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筒井康隆 / 新潮文庫 (778件のレビュー)
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くてのみ
主人公のラゴスが世界を回る旅をする物語。 あるときは奴隷に、またあるときは王様に、そして教師に、、、 旅の進行とともに移り変わるラゴスの立場や心情が面白かった。
投稿日:2024.04.06
まつ
とにかく不思議。完全な異世界という感じではなく、リアルな世界とリンクするところが多いからなのか、不思議な力を持つ人が現れると、なんだこれは?と奇妙さを感じる。なんだかすっきりしないものの、つい読み進め…てしまった。続きを読む
投稿日:2024.03.30
bookreadhon
傑作としか言いようがない。 あるときは奴隷に、あるときは王に、あるときは教授として、男は旅をする。魅力的な人間と、出会い、別れ、旅は続く。 主人公ラゴスの完璧とも言える人間性、奇妙で、しかしどこか懐…かしい世界と人々。それらが筒井康隆の美しくもポップな文体で綴られる。 初めは独特なリズムの戸惑うかもしれないが、リズムに乗れるようになれば文字が文字以上の速度とリアリティで脳内に直接流れ込む。この上なく面白かった。 ラゴスは常に何かを追い求めていた。それは知識であったり、女であったり、死の先の何かであったり、それが何であれラゴスが歩みを止めることはない。それこそが旅であり、だからそこ「旅のラゴス」なのだ。 旅小説は旅を通じた主人公の成長を描くことが多いが、本作にはそれがない。ラゴスは常に達観しており、人間性は初めから完成されている。だからこそ「ラゴスの旅」ではなく「旅のラゴス」になっているのだと思う。(辺に説教臭くたびに意味を見出すものよりも、自分はこちらのほうが好き) 知識や学問がとても面白く描かれる。そうだ。学問は本来嫌悪するものではなく、むしろ嬉々として享受するものなのだ。全ての基本は歴史にあるとする考え方も面白かった。考えてみれば、あらゆる学問は歴史の上にあるものなのだから、基本であるに決まっている。 ラゴスのように学びたくなった。 行く先々で信頼され、尊敬され、敬愛され、そして愛されるラゴスの完璧さに、疑いを持つ事が無かったと言えば嘘になるが、読み進めるうちに、私もラゴスに惚れてしまったので文句をつけることなど出来ない。続きを読む
投稿日:2024.03.11
ami
色々な国をラゴスと一緒に見られ、かつ未来の読書体験も出来たようで面白かった。不思議な世界が広がっている。ただラゴスがあまり物事に執着せず流れていく様が何故か淋しく感じてしまった。
投稿日:2024.03.03
ひろ
タイトルそのままラゴスの旅のSF小説。 世界は文明が衰退しているが、 人や動物の心を見、それと同調できる能力や空間転移なる瞬間移動など超能力が一般的な世界。 前半はいい感じに不便な超能力が生活を左…右していてバランスがよく面白かった。 後半にゆくにつれラゴスの目的が明らかになりつつ、科学技術 や政治も混ざりファンタジー感が薄らいでもっと前半のような話が読みたかったと個人的には思う。 ラゴス自体に共感はできなかったり、少し好みに合わない部分もあったがそのラゴス由来の淡々とした語りや文体は好きです。続きを読む
投稿日:2024.02.07
こーーた
高度な文明を失ったことと引き換えに超能力を得た人々が住む世界。そんな世界を旅する男ラゴス。自らの知識と経験を私利私欲のために使わない姿勢が格好良い。ときに奴隷、またあるときは王、波瀾万丈ながらもラゴス…のような生き方に憧れる人、特に男性は多いはず。 続きを読む
投稿日:2024.02.04
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