【感想】マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

吉川トリコ / 新潮文庫nex
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
13
11
6
0
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • jubimari

    jubimari

    IのRoseと比べると爆発力はないけれど、怒涛の歴史的展開にハラハラドキドキ。改めて今の平和な時代に生きていることに感謝。

    投稿日:2024.03.10

  • 雪

    面白くて一気読み。フェルセンとの恋も陛下との愛も女に対する押し付けへの反骨も最高で……Roseでの王太子とのすれ違いにやきもきしてたけどあのときはそれでよかったのかも。

    投稿日:2024.01.07

  • げるぷ

    げるぷ

    三十路を過ぎてもギャル語を貫くとは。イタイタしい?そうしなければ話しが重いのか。ルイ16世がもう少し自発的に動く人だったら。アントワネットにもう少し周りをみる余裕があったら。

    投稿日:2023.06.18

  • そーご

    そーご

    このレビューはネタバレを含みます

    オヴォワーを最後に使った、マリーアントワネットに深く手を振りたい。
    フランス語では「サリュー」と「オヴォワー」と「アデュー」の3つが「さようなら」っていう感じの意味をなすらしいんだけど、

    「サリュー」はじゃあね〜
    「オヴォワー」はまたいつか!
    「アデュー」はさようなら。(永遠の別れみたいな)

    って感じ。死刑台に立つ前にオヴォワーを使ったトワネット。うん、こりゃまた読みに来るしかねえなって感じ。
    この人と、ルイ16世、それ以外の人たちもそうだけど、とんでもない人生を歩んでるなって思った。まじで濃すぎて、自分の人生がちっぽけに見えちゃうくらい。

    慣習と陰謀が漂い、暇ゆえに意味わからん噂が漂うヴェルサイユ。マジでこんなところで生活したくねえ。そう思うけど、多分マリーアントワネットは思う存分楽しんだと思う。それ故にやりすぎちゃったと思う部分もあるけど、少なくともこの小説を読む上では、彼女を嫌いにはなれなかった。

    貴族とか、王族とか、そういった「自分が不幸になるとは思っていない」人々の話だというのすごく伝わってきたし、リアルすぎて色んな登場人物を嫌いになり、色んな登場人物を大好きになった。まじパない。

    歴史って、奥深いというか、知らないのは損やなって思った。一筋縄では行かない日々だけど、今の生活の発端ともなったであろうフランス革命について、違った視点から見れる良作だと思う。

    感動とか、悲しみとか、あぁトワネットよ……みたいな上手く定まらない心持ちだけど、言えることは読めて本当に良かったということ。ベルばらとか、その辺のやつ全然読んだこと無かったけど、読んでみようかな〜なんて思ったりしました。以上

    あ、ルイ様推してます。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.26

  • ロッキー

    ロッキー

    とことん現代語&マリーアントワネット視点で綴られる日記を読んでいくと、悲劇のフランス王妃が、かわいいものと楽しいことが大好きで、ファッションに夢中で、こなれた感じの悪い先輩に憧れて、恋愛に一喜一憂して、傲慢で浅はかで、だけど繊細な、要するに普通のイマドキの女の子にしか思えなくなってくる。
    調子には乗りすぎたアントワネットだけど、その代償が、夫や友達皆殺しの上で斬首だなんて、いくらなんでもオーバーキルすぎる。

    マリーアントワネットは、憎悪をぶつけてくる群衆に自分のことを「知らないからこそ嫌えるってこともあるのかもしれません」と思う。
    確かに今でも、芸能人や、皇族や、ちょっと気に食わない親族や同僚なんかへのヘイトは燃え上がりやすく、それも彼らのことをよく知らないからこそなのかもな。自分も身につまされた。

    ラスト、見せしめのように迫害され、悪口を言われまくる中で、最後までへつらわず、毅然とした態度で凛として前を向いていた気位の高さは、本当にかっこよかった。とっても魅力的。
    実際に「軽やかなステップで断頭台を駆け上がって」みせていてほしいなと思った。

    続きを読む

    投稿日:2022.09.29

  • かな

    かな

    前作Roseで少し慣れたのか、今作はさほどつまずかずに読み切れたと思います。読み終えて楽しかったなぁ~と感じました。マリーアントワネットの明るくて前向き、物事をプラス思考にとらえることができるのは特技といってもいいかと思います。落ち込むことはあっても、王妃のプライドでそれを周囲の人に悟らせない…周囲の人や、読み手はマリーアントワネットに親しみを持つことができます。さすが、吉川トリコさんです!続きを読む

    投稿日:2022.07.12

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。