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高野秀行 / 集英社文庫 (28件のレビュー)
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総合評価:
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ちかち
ソマリ世界に恋焦がれてしまった、高野さんのソマリア紀行本第二段。高野さんのソマリランドに対する飽くなき好奇心が突き抜け過ぎて、片思いを拗らせてしまったようになっちゃっている。前作のソマリランドに比べて…より庶民の生活に触れており、かなり詳しいソマリア文化紹介本でもある。とても読みやすい。恐怖の大王のあたり、かなり緊迫感があってドキドキしてしまった。続きを読む
投稿日:2023.11.01
masui_desu
高野秀行のソマリアシリーズ第二作。 前回に引き続き、ワイヤッブやハムディなどの主要人物は登場し、喧嘩あり、戦争ありの波乱万丈物語。 終盤にかけて、ソマリ人の生き方というか、世界観が色濃く表現されるが、…読んでるだけで好きになっていく。 住みたいとも思わないけど。 怒鳴るのはソマリの文化よ!!!が好き。続きを読む
投稿日:2023.05.04
1692747番目の読書家
危ない国の路地をひとりで歩いてみた、だけで終わらないのが高野さんのすごいところ。 現地の言葉を身に付けてコミュニティの中に飛び込んでいく。常人には真似できない。この本も充実のルポだった。 分厚いから……と、積読している『謎の独立国家〜』も読もうと思う。続きを読む
投稿日:2022.12.26
かおり
「謎の独立国家ソマリランド』の続編。 前回が「ホントにあるのか、そんな国?」という謎解きスタンスで描かれていたのに対し、こちらは「もっと知りたいソマリ世界」という深掘りが軸になっている。だから、前作を…読んでいないとなかなか入り込めないだろうし、展開も(終盤の襲撃事件を除けば)他の高野さんの本に比べて、わりとのほほんとした感じ。 とはいえ、高野さんの本なのでやっぱり面白い。 随所で笑わせてくれるし、大所高所から見下ろす観察者的視点は皆無で、あらゆるトラブルに巻き込まれながら地べたで感じたことを(イタい経験や下ネタもありありで)綴っているのだと感じる。 さすがというか、高野さんの真骨頂だなと感じるのは、アル・シャバーブ(反政府ゲリラ)による襲撃を受けた出来事と、家庭の主婦にお料理を教わる話とが、全く同次元で描かれていること。 本作品中、何度も「素の姿」が見たいというフレーズが出てくるが、つまり、この状態こそがソマリ世界の「素の姿」なんじゃないかと思う。 銃撃とおかゆが、同次元。 『アヘン王国潜入記』でも感じたことを、やはり、ここでも感じた。 それともう一つ。 高野さんが分け入っていきたい秘境って、もしかしたら人の心の中のことを言ってるんじゃないかなと感じた。 そうでなければ、現地語にこだわったり、現地の日常食にこれほど習熟したりする必然性は無いから。 自分と全く違う政治・文化・自然環境・言語の中に暮らす、限りなく遠い「他者」の、またさらに遠い「心」の中にこそ、高野さんは踏み込んでいくべき未踏地を見ているんじゃないかという気がしてくる一冊だった。 タイトル通り、たしかにそれは恋だよなぁ、と妙に納得した。 続きを読む
投稿日:2022.10.11
kato
今作は表紙を飾るハムディさんのいる南ソマリアが主な舞台。日本と思考が全く異なりクレイジーと思わず思ってしまう人達ばかりだが、読み進めると、その土地の成り立ちに適合した合理的な文化を垣間見ることができる…。コロナで旅行がしづらい昨今だからこそ、異文化体験・旅行気分を味わわせてくれる良書と思います。続きを読む
投稿日:2022.03.20
parupito
「恋するソマリア 高野秀行 集英社文庫 2018年」図書館の本。イスラム教過激派は都市の堕落した人間ではなく、農村の田舎にこそ正しいモノが残るマオイズムだ、という主張がしっくり来た。西欧化した非人間的…な社会よりも伝統的な社会を取り戻そうと。ソマリア語、ソマリ料理が面白かった。続きを読む
投稿日:2021.07.04
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