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.02

  • pokke

    pokke

    純愛小説ですね。よくある題材だけど、文章が好きな感じで、引き込まれ読了。ただやはり結末が切なすぎました。

    投稿日:2023.09.27

  • abenatsumi

    abenatsumi

    個人的に、読んだタイミングが良かった。
    人との繋がりが絶たれたタイミングで読んだ。
    人との繋がりが絶たれるという事実が描かれていた。
    胸が痛くなるような、ただただ俯瞰で眺めてしまうような、そんな話だった。続きを読む

    投稿日:2023.09.08

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